燃料流量規制も関係なし? ブレガが開幕7連勝
開幕2戦を終え、マニファクチャラーズタイトルのトップにつけているドゥカティとランキング2位のビモータに0.5kg/hの燃料流量規制が課されることになった。
燃料流量規制とは、2025年から導入されたレブリミット規制に替わる性能調整の手段。2戦毎の成績やラップタイム等により、0.5kg/h単位で最大2kg/hまで削減される。また、性能が振るわないメーカーはコンセッションを利用して0.5kg/hずつ増加させることも可能だ。
これまで圧倒的な強さを誇るドゥカティに対して戦力の均等化が図られたわけだが、これまで通り今大会もドゥカティ、そしてニッコロ・ブレガ(ARUBA.IT RACING - DUCATI)の勢いは止まるところを知らなかった。
スーパーポールではブレガがオールタイムラップを更新しポールポジションを獲得。2番グリッドにサム・ロウズ(ELF MARC VDS RACING TEAM)、3番グリッドにはイケル・レクオナ(ARUBA.IT RACING - DUCATI)が続き、ドゥカティ勢が1列目を独占して見せた。
前戦で復帰を果たしたソムキャット・チャントラ(Honda HRC)は、フリープラクティス3を走行中にターン5で転倒。メディカルセンターでの検査の結果、腰の打撲や大腿部の筋肉の打撲が見つかり、今大会を欠場することになってしまった。
雲が上空を覆うオランダらしい天候で、気温14度、路面温度21度のドライコンディションのなか、21周の決勝レース1がスタート。
3番グリッドスタートのレクオナが好スタートを切りホールショットを奪い、ブレガ、サム・ロウズが続く。後方ではダニーロ・ペトルッチ(ROKIT BMW MOTORRAD WORLDSBK TEAM)にジャンプスタートの裁定が下り、ダブルロングラップペナルティが科されてしまった。

3番グリッドスタートのレクオナがホールショットを奪う。
チームメイトにトップの座を奪われたブレガだったが、2周目のターン10ですぐさまレクオナを抜き返しトップに浮上。しかし、レクオナもブレガに離されることなく追走する。
レースが折り返し時点に差し掛かると、ブレガがスパートをかけ、2番手のレクオナとの差を広げにかかる。しかし、残り7周となったところで雨が降り始めると、レクオナが一気にその差を詰めはじめた。
そしてターン16でレクオナがブレガをオーバーテイクしトップに浮上。さらに3番手につけるサム・ロウズも上位2台に接近し、3台による優勝争いとなった。
しかし、ブレガには余力が残っていた。残り3周のターン3でレクオナを抜き返しトップに再浮上すると、再度スパートをかける。最終的に1秒のマージンを築いたブレガがトップでゴールし、開幕から無傷の7連勝を達成した。
レクオナは今季初優勝にあと一歩届かず2位、3位にはサム・ロウズが入り、ドゥカティ勢が表彰台を独占している。
2026 スーパーバイク世界選手権第3戦 レース1 結果


ブレガが3戦連続でハットトリック達成!連勝記録に王手
日曜日も上空は厚い雲に覆われ、まさにダッジウェザーとなった。午前中に行われた10周のスーパーポール・レースでもブレガが連勝し、レクオナが2位、サム・ロウズが3位に入り、レース1と同じ3名がトップ3を獲得している。
最終レース2はポールシッターのブレガがトップでターン1に入るも、レクオナをパスしたサム・ロウズがターン2でブレガも抜き去りトップに躍り出る。
さらに、サム・ロウズに抜かれたレクオナもターン3でブレガのインに入り、4コーナーで2番手に浮上。ブレガを抜いたレクオナは3周目のターン1でサム・ロウズも抜きトップに躍り出た。
ブレガもすぐに立て直し2番手に浮上すると、3周目のターン16でレクオナを抜きトップに再浮上。その後方では、アルバロ・バウティスタ(Barni Spark Racing Team)とアレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)がスタートでポジションを上げたチャビ・ビエルヘ(Pata Maxus Yamaha)を抜き4番手争いを展開する。
トップに立ったブレガはその後安全マージンを築くと、その後はペースをコントロール。トップに再浮上してからは一度も首位の座を明け渡すことなくトップチェッカーを受けた。
2位にレクオナ、3位にはサム・ロウズが入り、ドゥカティ勢が表彰台を獲得。また、4位にバウティスタ、5位にヤリ・モンテッラ(Barni Spark Racing Team)、そして6位にロレンツォ・バルダッサーリ(Team Goeleven)が続き、燃料流用規制を受けながらもドゥカティ勢がトップ6を独占してみせた。
これで昨年からの連勝記録が13となったブレガ。トプラク・ラズガットリオグルが2024年と2025年に記録した最多連勝記録に並び、第4戦のレース1で勝利すればSBK新記録樹立となる。

SBKの最多連勝記録に並んだブレガ。
第4戦は5月1日から3日にかけてハンガリーのバラトンパークサーキットで行われるハンガリーラウンドだ。
今年で2度目の開催となる同サーキットは、全長4.075kmで右コーナーが7、左コーナーが10の左回りのサーキット。セクター1は非常にタイトであり、昨年も複数台が絡むアクシデントが発生している。
アクシデントに巻き込まれる可能性を極力減らすためには、予選で上位につけ、スタートを決めることが重要となる。ターン1でドラマが待っているのか、特にスタート直後には注目だ。
2026 スーパーバイク世界選手権第3戦 スーパーポール・レース 結果

2026 スーパーバイク世界選手権第3戦 レース2 結果



