まとめ:ヨ(オートバイ編集部)
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『Wheels and Waves 2026』にカスタムマシン×10車を出展、公式サイトで投票を受け付ける
7年目を迎えたHondacustoms(ホンダカスタムズ)が、2026年6月10日~14日にフランスのビアリッツで開催される「Wheels & Waves 2026」フェスティバルにおいて展示予定。今回のテーマは「オンロード vs オフロード」とされ、欧州10か国から集まった独創的なカスタム車両が個性を競い合う。
ベースとなる車両は「CB750ホーネット」と「XL750トランザルプ」の2車。ともに共通のユニカム仕様SOHCの並列2気筒エンジンを搭載することから、優勝マシンを決めるコンテストは『バトル オブ ザ ツインズ』の異名も持つようだ。
ちなみに、2020年からはじまったHondacustomsでは、これまでにCB1000Rやレブル500、CB650R、CL250/CL500、モンキー&ダックス、GB350Sといった人気モデルで競われてきた。
今回の出展者は、オンロード部門(CB750ホーネットがベース)にドイツ、ポーランド、スペイン、ポルトガル、スイスから。オフロード部門(XL750トランザルプがベース)にはオーストリア、フランス、ベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3国)、イタリア、イギリスから集った。

各カスタム車両は、オリジナルモデルのデザイナーであるバレリオ・アイエッロ(トランザルプ担当)とジョバンニ・ドヴィス(ホーネット担当)によってレビューされ、夏の間に公式サイトで人気No.1を決める投票が行われる。また、W&Wの会場ではグラフィックアーティストのMoka 187が、ホンダの展示用スタンドとして使われるサーフボードにバイクの作品と描くというパフォーマンスも行うという。
オンロード部門(CB750 Hornetベース)×5車
1) White Venom(ホワイト ヴェノム) - Honda Germany x Motocrew

ホワイトのペイントワークは見る角度によって印象が変化し、マットブラックのフレームとダンロップ製スリックタイヤを装着したRotobox Bullet製カーボンリムが足元を引き立てる。カスタムされたWilbers製サスペンションが低く構えた車体姿勢をつくり出し、熱対策のラップが施されたユニークなX字型のエキゾーストが、パラレルツインからアグレッシブなサウンドを響かせるという。大胆に切り落とされたテール、カスタムスイングアーム、金属細工のフェアリング、ブレード形状のブレーキディスク、3Dプリントされたテールランプ、CNC加工のトリプルクランプおよびハンドルバーなど、多くの特製パーツが奢られている。
2) Sting Honey(スティング ハニー) – Honda Poland x Honda Sokół x Steel Choppers

Hornet(スズメバチ)の名前にインスピレーションを得た「スティング ハニー」は、ポーランドのディーラーHonda SokółがビルダーのSteel Choppersと提携し、カフェレーサー風に仕立てた1台だ。ハニカム構造をベースにしたペイントワークは深い光沢を放ち、シートフレーム後端はスズメバチの「針(スティング)」を誇張するように、より鋭く攻撃的でダイナミックなテールへと再設計されている。手作業で製作されたフェアリング、燃料タンク、シート、ハンドルバーマウントに加え、カフェレーサー風のフェアリング(よく見るとフレームマウント)に包まれたCB125Rのヘッドライトや、X-ADV由来のワイヤースポークホイールなど、ホンダの他モデルの純正アイテムも採用しているのが特徴だ。
3) Last Lap(ラスト ラップ) – Honda Spain x Stilmoto

1980年代の世界選手権レースのグリッドに並んでいるような「ラスト・ラップ」は、モーターサイクルレースの黄金時代へのオマージュ。5月に開催された「第6回ホンダガレージドリームコンテスト」の優勝車であり、スペインのディーラーStilmotoの手によってホーネットの原型をとどめないほど迫力あるトラック志向のビルドに仕上げられた。フロントのフェアリングは、なんとStilmotoのワークショップにあった40年前のデッドストック(NOS)の金型から新たにプレスされたもの。フラットトップのタンクと箱型のリアセクションは'80年代の雰囲気を醸し出し、象徴的なHRCトリコロールの独自のカラーリングに包まれている。片持ちスイングアームとフルカスタムエキゾーストにも注目だ。
4) Mugen(無限) – Honda Portugal x Mototrofa

ボディワーク全域に施された特製のフォレストグリーン塗装が、リアホイールや超ショートマフラー、フロントフォークに施されたゴールドのディテールを補完し合い、視覚的なインパクトを与えている。カスタムスイングアームやMotoGPから着想を得た特製カーボン製フロントウィングレット、特製アンダーカウル、そして大胆に切り落とされたテールセクションがアグレッシブな車体姿勢を表現。クリップオンハンドルバー、カスタムシート、随所に見られるカーボンディテール、ローダウンされたフロントサスペンション、そしてマルク・マルケスのパーソナルナンバーである『93』なども見どころだ。
5) Concept 2077(コンセプト2077) – Honda Switzerland x Stark Industries

「コンセプト2077」は、大胆なロアフェアリングとアンダーパン、新しいフロントエンド、そして部分的にディッシュで覆われたホイールで構成される特製3Dプリントボディワークにより、CB750ホーネットのビジュアルをまるでシャア専用(!?)に変貌させている。深みのあるキャンディレッドに繊細なゴールドのアクセントを組み合わせた印象的なペイントワーク、そしてフロントの印象的なデザインと特徴的なライトまわりの造形が唯一無二のアイデンティティを作り出す。
オフロード部門(XL750 Transalpベース)
1) Ruth(ルース) – Honda Austria x Reier Motors

世界的に有名なバハ(BAJA)・オフロードレースをイメージした「ルース」は、ホンダ・オーストリアとビルドパートナーのReier Motorsによる、競技車両への愛を表現したものだという。高いパフォーマンス、長い航続距離、そして独特な“バハ・スタイル”に基づいて製作されたこのバイクは、いわばエンデューロ・アドベンチャーバイク。バイオレットと不透明なネオンレッドの色調で仕上げられた全く外装により、トランザルプの原型は跡形もない。これにLEDを仕込んだ特徴的な2眼ヘッドライトと追加ライトを組み合わせている。レーシーなハイマウントエキゾーストにも注目だ。
2) Ocean Nomad(オーシャン ノマド) – Honda France x CB77 by Gauvin

「オーシャン・ノマド」は、フランスの海岸沿いの風景を故郷とするようなバイクだ。ネイキッド化された外観、中身はLEDの丸型ヘッドライト、そして全く新しいブラウンレザーシートが特徴となっている。燃料タンク周辺に残されたトランザルプのパネルには、使い込まれた雰囲気のオーシャンブルー、アイボリー、バーントオレンジのペイントが施された。ショートエキゾースト、カスタムのUSスタイルライセンスプレート、サイドのサーフボードラック、そしてお揃いのスケートボードとサーフボードを備え、このバイクが多くの物語と共に人生を歩んできたかのような印象を与えている。
3) Honda ATC750 – Honda Benelux x Dealer Anquety Motor Sport

ホンダのオフロード史の中でもよりワイルドな方向からインスピレーションを得た「ATC750」は、ホンダ・ベネルクスとディーラーAnquety Motor Sportによる、現代版オフロードトライク(三輪車)だ。トランザルプの「どこへでも行ける」を増幅させるこのマシンは、大幅に改修された特製ドライブトレインを収めるための、全く新しいカスタムスイングアーム、リアアクスル、およびアクスル保持システムが個性そのものを形作る。カスタムボディワークが巨大なリアタイヤをバランスよく収め、フロントエンドにはカスタムのショートスクリーンなどを装着している。
4) Saharja(サハルジャ) – Honda Italy x DRS Custom

ラリーコンセプトである「サハルジャ」は、「砂漠にインスパイアされ、旅のために作られた」もので、トランザルプのベースにダカールラリーの魂をプラス。デジタルロードブックとTFTスピードメーターを備えた手作りのナビゲーションタワー(DRS製)を備え、高出力LEDライトを統合して再設計されたフロントエンドには、象徴的なHRCトリコロールカラーが施されている。ゴールドのホイールとハンドルバーが往年の雰囲気を与え、フラットタイプに換装されたシートには、グリップを向上させるCNC加工のアルミニウム製レース用フットペグが組み合わされた。また、ハンドガード、スチール製サイドプロテクションバー(容量8Lのドライバッグ付き)、アルミニウム製スキッドプレートが保護性能を向上。手作りのアルミニウム製サイド燃料タンク、ブロックタイヤ、ハイマウントエキゾーストは現代のダカールマシンのイメージだ。
5) 40th Anniversary '86 Dakar Tribute('86ダカール40周年トリビュート) – Honda UK x CJ Ball

こちらもダカールラリーのイメージだが、レースの過酷な背景を前面に押し出した非常に詳細な砂漠のペイントスキーム、ブラックアウトされたハイマウントのツインエキゾーストシステム、そしてアップグレードされたロングトラベルサスペンションを通じて、より純粋だった往年のパリ・ダカールラリーの雰囲気を感じさせる。フロントフェンダーはオフロード志向のアップタイプに、またオフロードタイヤとレースナンバープレートは競技車両の外観に寄せられたもの。このカラーリングの中には、ダカールの創設者であるティエリー・サビーヌへの敬意も組み込まれており、彼の有名な名言「挑戦する者には困難を、残る者には夢を(A challenge for those who go, a dream for those who stay behind)」が刻まれている。






