2025年のミラノショー(EICMA)で初公開され、世界を騒然とさせたホンダの「V3R 900 E-Compressor Prototype」。新開発のV3エンジンに電子制御過給機という二輪車初の機構を搭載したハイテクスポーツだが、登場以来欧州で噂になっていたのが、過給機を持たない“NA版V3エンジン”の存在。最初は「過給機版とNA版の2本立て?」と想像していたが、なんと、ホンダはこのNA版V3を使って、驚異のパフォーマンスを誇るスーパースポーツを開発しているようなのだ!

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ワールドスーパースポーツで勝つための最強ウェポン

画像: HONDA V3R 900RR 予想登場時期:2027年中盤以降 CG:白圡 学

HONDA
V3R 900RR

予想登場時期:2027年中盤以降
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スーパーバイク世界選手権(SBK)と併催され、欧州を中心に高い人気を誇るのがスーパースポーツ世界選手権(SSP)。原則として4気筒600cc以下、3気筒675cc以下、2気筒750cc以下の4ストロークエンジンを搭載する市販車をベースとしたマシンで争われ、改造範囲はスーパーバイクより狭い。

このSSPだが、近年はベースとなる市販車の生産終了が相次いだこともあって、参加車両が減少。その対策として、2022年から「ネクストジェネレーション」規格が導入された。

これは本来の既定排気量にとらわれず、スロットル開度やレブリミット、最低重量、改造範囲、燃料マップなどを調整、性能の均衡を図ることで、幅広く参戦車両を募ったもので、TCSやABSといった電子制御は2017年から禁止され、2019年からはECUもワンメイク化されている。

近年はドゥカティのパニガーレV2やMVアグスタのF3 800RRなど、このネクストジェネレーション車両が大活躍。最近はZXMOTOの820RRが優勝を飾ったことも話題となったし、ヤマハもこのカテゴリーにYZF-R9を投入、熱戦を展開している。

画像: HONDA CBR600RR www.worldsbk.com

HONDA
CBR600RR

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一方、ホンダはこのSSPカテゴリーを本来のレギュレーションに準拠したCBR600RRで戦っているわけだが、ベースマシンの設計年次がいかんせん古く、最新鋭のネクストジェネレーション車両を相手に苦しい戦いを強いられている。

欧州ではこのSSPでのレース結果がベース車両の販売に直結していることもあって、ホンダとしてもこの苦境を打開すべく、最新鋭兵器の投入を決断。そんな待望のニューマシンが、このV3R 900RRというわけだ。

軽量・コンパクトな車体とV3ユニットのコンビで俊敏な走りを実現

画像: HONDA ICE CONCEPT(2024)

HONDA
ICE CONCEPT(2024)

搭載されるエンジンはその名の通りV3。バンク角75度の前2気筒、後1気筒で、E-コンプレッサー搭載モデルは、900ccという排気量から1200ccクラスに匹敵するパワーを絞り出す…と言われているが、今回のスーパースポーツに搭載されるのは、電動過給機を持たない自然吸気版。

とは言え、単に過給機を外しただけのバージョンではなさそうで、過給圧がかからない分、圧縮比も見直されるだろうし、エンジンパーツやECUの仕様が異なる可能性もある。パワーはライバルを凌駕する、120~130PSあたりを狙ってくる、と欧州では噂されており、どんなパフォーマンスを見せてくれるか、今から楽しみだ。

画像: 軽量・コンパクトな車体とV3ユニットのコンビで俊敏な走りを実現

これを搭載する車体も、V3ユニットのスリムさを最大限活かしたもの。900ccのアッパーミドルクラスのバイクとは思えないコンパクトなシャシーを武器に、俊敏なハンドリングでライバルを圧倒することだろう。

ちなみにこのコンセプト、Eコンプレッサーモデルはトレリスフレームに片持ち式のプロアームという車体構成だが、スーパースポーツのV3R 900RRでは、リアのスイングアームが両持ち式になる可能性も十分に考えられる。そのあたりも気になるところだ。

ホンダ製スーパースポーツ復権の起爆剤となるか。登場は2027年中盤か?

画像: CG:白圡 学

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近年のホンダ車はレースシーンで苦戦を強いられており、ホンダファンにとっては悔しい思いをすることも多いが、2027年に850cc化されるMotoGPでは、ホンダのニューマシンがテストで上々の仕上がりを見せていると聞く。

そこに加えて、ワールドSSPでこのV3R 900RRが大暴れしてくれれば、ホンダのスポーツバイク復権の大きな契機となるはずだ。V3R 900RRの登場は2027年後半と噂されているが、早ければ2026年11月のミラノショー(EICMA)で何らかの追加情報が出るかもしれない。今後の展開に大いに期待しよう。

Eコンプレッサーモデルは超高級車路線!?

画像1: 【SCOOP!】ホンダ「V3R 900RR」|目指すはSSP最強!3気筒自然吸気エンジン搭載のスーパースポーツは“最強ホンダ復活の狼煙”

2025年のミラノショー(EICMA)でプロトタイプが公開された「V3R 900 E-Compressor」は、二輪車初の電子制御過給機を搭載する驚異のハイテクスポーツ。こちらはストリートファイタースタイルで市販も間近と言われているが、欧州からの最新情報によれば、どうやらこちらはプレミアムモデルとしての販売となるのでは、と欧州では噂されている。

1200cc相当の大パワーを誇る一方で、驚異的なスリムさとコンパクトさを誇る車体により、ミドルクラス並みの俊敏なフットワークが期待できる1台。2027年には市販される可能性が高く、国内導入も含め、今後の展開が非常に楽しみな1台だ。

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