カワサキのヘリテイジブランド「W」シリーズに、北米市場で衝撃のニューモデルが追加された。その名も「W175 LTD」は、ネイキッドをベースにアメリカンに仕立てたような往年の“LTDスタイル”を彷彿とさせる段付きシートやキャストホイールを装備している。メキシコなど南米で2025年末に登場していたモデルが、北米大陸に進出した形だ。
まとめ:ヨ(オートバイ編集部)
▶▶▶写真はこちら|カワサキ「W175 LTD」北米2026年モデル(画像27枚)

Wシリーズでは史上初! 往年の和製アメリカン“LTD”の文法に則った「W175 LTD」

1970年代~1980年代に流行した、当時のオンロードバイク(見た目は今でいうスタンダードネイキッド)をベースにアメリカンスタイルに仕立てる、それが「LTD」だった。そのルーツはカワサキが1976年に北米で限定発売した「KZ900 LTD」までさかのぼり、キャストホイールや段付きシート、プルバックハンドルによる独自のスタイルは“LTDの文法”を確立。その後、「Z1000 LTD」や「Z750 LTD」「Z250 LTD」などファミリーを拡大していった。※詳細は記事末のリンク【LTDの名前が華麗に復活!】を参照

W175は、インドなどで生産されるWシリーズの末弟で、元々はフィリピンで販売された三輪タクシー向けのバイク「Barako II」をベースに誕生したもの。インドネシアで展開されていたシリーズ(W175カフェ/Z175ストリートなど)とインドで販売されるW175ではエンジンや外装などが異なっていたが、現在はインド仕様に近いものに統一され、それが今回の「W175 LTD」のベースになっている。ただし、W175 LTDの生産地は未発表だが……。

そんなW175 LTDは、1980年代に姿を消した「LTD」仕様が約40年ぶりに復活したもので、しかもWシリーズとしてLTDが設定されるのは史上初。こちらも往年のモディファイ手法にならい、ホイールをワイヤースポークからキャストタイプに変更、段付きシートとプルバックハンドルでしっかりと“LTDの文法”に則った仕上がりとされた。

画像: KAWASAKI W175 LTD 北米仕様2026年モデル 総排気量:177cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:785mm 車両重量:135kg 発売済み(北米) 参考価格:2999ドル

KAWASAKI
W175 LTD
北米仕様2026年モデル

総排気量:177cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:785mm
車両重量:135kg

発売済み(北米)
参考価格:2999ドル

最初に登場したのは南米メキシコなどだったが、このたび北米にも初登場。大きなトピックとなりそうなのは、その価格だ。

2999ドル(日本円換算約48万円・6/8現在)は現在のドル円レートだとそれほどインパクトを感じないかもしれないが、W230 ABSが同じアメリカで5699ドル(約91万3000円)であると知ると、見え方が変わってくる。なんと48%安、ほぼ半値なのだ。

日本に導入される可能性はきわめて薄いだろうが、日本のW230の価格66万5500円に当てはめてみると、日本で仮にW175 LTDが北米と同じ価格比で発売された場合、計算上では35万0207円になる。これは日本の若いライダーの入門用にもイケてしまうのでは……と思わずにはいられない価格設定だ。

13馬力の空冷シングルと135kgの車体は街乗り最強かも?

W175 LTDの心臓部には、前述の「Baranko II」をルーツに持つ、タフで粘り強い177cc空冷SOHCエンジンを搭載。最高出力13HP/7500rpmに最大トルク1.33kg-m(9.6lb-ft)/6000rpmという実用十分かつ低回転から力を発揮する仕様とされ、5速のマニュアルトランスミッションを採用。Φ28mmスロットルボディのFIを採用したことにより始動性とレスポンス、北米基準に準拠した環境性能を確保している。バランサーを備えることで不快な振動を低減しているのも嬉しいところだ。

車体は装備重量わずか135kgとされ、シート高785mmとの組み合わせは初心者からベテランまでゆとりのライディングを約束する。

画像1: 13馬力の空冷シングルと135kgの車体は街乗り最強かも?

足まわりにも抜かりはなく、LTDの象徴であるキャストホイールは前後17インチを採用。スポーク本数を多めにとった造形がネオクラシックの雰囲気を際立たせる。フロントブレーキはΦ245mmシングルディスク、リアブレーキはΦ110mmドラムとしつつ、必要十分な制動力を確保した。フロントフォークはインナーチューブ径Φ30mm、リアショックはコンベンショナルなツインタイプだ。

画像2: 13馬力の空冷シングルと135kgの車体は街乗り最強かも?

テールランプやクロームリムのヘッドライトなどはW800を彷彿とさせ、マットブラックのピーシューターマフラーがルックスを引き締める。

このほか、パイプ製エンジンガードやラバー製タンクパッド、センタースタンドなどが純正アクセサリー設定されている。

画像3: 13馬力の空冷シングルと135kgの車体は街乗り最強かも?

カワサキ「W175 LTD」北米2026年モデルのカラー・人気投票

【アンケート】あなたはどのカラーが好きですか?

お好きなカラーをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。

  • 画像1: 【W230のほぼ半値】伝統の“LTD”化でWシリーズが和製アメリカンに! カワサキのアーバン・レトロ「W175 LTD」が南米からアメリカに進出
    エボニー
  • 画像2: 【W230のほぼ半値】伝統の“LTD”化でWシリーズが和製アメリカンに! カワサキのアーバン・レトロ「W175 LTD」が南米からアメリカに進出
    キャンディエメラルドグリーン
  • 画像3: 【W230のほぼ半値】伝統の“LTD”化でWシリーズが和製アメリカンに! カワサキのアーバン・レトロ「W175 LTD」が南米からアメリカに進出
    エボニー
    73
    11
  • 画像4: 【W230のほぼ半値】伝統の“LTD”化でWシリーズが和製アメリカンに! カワサキのアーバン・レトロ「W175 LTD」が南米からアメリカに進出
    キャンディエメラルドグリーン
    27
    4

カワサキ「W175 LTD」北米2026年モデルの主なスペック・燃費・製造地・価格

全長×全幅×全高2004×805×1130mm
ホイールベース1320mm
最低地上高785mm
シート高150mm
車両重量135kg
エンジン形式空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量177cc
ボア×ストローク65.5×52.4mm
圧縮比9.1
最高出力12HP/7500rpm
最大トルク9.6 lb-ft(1.33kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量12.1L
変速機形式常時噛合式5段リターン
ブレーキ形式(前・後)油圧式ディスク・機械式ドラム
タイヤサイズ(前・後)80/100-17・100/90-17
乗車定員2名
製造地──
北米参考価格2999ドル

カワサキ「W800」関連のおすすめ記事

This article is a sponsored article by
''.