ホンダは北米および欧州で、最高峰ツアラー「ゴールドウイング」の2027年モデルを発表した。前年モデルからはカラーバリエーションが変更され、鮮やかな「イグニッション・ブルー」などが追加されている。

まとめ:吉岡直矢
▶▶▶写真はこちら|ホンダ「ゴールドウイング シリーズ」北米2027年モデル(画像23枚)

北米大陸を横断する最高峰ツアラー

ホンダ「ゴールドウイング」は、1975年に登場したGL1000をルーツとし、半世紀以上にわたりプレミアムツアラーの頂点として君臨し続けている、北米市場における文句なしのフラッグシップモデルだ。

今回発表された2027年モデルは主要諸元やメカニズム、全5種類のグレード構成を基本的にそのまま引き継ぎながら、新たなカラーバリエーション構成になっている。ちなみに、欧州はバリエーション数が絞られているので、ここでは北米仕様を基準に話を進めたい。

5タイプの内訳は、長距離ライディングに特化したマニュアル仕様の「ゴールドウイングツアー」、イージードライブを実現する「ゴールドウイングツアー オートマチックDCT」、安全装備を網羅した「ゴールドウイングツアー エアバッグ オートマチックDCT」が用意される。さらにトップケースを排したバガースタイルの標準モデルである「ゴールドウイング」、およびそのDCT仕様である「ゴールドウイング オートマチックDCT」という構成だ。

画像: HONDA GOLD WING TOUR Airbag Automatic DCT 2027年モデル(北米仕様) 総排気量:1833cc エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ水平対向6気筒 シート高:744mm 車両重量:388kg 発売時期:2026年10月 参考価格:3万4775米ドル

HONDA
GOLD WING TOUR Airbag Automatic DCT
2027年モデル(北米仕様)

総排気量:1833cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ水平対向6気筒
シート高:744mm
車両重量:388kg

発売時期:2026年10月
参考価格:3万4775米ドル

1833cc水平対向6気筒エンジンと7速DCTのメカニズム

ゴールドウイングシリーズのパワーユニットは、“ゴールドウイングシリーズのためだけに生産される”排気量1833ccの水冷水平対向6気筒エンジンだ。ボア&ストロークはともに73.0mmのスクエア設計で、高強度鋼合金製のクランクシャフトやアルミ製シリンダースリーブの採用により、6気筒でありながら極めてコンパクトかつ軽量に作られている。

シリンダー間ピッチは81mmに抑えられ、バルブ駆動にはユニカムバルブトレインを採用することで1本のカムで気筒あたり4バルブを駆動。トランスミッションは6速マニュアルと7速自動変速機DCTの2種類が用意される。また、DCT仕様には微速前後進を行うウォーキングモード機能(前進/後進可能)が備わり、巨体であっても駐車場での取り回しをスムーズに行うことが可能だ。マニュアル仕様にはアシスト&スリッパークラッチおよび電動セルモーターによる後進機構が備わっている。

独自のダブルウィッシュボーンサスペンションを持つ高次元な車体構成

車体骨格には部位ごとに板厚を最適化したアルミツインスパーフレームが採用され、低重心化とマス集中化が図られている。フロントサスペンションには独自のダブルウィッシュボーン方式を採用し、路面からの衝撃伝達を抑えるとともに、ステアリング周りの慣性重量を軽減して軽快なハンドリングを実現。リアにはプロリンク構造とSHOWA製ショックアブソーバーが組み合わされる。

ブレーキはフロントにニッシン製6ピストンラジアルマウントキャリパーとΦ320mmディスク、リアに3ピストンキャリパーとΦ316mmディスクを組み合わせたコンバインドABSを装備する。

このほか、ツアーモデルには電動プリロード調整機構が備わり、乗車人数や荷物の有無に応じた4パターンから設定を選択できる。空力性能を追求したカウルには無段階調整が可能な電動ウインドスクリーンを組み合わせ、ツアー仕様では容量61Lのリアトランクと左右各30Lのサドルバッグにより、二人乗りで3泊4日分の荷物を収容できる高い積載能力を確保するなど快適性は万全だ。

先進の電子制御システムと快適なインターフェース

スロットルバイワイヤ(TBW)システムを活用した電子制御技術も充実している。走行環境に合わせて出力特性を最適化するライディングモードは、ツアー、スポーツ、エコ、レインの4種類が設定される。さらに、後輪のスリップを抑えるホンダセレクタブルトルクコントロールシステム(HSTC)や坂道発進を助けるヒルスタートアシスト、クルーズコントロールを標準装備。

コクピット中央には7インチのフルカラーTFT液晶ディスプレイを配置し、アップルカープレイおよびアンドロイドオートのワイヤレス接続に対応している。全車標準装備のグリップヒーターやスマートキーシステムに加え、最上級グレードは二輪車用エアバッグも標準装備する。

GL1500時代にアメリカのオハイオ工場で生産された歴史を持つゴールドウイングは、北米の大地で鍛え上げられたからこそのスケール感と実用性を備えた最高峰ツアラー。2027年モデルの北米仕様は、熟成の域に達した高い基本性能をそのまま引き継ぎ、「憧れのゴールドウイング」としての普遍的な存在感を放っている。

ホンダ「ゴールドウイング シリーズ」2027年北米モデルのカラー・人気投票

【アンケート】あなたはどのカラーが好きですか?

お好きなカラーをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。

  • 画像6: 水平対向6気筒の最高峰グランツアラー! ホンダ「ゴールドウイング」2027年モデルの北米仕様は全5バリエーション【海外】
    メタリックブラック(ゴールドウイング)
  • 画像7: 水平対向6気筒の最高峰グランツアラー! ホンダ「ゴールドウイング」2027年モデルの北米仕様は全5バリエーション【海外】
    イグニッションブルー(ゴールドウイングツアーDCT)
  • 画像8: 水平対向6気筒の最高峰グランツアラー! ホンダ「ゴールドウイング」2027年モデルの北米仕様は全5バリエーション【海外】
    ブラック(ゴールドウイングツアーDCT)
  • 画像9: 水平対向6気筒の最高峰グランツアラー! ホンダ「ゴールドウイング」2027年モデルの北米仕様は全5バリエーション【海外】
    グレーメタリック(ゴールドウイングツアーDCT/エアバッグ)
  • 画像10: 水平対向6気筒の最高峰グランツアラー! ホンダ「ゴールドウイング」2027年モデルの北米仕様は全5バリエーション【海外】
    メタリックブラック(ゴールドウイング)
    22
    10
  • 画像11: 水平対向6気筒の最高峰グランツアラー! ホンダ「ゴールドウイング」2027年モデルの北米仕様は全5バリエーション【海外】
    イグニッションブルー(ゴールドウイングツアーDCT)
    20
    9
  • 画像12: 水平対向6気筒の最高峰グランツアラー! ホンダ「ゴールドウイング」2027年モデルの北米仕様は全5バリエーション【海外】
    ブラック(ゴールドウイングツアーDCT)
    20
    9
  • 画像13: 水平対向6気筒の最高峰グランツアラー! ホンダ「ゴールドウイング」2027年モデルの北米仕様は全5バリエーション【海外】
    グレーメタリック(ゴールドウイングツアーDCT/エアバッグ)
    38
    17

ホンダ「ゴールドウイングツアー エアバッグ オートマチックDCT」2027年北米モデルの主要スペック/価格

全長×全幅×全高未発表
ホイールベース1699mm
シート高744mm
車両重量388kg
エンジン形式水冷4ストロークSOHC4バルブ水平対向6気筒
総排気量1833cc
ボア×ストローク73.0×73.0mm
圧縮比10.5
最高出力&最大トルク未発表
燃料タンク容量20.8L
変速機形式7段DCT
ブレーキ形式(前・後)油圧式ダブルディスク・油圧式ディスク
タイヤサイズ(前・後)130/70R18・200/R16
参考価格3万4775ドル

おすすめ関連記事

This article is a sponsored article by
''.