まとめ:Heritage&Legends編集部
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待望のCB-Fリプロタンクが市販カウントダウン
「CB-Fフューエルタンク リプロが今のウチの一番のトレンドですね。11月の発売に向けて最終試作をしていて、それがOKならGOです」

▲TTRモータース・林 一彰さんはアイデアマンと言えるほどに意外で多彩、かつ楽しい考えを表現してきた。それは市場をいい意味で煽りつつ、すべてCB-Fに還元させるためのものだった。
TTRモータース・林さんにカスタムトレンドについて聞いて即返ってきた答えだ。’25年7月に箱根で開かれたCBミーティングでCB-Fのクラブ「FRS+」とともに形状や内容を検討した最初のプロトタイプを発表。この時に「来年秋のリリース予定」とし、想定個数や価格を精査。こうした製品に造詣が深く実績のあるドレミコレクションとコラボレートして約1年の時間をかけ、最終試作にこぎ着けたところだ。
後述する別のトレンドパーツや車両もありながら、このCB-Fリプロタンクがいち推しなのは、TTR/林さん自らがお客さんに向けて使いたいからでもある。

▲『フューエルタンク リプロ』はTTRモータースがCB-FオーナーズクラブFRS+の意見を盛り込みドレミコレクションと共同開発で製作。いよいよ11月の発売予定が迫り、最終試作での確認を行っているところだ。CB750F/CB900F/CB1100F各車のZ~FC/F2CとFBBに適合し、容量は純正同等の20ℓ。高品位スチール製で写真のようなサフェーサー仕上げで即塗装可能。コック径はFCに統一した20㎜。価格は16万5000円、TTRのHPで予約受付中だ。
「何度かお話していますが、CB-Fにはもう程度のいい純正燃料タンクがないんです。“新品で買って保管していた”というものも内部錆びが出ていて使えない。なので車両レストアを依頼されて作業しようにもタンクで止まったりとか時間がかかったりするんです。
そこが解決できるのが大きい。このCB-Fリプロタンクがあればレストア、カスタムでももちろん使えますからそれらの作業が早くなる。その上に今の新品ですから漏れはないですし錆びや錆び取りコーティング後に見られるような燃料系詰まりもなく、これから長く使える。楽しみになると思います」(林さん)
CB750/900/1100Fに適合し純正同様の20ℓ容量、価格は16万000円。サフェーサー仕上げだから好きな色にも発展できる。もし純正色仕上げしたいなら、発注時にTTRに同時オーダー(別料金)すればいい。同店は塗装部門を用意し、外装塗装から機能塗装まで問題なし。CB-F純正色の調色も多くの実績があるし、後述する『エフモン』の各カラーでもそれはよく分かる。いよいよ、だからいい続報を待とう。
新型CB1000Fのショートパーツにも注目
次いでの注目は、新型水冷CB1000Fに向けたパーツだ。同車がモチーフとした空冷CB-F、そのスタイルにより近づけてしまえるちょっとした、でも重要なパーツ群だ。

「フロントとリヤの各ウインカーキットとホーンキットですね。これらでCB1000Fをパッと見でもっと空冷CB-F的な印象にすることができると思います。薄いプレート状のメーターに付けて立体的な形状にするメーターカバーは引き続き開発中です」(林さん)

▲ペイントといくつかのオリジナルパーツで'81年型CB750FBのレッドを思わせるようにしたTTR・CB1000F。CB1000F用パーツはフロントウインカーキット(LED灯で取り付けステー付き、2万8600円)、ホーンキット(1万7600円)、今車両に装着されるデイトナ製フェンダーレスキットに合うよう作られたリヤウインカーキット(2万8600円)が販売中。メーターカバーキットは開発中、マフラーは試作。サイドカバーのCB1000Fロゴの色や書体も750FBに寄せながらこのスペースに合うようにアレンジしている。
丸いヘッドライト下に置かれるダブルホーンと、その横に伸びるちょっと大きめの角型ウインカーは空冷CB-Fをそれと認識させる重要アイテム。リヤはデイトナ製フェンダーレスキットに対応し、ちょっとしたカスタム感も作る。

いずれもCB1000F純正カラーとのマッチングもいいし、その延長でCB-F純正色オールペンとの組み合わせも似合うはず。こちらもTTRでペイントすれば元々のパーツサイズ違いに対するアレンジがより緻密にでき、ライン位置やロゴピッチまで合わせてくれる。

メーターカバーは北米仕様Fの形状を元にいったん試作した後、形状含めて検討・開発中。こちらも続報待ちというところだ。
エフみたいなモンキーもFの世界への注目を増す
TTRのトレンドはまだある。『エフモン』だ。「CB“エフ”みたいな“モンキー”125」。JB01(’18~’21年型)/03(’22~’25年型)/05(’26年型)の各モンキー125にボルトオン装着できる外装キットで、車名通りにモンキー125をCB-Fルックにコスプレできる。

外装はFRP製で、タンク~シートカウルを一体成形したタンクシート一体カウル、リヤを引き締めるリヤフェンダーにFらしい角型テールランプ、シート(パターン付きはオプション)。そして取付金具というオールインワン。
燃料キャップもFの形状を再現しながら別体式となっていて、これを外せばモンキーの燃料キャップがぱっと出てきて給油の問題も全然ない。これにもCB-Fスタイルのホーンとウインカーがオプション設定される。
車体色は「FB RED」、「F・S SLV」、「FC RED」に「BOLD RED」(いわゆるボルドールカラー)、「FB BLK」(FB黒)の純正各色が「塗装プラン」メニューで用意され、ほかに未塗装も選べる。
2024年の発表以降、主にFのオーナーが気軽なセカンドバイク用にとして購入するという。人気はFB RED。これに’26年は『エフモン第2弾』が加わった。CB400 FOURがモチーフでレッド、イエロー、ブルーの3色を設定し、こちらも好評だ。
ところで林さんはこのエフモンを意外な方向に展開中だと言う。
「’27年ワンダーフェスティバル(ガレージキットの祭典)に出展します。タミヤ、アオシマの1/12モンキー125に付けられるように。もう3Dデータも取って型も作り、量販前提で進行中です」(林さん)
ジャンルはちょっと違うけれどこれは面白い。でもなぜそこまでするのかを聞くと、「Fのタンクを売るためです」と林さん。
Fに注目する人が増えれば、車両を走れるようにしようという人が増え、整備の機会やパーツ新作の可能性が増える。ここまでのトレンドに向けた動きは、CB-Fに還元したいからの多方面展開だった。すべては“F”のための環境作り。そんな林さんの次なる動きは、10月11日のミーティング「CB事変」(※)で見られそうだ。
※CB事変の詳細はTTRモータースのHP(https://bike-ttrm.com)で。
モンキー125をFみたいにする着せ替え外装セット「F-MON」





2024年3月の東京モーターサイクルショーでお披露目されたモンキー125用外装キット、エフモン。外装はFRP製で、タンク~シートカウルを一体成形したタンクシートカウル、マグネット&容易な嵌め合いですぐ着脱できるタンクキャップカバー(外すとモンキーの燃料キャップにアクセス可能)、リヤまわりを引き締めるテールカウルにCB-Fらしい角型テールランプ、専用フロントフェンダー、プレーンシート(パターン付きはオプション)、固定金具というオールインワンというキット構成。
ヨンフォアルックで作る第2弾「F-MON2」





2026年春に発表・発売されたエフモン第2弾のモチーフは“ヨンフォア”CB400FOUR。
テールカウルを持たないヨンフォアに合わせてFRP製のタンクカバー/タンクキャップ/サイドカバーとシートをキット化した。タンクカバーを各色で仕上げる塗装プランは「イエロー」「ブルー」「レッド」を用意(サイドカバーはいずれも黒)。
オプションでウインカーやグラブバーにテールランプキット、サイクルフェンダーステーも設定される。モンキー125があれば、第1弾と第2弾の着せ替えも楽しめるのだ。
取材協力:T.T.Rモータース
レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部






