まとめ:webオートバイ編集部
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希少なことを理解してより長く乗る方策を採る
サンクチュアリー福岡店が2024年春に開店した後に当地で受注し、’25年春に初めて完成させた福岡店としてのコンプリート1号車となったGPZ900R、RCM-646。RCMはRadical Construction Manufactureの略で、サンクチュアリーによって作られるコンプリートカスタムのこと。同店店長の梅田さんに素性と内容を聞いてみよう。
「元々はオーナーさんの弟さんが乗っていたものを引き継がれたのがあまりコンディションが良くないからと当店に持ち込まれたものです。多少の手は入っていましたがエンジンはカチカチと音がしましたし、転倒の影響でしょうか、カウルも割れていたりしました。それで直しましょうとなって部分的に作業を始めたのですが、前述のようなことも含めてこれは全体的に手を入れることになる、ならばとオーナーさんに相談してRCMニンジャ・スポーツパッケージNew Type-Rにと進んだんです」

ここまででもなるほどと思わされるコンプリート化への背景。GPZ900R自体、もう25~40年超という履歴の車両だから十分理解できる。ただここにもオーナーのGPZ900Rに対する真摯な気持ち、丁寧に扱いたいという心づもりがあった。
「いずれはやらないといけないという気持ちを持たれていたようで、電装類の新品を入手しておられたんです。ワイヤハーネスもラストの純正品を用意されていて。それも使わせてもらい、作業も進めやすかったです」(梅田さん)
エンジンは本店同様にサンクチュアリーの内燃機加工部門Dinxで内燃機加工を行いDinx鍛造ピストンを組むなどしてスープアップ。車体も前後17インチ化ほかリフレッシュし、今後の不安も減らしていく(前後17インチにし、今流通しているパーツを使えばタイヤ選びにもパーツにも悩まないで済む)。

外装も持ち込まれた当時の純正新品の様子をロゴ類や偏光ラインに至るまでペイントで再現。部分ごとの作業とするよりも1度にやってしまうことで全体の履歴もリフレッシュでき、オールニューとすることで以後の管理も新車のように行いやすくなる。こうして純正らしく見えつつしっかり手が入る1台となったGPZ900R、オーナーは完成後も定期整備に同店に訪れているという。元々オーナーが持っていた大事にしたい、長く乗ろうという気持ちは、こうやって見事に新しい内容に反映されたのだ。
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Detailed Description 詳細説明

スカルプチャー・NinjaΦ43フォーク用ステムKITでフォークオフセットを40→37mmにし前後17インチにトレール量とハンドリングを適正化。メーターはヨシムラPRO-GRESS2を追加、フロントマスターはニッシンラジアルだ。

外装は純正カラーでロゴ類までフルペイント仕上げした。シートはデイトナRCMコンセプトシートを装着する。

バックステップやクラッチレリーズKITはナイトロレーシングでまとめる。ドライブチェーンは薄型プレートによるEK530RCMを使う。

エンジンはシリンダーの水圧検査後にオーバーホールを兼ねてスープアップ。Dinxでバルブガイド打ち替えなど内燃機加工しFCDバルブガイドやDinxΦ73mm鍛造ピストンキット(920cc化)も組む。カムにはカジリが見られたのでヨシムラST-1を組み、水回りパーツはすべて新品としてナイトロレーシング・ワイドラジエータ&オイルクーラーを加える。フレーム側にはナイトロレーシング・ダウンチューブ(コンビネーションキットIIIによってステップまで一体化)や同カーボンアンダーカウルも装備する。

吸気はTMR-MJNΦ38mmのヨシムラ・デュアルスタックファンネル仕様。ファンネルは2段ともアルミ地を生かしたカラーだ。

ノーブレスト・E×MパッケージによってフロントフォークをオーリンズRWUとし、フロントブレーキはブレンボP4-40アキシャルキャリパー+サンスターΦ320mmディスクの組み合わせ。

リヤブレーキはブレンボP2-RS84キャリパー+サンスターディスク。排気系はナイトロレーシング・4in1機械曲げチタンEX+同ヴァリアントサイレンサー・マットブラックだ。

リヤ足まわりにはスカルプチャーNinja 17インチ専用ワイドスイングアームにオーリンズ17インチ専用ショックを組む。ドライブチェーンの軌道確保も行われる。

前後ホイールはO・Zレーシング製アルミ鍛造のGASS RS-Aでサイズは3.50-17/5.50-17を使い、リヤ18インチを17インチとして前後17インチ化を果たした。






