スポーツライディングが大好きなライター・横田和彦が選んだ3台は、どこか懐かしいスタイリングのバイクたち。だが、ただの懐古趣味ではない。いずれも最新技術で大パワーを安心して楽しめるモデルたち。今だからこそ輝く、魅力的な3台である。

横田和彦CHOICE② スズキ「KATANA」

横田和彦の“ココに惚れた!”ポイント

・唯一無二! エッジが効いた、切れ味鋭いデザイン

・現代のスポーツバイクらしい充実した車体構成とスペック

・ブレンボ製キャリパーは安定したブレーキングを提供

画像: SUZUKI KATANA

SUZUKI
KATANA

ルックスも走りもシャープな個性派ストリートスポーツ

KATANAの魅力は、ほかにはない個性的なデザインと、アグレッシブな走行フィーリングの両方を持ち合わせていること。往年の名車をモチーフに、現代的な解釈でデザインし直したスタイリングは単なる懐古調ではなく、新時代のKATANAらしさに満ちた強烈なインパクトを放つ。

車体構成もアルミフレームや倒立フォーク、モノショックを備えた車体に、GSX-R1000由来のパワーユニットを搭載。現代のスポーツバイクとして満足できるスペックを誇っている

走らせると、その印象はさらに濃くなる。スーパースポーツ譲りのエンジンは想像以上に元気で、アクセルを開けた瞬間のパワーの立ち上がりが鋭い。Aモードでは反応がかなりダイレクトで、街中では少し持て余すほどだが、Bモードにすればぐっと扱いやすくなる。それでもリッターバイクらしい力強さを味わうには十分なので、幅広いシーンで余裕のある走りを楽しめるのだ。

足まわりは一言でいえばハード志向。加減速時のピッチングは少なめなので、市街地では少し手強く感じる場面もあるが、高速道路ではビシッとした安定感につながる。そしてワインディングではシャープでスポーティなハンドリングを見せるのも魅力だ。

正直に言うと、タンク容量や小物入れスペースなど、気になるポイントもある。しかし惚れてしまえばなんとやら。KATANAが持つ唯一無二の存在感は、それらの懸念を越えて多くのライダーを惹きつけている。


スーパースポーツモデルと同レベル。最新スペックの車体構成が売り!

フレームは軽量・高剛性のアルミ製で、前後サスペンションは調整機能付き。幅広のラジアルタイヤやトラクションコントロールなど、装備は現代レベルだ。


その名の通り空気の壁を切り裂くシャープな造型

ファーストカタナのイメージを色濃く引き継いだ造型のフロントカウルは、KATANAの名にふさわしいもの。明るいLEDヘッドライトは夜間走行をサポートする。

画像1: 横田和彦CHOICE② スズキ「KATANA」

スポーティに走るバイクには“止まる性能”が不可欠

高性能車のブレーキに必要なのは幅広いコントロール性能。ブレンボ製キャリパーは、単に止まるだけじゃなく、コーナーへの進入時に車体姿勢の調整もできる。

画像2: 横田和彦CHOICE② スズキ「KATANA」

ライディングポジション・足つき性

シート高:825mm
ライダーの身長・体重:165cm・72kg

シート高はやや高めで、足つき性はあまり良くない。バーハンドルだが、グリップ位置は低めなので、手を伸ばすと軽い前傾姿勢になる。ステップ位置が後ろ気味なこともあり、スポーツ走行を意識したポジションになる。

画像2: ライディングポジション・足つき性

スズキ「KATANA」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2130×820×1100mm
ホイールベース1460mm
最低地上高140mm
シート高825mm
車両重量215kg
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク73.4×59.0mm
圧縮比12.2
最高出力110kW(150PS)/11000rpm
最大トルク105N・m(10.7kgf・m)/9250rpm
燃料タンク容量12L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°
トレール量100mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・190/50ZR17M/C (73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
乗車定員2人
燃料消費率 WMTCモード値16.2km/L(クラス3-2)1人乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格168万3000円(消費税10%込)

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