まとめ:Heritage&Legends編集部
▶▶▶写真はこちら|BRIGHT LOGIC GSX-R750RK(15枚)

できることを巧みに表現した’88ヨシムラ8耐レプリカ

2026年3月の東京モーターサイクルショー、オーリンズブースに展示されたGSX-R750RKカスタム。製作したのはブライトロジックで、リヤには当然だがオーリンズショックが装着されている。モチーフは’88年の鈴鹿8耐でケビン・シュワンツ/ダグ・ポーレン組が駆り、予選3位、決勝2位となったヨシムラ#12車。写真のようにミラーを外した状態で、往時のモチーフ車の勇姿を思い浮かべた人、油冷車の参考にした人も多かったはずだ。

画像1: できることを巧みに表現した’88ヨシムラ8耐レプリカ

「オーナーさんのいるカスタム車で、ショーへの展示は初めてだと思います。油冷は人気なので気合いの入った車両。’88年のTTF-1仕様ですが、8耐用ではカウルがちょっと違っててフロントゼッケンの上が盛り上がってます。それも再現して作ってます」とブライトロジック・竹中さん。

もう周知のことだが、竹中さんは’81年~’94年にはヨシムラに在籍し、’83年以降はレースメカニックを務めていた。油冷も’85年のGSX-R750登場当初から関わり、辻本 聡選手のAMA参戦でもメカニックを務めた。だから細部の仕様やどうしてそうなっているかという部分は十分に分かっているし、そのアレンジもなるほどと思えるものばかりだ。

ここではベースが’89年のRKだがフレームは’88年型J用に近いスムージングタイプのアルミダブルクレードルだし、スイングアームにも元から上側スタビが付くといった形の近さもある。そのフレームはブラック仕上げされているが、それは「バフ仕上げすることもいいかと考えたけれど頼めるところがないので、色を塗るのがいいと切り換えたんです」(竹中さん)。これなら今後きれいなまま維持できる利点もある。

画像2: できることを巧みに表現した’88ヨシムラ8耐レプリカ

タンクとシートカウルはRKでフロントカウルは実車から型を取ったブライトロジック製。透明度の高いスクリーンは現車も使っていたスクリーンクラフト製新品、ヘッドライトはSERTの本物と、仕様を追っていくとさらにワクワクしてしまう作りでもある。

加えておけば、いつものブライトロジック車同様に、スムーズな作動ができてライダーが思う動きができること、各部給脂など必要な整備も当然行われている。もしこれと同じような車両を作ってほしいというオーダーがあれば応えられますとも竹中さん。ただ、フロントカウルは残りが少ないのでそこはもう少ないので注意とのことだ。

過去にも’92TTF-1レプリカのGSX-R1100や’83GS1000RモチーフのGSX-R750Rなど、レプリカ仕様の油冷車も多彩に作ってきたブライトロジック。次の製作車も楽しみになる一方、油冷車を手に入れたくなった向きには注目を怠らないように改めて助言しておこう。

▶▶▶ヘリテイジ&レジェンズが取材した最新のカスタム・バイクはこちら!

Detailed Description 詳細説明

画像1: Detailed Description 詳細説明

フロントカウルのゼッケン部は全日本選手権TTF-1仕様ではスッと直線的な形状だが、8耐車では盛り上がっていて、それも再現している。ブルーのライトカバーはブライトロジック製、その奥に置かれるヘッドライトはSERT(スズキ・エンデュランス・レーシングチーム)の本物が使われる。

画像2: Detailed Description 詳細説明

透明度の高いスクリーンはスクリーンクラフト製の新品を装着。この角度だとヘッドライトまわりの盛り上がりも分かるだろうか。ミラーが超小型なので写真のようにミラーを外しているだけでレプリカ度をより高めてくれる。前後ウインカーは超小型LEDのケラーマン・バレットアトーで、フロント用はエアダクト内に収める。

画像3: Detailed Description 詳細説明

ステアリングステムや低くマウントし直したハンドルはRK純正で、フロントマスターはブライトロジックでは必須のブレンボ・ラジアルに換装。ワイヤ式のクラッチホルダーはRK純正で、左右のエアダクトパイプもブラック仕上げとされる。メーターはコンパクトな多機能デジタルメーターのエースウェルACE-4553CP。上半分がアナログのエンジン回転計と各種インジケーター、中から下が速度や油温、燃料残量を表示する。

画像4: Detailed Description 詳細説明

アルミ製燃料タンクやFRP製シートカウルはGSX-R750RKの純正。RKはレースホモロゲーションモデルともあって、純正でこうしたレベルのものが付いていた。全体のカラーは'88年ヨシムラ8耐仕様GSX-R750に施されていた共石(共同石油。現ENEOS)のプレミアムガソリンブランド、シエットGP-1のブラック×レッドを再現している。リヤ側ウインカーはナンバー/リフレクターステーの左右を一部切り欠いて配置する。

画像5: Detailed Description 詳細説明

シンプルなプレートを組み合わせ、皿ネジを多用して引っかかりを抑えたステップキットやフロントスプロケット横のオイルキャッチタンクはヨシムラ製だ。

画像6: Detailed Description 詳細説明

ノーマルのGSX-R750RKではサイドスタンドは単品で剥き出しだが、この車両では出した状態のフロント側にカバーがボルト留めされる。

画像7: Detailed Description 詳細説明

サイドスタンドの収納時には前側に付けられたカバーとカウルサイドがこのように一体化してスタンドを隠してしまい、よりレーサーらしく見える。こうした細かい作り込みにも惹かれてしまう。

画像8: Detailed Description 詳細説明

フレームは'89年型GSX-R750RKのアルミダブルクレードルをブラック塗装仕上げ。今後きれいさを維持するという意味でも参考になる。

画像9: Detailed Description 詳細説明

GSX-R750RKのノーマル仕様エンジンに組み合わされるキャブレターはTMR-MJNφ40mm。もちろんブライトロジックでは油冷エンジンのオーバーホールやチューニングも行っているので気になれば問い合わせを。

画像10: Detailed Description 詳細説明

フロントフォークはGSX-R750RK純正のインナーチューブφ43mmで、アウターチューブはモチーフ車に準じて赤仕上げに。フロントブレーキはニッシンの異径対向4ピストンキャリパーにサンスターディスクの組み合わせだ。

画像11: Detailed Description 詳細説明

リヤブレーキはRK純正の対向2ピストンキャリパーにサンスターディスク。ホイールはマルケジーニ中空3本スポークの3.50-17/5.50-17サイズを履く。排気系はヨシムラ・チタンデュプレックスサイクロン。

画像12: Detailed Description 詳細説明

リヤサスはRK純正の上側スタビ付きアルミスイングアームにオーリンズショックの組み合わせだ。

取材協力:ブライトロジック

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

▶▶▶ヘリテイジ&レジェンズが取材した最新のカスタム・バイクはこちら!

This article is a sponsored article by
''.