2026年3月27日から3月29日にアメリカのサーキット・オブ・ジ・アメリカズでMotoGP2026年シーズンの第3戦アメリカズGPが行われた。同地といえば圧倒的な勝率を誇るマルク・マルケス(Ducati Lenovo Team)だが、今季のマルコ・ベッツェッキ(Aprilia Racing)とアプリリアの勢いは止まることはなかった。

マルティンが逆転勝利でランキング首位に浮上

予選ではファビオ・ディ・ジャナントニオ(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)が第2戦に続いてポールポジションを獲得。2番手にベッツェッキ、3番手にはホルヘ・マルティン(Aprilia Racing)が続いた。またベッツェッキには、予選中にレコードライン上でのスロー走行により、決勝では2グリッドの降格処分を受けている。

予選とスプリントが行われる土曜日は上空に雲が広がり、気温と路面温度が低下。気温21度、路面温度38度のコンディションのなか、10周のスプリントレースが行われた。

スタートでは4番グリッドスタートのフランチェスコ・バニャイア(Ducati Lenovo Team)が好スタートを決めて、一気にトップに躍り出る。バニャイアの後ろにはペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Factory Racing)、ディ・ジャナントニオが続いた。

画像: スタートではバニャイアがホールショットを奪い、トップでレースを引っ張っていく。

スタートではバニャイアがホールショットを奪い、トップでレースを引っ張っていく。

スタートで順位を落としてしまったディ・ジャナントニオは、オープニングラップのターン12でイン側に入ってきたマルク・マルケスの転倒に巻き込まれ転倒。前戦ブラジルGPのスプリントで優勝争いを繰り広げた両者が揃って優勝争いから脱落してしまった。

バニャイアが先頭を走るなか、アコスタ、、ジョアン・ミル(ホンダ)、マルティン、ベッツェッキが続く。折り返し時点になると、マルティンが2位争いを制し、バニャイアに迫る。チームメイトのベッツェッキも3番手に浮上した。

連勝中ながら、スプリントでは結果を残せていないベッツェッキは、残り4周でマルティンをパスし、トップのバニャイアを追う。しかし、攻めすぎたのか、残り3周のターン11のブレーキングでコントロールを失い転倒を喫してしまった。

これでバニャイアが逃げ切るかに思われたが、残り2周でマルティンが一気に差をつける。そしてファイナルラップのターン12でバニャイアをオーバーテイクしたマルティンが逆転でトップチェッカーを受けた。

マルティンにとってはアプリリアで初、実に511日ぶりのスプリント優勝となった。また、ベッツェッキがノーポイントで終わったため、マルティンがランキング首位に躍り出ている。

2位にバニャイアが入り、今季初のスプリントでの表彰台を獲得、3位にはアコスタが入った。

小椋藍(Trackhouse MotoGP Team)は、11番グリッドからスタートし8位でフィニッシュ。入賞を果たし、ポイントを獲得している。

2026 MotoGP 第3戦アメリカズGP スプリント結果

画像: 2024年以来のスプリント優勝をパートナーやクルーと喜ぶマルティン。

2024年以来のスプリント優勝をパートナーやクルーと喜ぶマルティン。

画像1: resources.motogp.com
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ベッツェッキがスプリントの借りを返す優勝で開幕3連勝達成

決勝日の天気は雲も減り晴れ。気温27度、路面温度44度まで上昇した。また、スプリントでディ・ジャナントニオを巻き込んでしまったマルク・マルケスには決勝でロングラップペナルティが科されている。

20周の決勝レースがスタートすると、アコスタがホールショットを奪い、ベッツェッキが続く。ベッツェッキが積極的な走りを披露し、オープニングラップのターン11でアコスタをパスしトップに浮上した。

画像: スプリントの失敗を払拭すべく、トップをひた走るベッツェッキ。

スプリントの失敗を払拭すべく、トップをひた走るベッツェッキ。

序盤で早くもトップ集団はベッツェッキ、アコスタ、マルティンの3台が抜け出し、ディ・ジャナントニオやバニャイアは遅れをとってしまう。また、マルク・マルケスはロングラップペナルティを消化し、11番手で巻き返しを狙った。

トップのベッツェッキはハイペースなラップタイムを刻み続け、徐々にアコスタとの差を開いていく。そんななか、後方からベッツェッキと同じラップタイムで小椋が追い上げを見せていた。

勢いに乗る小椋は次々にオーバーテイクを成功させ、13周目にはディ・ジャナントニオを攻略し4番手に浮上。目の前には3番手のマルティンが走っており、表彰台は見えていた。

しかし、15周目に小椋が突如スローダウン。マシントラブルにより走行することができなくなり、無念のリタイアとなってしまった。

一方、3番手のマルティンはアコスタを抜き2番手に浮上。さらにトップのベッツェッキに迫っていく。スプリントと同じ展開になるかと思われたが、余力を残していたベッツェッキが逃げ切りトップチェッカーを受けた。

ベッツェッキは開幕から無傷の3連勝。さらに、年を跨いでの5連勝を達成した。2位にマルティンが入りアプリリアワークスがワンツーフィニッシュ、3位にはアコスタが入った。

一時11位まで後退したマルク・マルケスは、追い上げをみせ5位でフィニッシュ。スプリントでのミスを補う走りをみせている

次戦のカタールGPは、現在の中東情勢を理由にキャンセルすることが発表された。よって、次戦は舞台をヨーロッパに移し、スペインで行われる。勢力図が変わる可能性を秘めているヨーロッパラウンドの開幕戦。熱狂の地ヘレスにてどのようなドラマが待っているのか目が離せない。

2026 MotoGP 第3戦アメリカズGP 決勝結果

画像: アプリリアワークスの2台がワンツーフィニッシュを達成。

アプリリアワークスの2台がワンツーフィニッシュを達成。

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