スポーツライディングが大好きなライター・横田和彦が選んだ3台は、どこか懐かしいスタイリングのバイクたち。だが、ただの懐古趣味ではない。いずれも最新技術で大パワーを安心して楽しめるモデルたち。今だからこそ輝く、魅力的な3台である。

まとめ:オートバイ編集部
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横田和彦プロフィール

1968年6月生まれ。16歳で原付免許を取得して以来、小排気量からリッターオーバーまで数多くのバイクに乗り継いできた。現在も移動のメインはバイクで、プライベートでもツーリングやサンデーレース参戦などを楽しんでいる。

それらの実体験に基づく視点を活かし、ニューモデルのインプレッションや取材記事を、各種二輪媒体に数多く寄稿。バイクやツーリング、モータースポーツの楽しさを発信しているバイクジャーナリスト。

横田和彦CHOICE① ヤマハ「XSR900 GP ABS」

横田和彦の“ココに惚れた!”ポイント

・低めのセパハンによる、前傾ポジションがたまらない!

・細部までこだわった、レーシーなディテールがGood!

・オプションパーツで、さらに当時感が演出できる!

画像: YAMAHA XSR900 GP ABS

YAMAHA
XSR900 GP ABS

あの頃の記憶を刺激する最新のレトロスポーツモデル

MT-09がデビューしたとき、なかなかスポーティな乗り味のバイクが来たぞ! とワクワクした。だが、まさかパワフルな直列3気筒エンジンとデルタボックスフレームを組み合わせた最新スポーツネイキッドが、往年のレーサーレプリカを思わせる姿に生まれ変わるとは考えていなかった。だから初めて実車を見たときは、驚くと同時に感心し、気持ちを大いに揺さぶられた。

その魅力は懐かしさだけではない。ショートテールや小振りな灯火類など、各部の造型に現代的な解釈が織り込まれている点にも注目。昔のカタチをそのままなぞるのではなく、当時の空気感を、現代のデザインとメカニズムで再構築しているところがいい。

またがったときの景色も気分を高めてくれる。低めのセパレートハンドルによるガソリンタンクを抱えるようなポジションは、スポーツライディング好きなボクにとってしっくり来るもので、これならツーリングにも十分行ける範囲だと思っている。

走らせれば、3気筒エンジンの力強さと伸びのよさがしっかり味わえる。ストリートでは十分すぎるほどパワフルだが、電子制御や車体性能のおかげで不安なく走れる。サーキットでは足まわりをもう少し自分好みにしたいと感じた部分もあったが、ストリート向けの設定としては納得だ。

「昔は良かった」ではなく、今だからこそ楽しめる懐かしさと乗り味。その両方を持っていることが、このモデルを選んだ大きな理由なのだ。

あの頃の熱さを再現するオプションパーツの数々

1980年代のGPマシンをイメージしたオプションパーツが充実しているのも特徴。個人的にはシングルシートルックになるシートカウルは外せないアイテムだ。

画像1: 横田和彦CHOICE① ヤマハ「XSR900 GP ABS」

昔はこんなポジションでどこまでも行ったなぁ

セパハンのバイクが大好きで、今までに何台も乗り継いできたボクは、XSR900 GPのレトロ感ある前傾ポジションも大好き。これで北海道までイケるぜ!

画像2: 横田和彦CHOICE① ヤマハ「XSR900 GP ABS」

細部へのこだわりが所有欲を満たしてくれる

アッパーカウルをカウルステーにベータピンで固定するなんて、1980年代のGPマシンみたい。こんな風に各部に散りばめられた“こだわり”が嬉しいんだよね。

画像3: 横田和彦CHOICE① ヤマハ「XSR900 GP ABS」

ライディングポジション・足つき性

シート高:835mm
ライダーの身長・体重:165cm・72kg

ガソリンタンクを抱えるようなポジションは、バイクとの一体感を得やすいもの。シートは昔のレプリカに比べると高めだが、そこは現代的な解釈だといえよう。これでワインディングを走るのは、なかなかエキサイティングな体験だ。

画像1: ライディングポジション・足つき性

ヤマハ「XSR900 GP ABS」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2160×690×1180mm
ホイールベース1500mm
最低地上高145mm
シート高835mm
車両重量200kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量888cc
ボア×ストローク78.0×62.0mm
圧縮比11.5
最高出力88kW(120PS)/10000rpm
最大トルク93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量14L(無鉛プレミアムガソリン指定)
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜20′
トレール量110mm
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
乗車定員2名
燃料消費率 WMTCモード値21.1km/L(クラス3・サブクラス3-2)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格143万円(ホワイト)/146万3000円(イエロー)(消費税10%込)

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