世界中で高い評価を得ている日本の4大メーカーのバイクたちですが、世界にはまだまだアナタが見たことのないバイクがいっぱい! ということでほぼ毎週火曜日に“知る人ぞ知る”激レアモデルを紹介するこの企画。31回目に登場するのはホンダの「ビート」です。日本中がバイクブームに沸いた1980年代に登場した、当時最高峰のパフォーマンスを誇ったスクーターの名前…ではありますが、現代の「ビート」は東南アジアのライダーに愛される大ヒットロングセラーなのです!
まとめ:松本正雅

ホンダ「BeAT」の概要

画像: HONDA BeAT 販売国:マレーシア、フィリピン、インドネシア等 総排気量:149.7cc エンジン形式:水冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:774mm 車両重量:140~144kg 現地価格:6090リンギット(※約24万2139円)

HONDA
BeAT
販売国:マレーシア、フィリピン、インドネシア等

総排気量:149.7cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:774mm
車両重量:140~144kg

現地価格:6090リンギット(※約24万2139円)

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東南アジア市場の激戦を勝ち抜いた大人気スクーター!

東南アジア市場で圧倒的な販売台数を誇るコンパクトスクーターが、今回ご紹介するホンダの「BeAT」。インドネシアをはじめとするアジア圏で長年トップクラスの人気を維持し続けるモデルなわけですが、単なるエントリースクーターにとどまらない完成度の高さとコスパの良さが人気の秘訣のようです。

画像: HONDA Beat(1983)

HONDA
Beat(1983)

ビート、と聞くとあのバイクを思い浮かべる方も結構いらっしゃるかもしれません。

そう! 1983年に鮮烈なデビューを飾った、初代「ビート」です!

スクーター世界初となる水冷2ストエンジンを搭載、パワーは50cマシンの上限だった7.2PSを発揮。「V-TACS」なる排気デバイスを搭載し、今だったらバイクが自動で開閉するのが当たり前のサブチャンバーに繋がるバルブをライダーがフットボードのペダルをシコシコ踏んで手動操作する、という一風変わったモデルでした。

デザインも一風変わっていて、当時の若者は7.2PSというハイパワーにシビれる一方で、遊園地から飛び出してきたような、近未来感にあふれたスタイリングについては賛否両論でした。タコメーターは5500rpmを境にスケールが緑色に変わり、タコメーター下には謎のパワーグラフとLEDインジケーターがあしらわれ、そのLEDが光ったときがV-TACSのペダルを踏むタイミング、というゲーム感覚のギミックも搭載。性能もさることながら、その演出が他のモデルとは完全に一線を画していた、とにかく「突き抜けた」スクーターでした。

お客さんを置き去りにして時代を電光石火の速さで駆け抜けていった初代に対して、こちらの「ビート」のスタイリングは、エッジの効いたスポーティなデザインではありますが、初代に比べれば実にコンサバティブ。わかりやすいライトウェイトモデルです。

なーんか既視感あるなぁ、と思った人はなかなかの原付二種マニア。そう、このバイク、日本でもおなじみの「Dio110」に非常に似通った構成なのです。じっくり見ると、テールカウルなどのスタイリングのちょっとした部分にDioの面影を感じさせるところもあったりします。

エンジンはホンダ自慢の「eSP」ユニット。Dioとボア×ストローク、圧縮比まで同じ110ccユニット(Dio110は109cc表記)は、最高出力6.5kW(8.84PS)で、これまたDio110とほぼ同じ。搭載されるフレームも、プレス成形した骨格をレーザーで溶接した「eSAF」フレームでDio110と同じ手法。

おまけにデザインこそ違いますがホイールは前後14インチでタイヤサイズまで同じ。ホイールベースもなんと1255mmで同一。もうコレ、Dio110の兄弟でしょ、と言ってもいい内容となっています。

ビートの方はフロントカウル内にLEDヘッドライトを収めるデザインで、メーターも非常にシンプルなアナログ+小型デジタルモニターの組み合わせ。シート下のトランク容量は12L容量とちと少ないですが、シャッターキーやシート開閉ボタン、コンビニフック(水筒ブラ下げるのは個人的にちょっとアレな気もしますが…)、ブレーキレバーロック機構など、ユーティリティ装備関連Dio110によく似た構成となっています。

画像1: ホンダ「BeAT」の概要

実はこのビート、東南アジア市場では抜群の人気と存在感を誇るモデルだったりします。最初に登場したのはインドネシアで、2008年にアストラ・ホンダが市場に投入。当初はキャブレターモデルでした。その後PGM-FI化やeSPエンジン導入などたゆまぬ進化を続け、販売国もインドネシアだけでなくフィリピンやマレーシアにも拡大され、今日に至ります。

人気の理由はいたってシンプル。このビートが安くて丈夫、走りが軽快でデザインがスポーティという、3拍子も4拍子も揃った「優良物件」だから。最新の2026年モデルですら、日本円にして現地価格24万円ちょっとで買えてしまう(ちなみにお値段まで同等装備のDio110べーシックにかなり近い!)というお値頃感。ロングセラーになるのも頷けます。

画像2: ホンダ「BeAT」の概要

「ビート」という名前こそ昔懐かしいものですが、現代を駆け抜ける最新の「ビート」はアジアでたくさんのライダーに愛され、街をガンガン走り回っている毎日の足。Dio110がそうであるように、日本の道にも相性はかなり良さそうです。ただ、Dio110がかなりお値頃、ということもあってなのか、日本にはほとんど入ってきていない模様。欲しい人は見かけたら即買いかもしれませんよ。

ホンダ「BeAT」のカラー・人気投票

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ホンダ「BeAT」の主なスペック・価格

全長×全幅×全高1876×669×1080 mm
ホイールベース1255mm
最低地上高148mm
シート高742mm
車両重量88kg
エンジン形式空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒
総排気量110cc
ボア×ストローク47.0×63.1mm
圧縮比10.0
最高出力6.5kw(8.84PS)/7500rpm
最大トルク9.5Nm(0.97kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量4.2L
変速機形式Vベルト無段変速
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・ドラム
タイヤサイズ(前・後)80/90-14・90/90-14
乗車定員2名
現地価格6090リンギット(※約24万2139円)

ホンダ「BeAT」の動画・写真

画像: Honda BeAT 2020 www.youtube.com

Honda BeAT 2020

www.youtube.com

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