まとめ:Heritage&Legends編集部
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18インチらしい仕立てもより生かすエンジン加工
「フルカスタムでありながらノスタルジックな雰囲気をしっかり感じられるような車両として作る。今見れば大きめのウインカーなどもオーナーさんのオーダーです」
こう、ACサンクチュアリー代表の中村さんが説明するZ1。同店コンプリートカスタムのRCM(Radical Construction Manufacture)として作られ、シリアルナンバー657が与えられる。成立から25年以上が経つRCMの初期段階で練られた車体加工=フレームの確認と修正の後に行う補強や加工と仕上げ。そこに組み合わさる足まわりパーツにも操縦安定性を良くするトレール量を作るフォークオフセットの選択、キャスター角の設定がある。

「フレーム補強などの基本は同じようにしながら、前後17インチと前後18インチ、それぞれに適したディメンションを考えています。Z(フロント19/リヤ18インチ)のノーマル26度はやや寝過ぎ感もあるので、前後17インチにするなら現代スポーツモデルに近い23.5度あたり。これが前後18インチだと24~25度あたりの設定になります。フォークオフセットも17インチなら35mm、18インチだとハンドル切れ角も考えながら45mm。これらの数値は昔からの定番になっています」
こうした車体構成同様に注目したいのは、エンジンの仕様だ。排気量としてはやや大きめの1105ccが選択されている。

「当社内燃機加工部門のDinx(ディンクス)製Φ73mm鍛造ピストンKITを使い、内燃機加工はDinxで行っています。クランクフルリビルドなどを行い、サンクチュアリーメカニックブランド(SMB)トロコイドオイルポンプを組むなどしています。17インチのRCMだとこうしたメニューが定番になっていて、静かで回りのいいエンジンになるんです。それは18インチ車でも有効なんです。それでかつてはライフ重視で1045~1075ccあたりとしていたのがこの車両のように1105ccと、出力の余裕もありつつ耐久性も余力があるものが積極的に選べるようになったという具合です」(中村さん)
最新仕様でチューニングされるエンジンは車体構成をより現代的にした17インチ仕様車だけでなく、オーソドックスに見える前後18インチ車でも有効。ならばこのように活用していくのはいいことだと思える。
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Detailed Description 詳細説明

スカルプチャーステムキットΦ38TYPE-1にデイトナRCMコンセプトハンドルバーをセット、クラッチを油圧作動してブレンボRCS左右マスターをセットしたコクピット。大きめのウインカーもよく似合う。

ステアリングステムの変更でフォークオフセットは純正60から45mmに変わる。メーターまわりは純正をベースとする。

シートはデイトナRCMコンセプトシートで外装ペイントは奥進が担当した。

バックステップ&タンデムステップはナイトロレーシング。クラッチレリーズプレートKIT Type2もナイトロレーシング。ドライブチェーンはEK530RCMだ。

フレームはオリジナルフレーム補強ST-IIで12カ所補強等行いリヤのセミワイドレイダウン加工も行う。エンジンはDinxΦ73mm鍛造ピストンで903から1105cc化、クランクはDinxでフルリビルドしDinxでバルブガイド入れ替え/シートカット加工等も行い、SMBトロコイドオイルポンプも組んでオイルクーラーにも十分なオイルを回す。

キャブレターはミクニTMRΦ36mmをマッチングさせる。

排気系にはナイトロレーシング・スチールメガホンを組み合わせた。

フロントフォークは純正より2mm大径のPMC KYBΦ38mmを組み、フロントブレーキまわりはブレンボP4-40Cアキシャル4Pキャリパー+サンスター・トラッドディスクφ320で構成する。

一方のリヤブレーキまわりは、ブレンボP2-CR84・2Pキャリパー+サンスター・トラッドリヤディスクΦ250の組み合わせだ。

リヤサスはスカルプチャー18インチ専用セミワイドスイングアームに、リザーバーなしのオーリンズショックを組む。前後ホイールはアルミ鍛造のPMCソード・ヘリテイジで、2.75-18/4.00-18サイズを履いた。
取材協力:ACサンクチュアリー(SANCTUARY 本店)
レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部






