モトクロス競技用のYZ250Fが、8年ぶりに新作エンジンを積んだ。レブリミットは2026年モデルより700rpm高く、吸気側にはYZシリーズ初のフィンガーフォロワーが入る。AMA最強と呼ばれてきた後方排気の250ccが、どこへ進んだのか。雨上がりの宮城県・スポーツランドSUGOで確かめた。
ヤマハ「YZ250F」各部解説


フロントフォークはKYB製。新型ベースバルブの採用により減衰力を高めている。セッティングはYZ250F専用で、メインフレームを共有するYZ450Fとは別物だ。

ドライサンプ化のためのオイルタンクを内蔵したぶん、クランクケースは大きくなった。軽くできるところは軽くし、パワーが上がったぶん強くするところは重くする、というバランスの取り方だ。

サイレンサーは内部構造を変更し、ストレート構造として消音効率を高めた。それでいてツキやパワーは犠牲にしていない。

フレーム上部から覗くリアショックのアジャスター。手で回すことができるノブは、昨今のモトクロッサーのトレンドなのだ。

シートは前後に動きやすい形状で、表皮には滑り止めのパターンが入る。シート高970mmという数字は、足つきの話というより乗車位置の自由度の話として受け取りたい。

試乗会は宮城県スポーツランドSUGOで開催。モトクロス競技用とクロスカントリー競技用のYZが並び、各誌が実走した。見ての通り開発陣が勢揃い。

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