まとめ:ヨ(webオートバイ編集部)
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MotoGP直系の空力デバイスと105馬力へと高められたツインエンジン
アプリリア「RS660」は、270度位相クランクの並列2気筒エンジンを搭載したミドルクラスのスーパースポーツ。先進の電子制御の搭載などにより排気量帯を超えた存在といえるが、今回登場した「FACTORY」はさらなる高次元を求めたモデルだ。同時発表のRSV4ファクトリーと同じく2025年モデルが海外で発表されていたが、日本への導入は2026年モデルが初となる。

APRILIA
RS660 FACTORY
2026年モデル
総排気量:659cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:820mm
車両重量:183kg
受注開始日:2026年7月14日
税込価格:198万円

APRILIA
RS660 FACTORY
2026年モデル
総排気量:659cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:820mm
車両重量:183kg
受注開始日:2026年7月14日
税込価格:198万円
まず目を引くのは、MotoGP参戦から得られた膨大なデータをフィードバックした、レーシング・エアロダイナミクスに基づく最新のフェアリングだ。
フロントフェアリング下部には大型のメインウイングが新たに配置され、さらに2つの小型エアロパーツを追加。これらは走行時の空気抵抗を低減しつつ、高速走行時の安定性を向上させるもの。フェアリング全体でライダーを風圧から守りつつ、エンジンやラジエーターから発生する熱気を効率的に排出するダブルレイヤー構造を継承している。



そして、このアグレッシブな空力パッケージに呼応するように、659cc並列2気筒エンジンも進化を遂げた。スロットルボディを従来のφ48mmからΦ52mmへと大径化したことで、最高出力は従来の100HPから105HPへとパワーアップ。それでいて、最新の排ガス規制であるユーロ5+基準にも適合している。

プロモーションには2024年MotoGPチャンピオンのホルヘ・マルティン選手を起用。
前後サスは「金色の脚」オーリンズ製、ブレーキはブレンボ製で固める
車体も「FACTORY」の名にふさわしく、オーリンズ製サスペンションを前後に標準装備する。 フロントにはΦ43mmのNIX30シリーズ倒立フォークを、リアにはリザーバータンク付きのSTX46ショックアブソーバーを採用。 もちろん伸/圧減衰力、そしてスプリングプリロードのすべてが調整可能なフルアジャスタブル仕様だ。




装備重量183kgは、同クラスのライバルといえるヤマハYZF-R7よりも6kg軽い。これは、エンジンを応力部材として活用する高剛性なアルミ製ツインスパーフレームによるアプリリアらしい洗練されたシャーシ設計の賜物といえよう。
フロントブレーキにはΦ320mmのダブルディスクとブレンボ製ラジアルマウント4ピストンキャリパー、さらにステンメッシュホースを標準採用。ブレンボ特有のコントロール性の高さにより、初心者が日常的に楽しめる扱いやすさを維持しつつ、経験豊富なベテランライダーにはサーキットでエキサイティングな走りを提供する。
リッターSS並みの高度な電子制御パッケージ、わずか12台の導入
電子制御についても、RS660はデビュー当時からリッタークラス並みの充実度を誇ってきたが、新型ファクトリーではさらにその先へ踏み込んでいる。
アプリリアが誇る「APRC(アプリリア・パフォーマンス・ライド・コントロール)」には、新たにスタンディングスタート制御システム「アプリリア・ローンチコントロール(ALC)」が加わった。これに加え、トラクションコントロール(ATC)、ウイリーコントロール(AWC)、双方向クイックシフター(AQS)、エンジンブレーキ制御(AEB)など、6軸IMU(慣性計測装置)を用いた高度なマネジメントが行われる。同様にコーナリングABSもバンク角やピッチ角、さらにフロントブレーキの入力圧を常時モニタリングし、スポーティなブレーキングと安全装置としての役割を兼ね備えている。



また、操作インターフェースも刷新され、5インチへと大型化されたフルカラーTFTメーターは、輝度の向上と映り込みの低減により視認性を向上。バックライト内蔵の新しいハンドルスイッチも採用し、夜間や暗所での操作ミスも防いでくれる。
これだけ装備を誇りながら、価格は198万円に抑えられた「RS660ファクトリー」だが、日本への導入台数はわずか12台。真新しい専用カラーの「シェイクダウン イエロー」を纏って2026年7月14日から受注が開始される。





アプリリア「RS660ファクトリー」の主要スペック/価格
| 全長×全幅×全高 | 1995×745×─mm |
| ホイールベース | 1370mm |
| シート高 | 820mm |
| 車両重量 | 183kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒 |
| 総排気量 | 659cc |
| ボア×ストローク | 81×69.93mm |
| 最高出力 | 77.2kW(105PS)/10400rpm |
| 最大トルク | 70N・m(7.14kgf・m)/8400rpm |
| 燃料タンク容量 | 15L |
| 変速機形式 | 常時噛合式6段リターン |
| ブレーキ形式(前・後) | 油圧式ダブルディスク・油圧式ディスク |
| タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
| 乗車定員 | 2名 |
| 税込価格 | 198万円 |
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