2025年10月29日、ジャパンモビリティショーのプレスデーにて、カワサキの新型Z900RSシリーズが世界初公開された。新エンジンを採用し、電子制御スロットルとIMUを導入。走りも装備も大きく充実させた新型Z900RSシリーズの詳細をじっくり見ていこう!
写真:カワサキモータースジャパン、赤松 孝/まとめ:松本正雅
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カワサキ「Z900RS Black Ball Edition」「Z900RS SE」の概要

画像: KAWASAKI Z900RS Black Ball Editon 2026年モデル 発売日:2026年2月予定 税込価格:152万9000円

KAWASAKI
Z900RS Black Ball Editon
2026年モデル

発売日:2026年2月予定
税込価格:152万9000円

画像: KAWASAKI Z900RS SE 2026年モデル 発売日:2026年2月予定 税込価格:183万7000円

KAWASAKI
Z900RS SE
2026年モデル

発売日:2026年2月予定
税込価格:183万7000円

カワサキの大人気モデル「Z900RS」シリーズが2026年モデルで進化した。Z1譲りのスタイリングに最新の電子制御と快適装備を融合し、扱いやすさと上質感を一段と高めたことが大きなトピックで、国内販売は2026年2月予定。今回はスタンダードをベースに特別色をまとった“Black Ball Edition”と上級仕様の「Z900RS SE」を用意し、いずれもカワサキプラザ専売、カワサキケアモデルとして提供される。価格はBlack Ball Editionが1,529,000円、SEが1,837,000円だ。

2026年モデルで初登場したZ900RSの新提案モデルが「Black Ball Edition」。ブラックを基調に全身を統一したカラーリングは、精悍かつ上質の仕上がりで、メーターベゼル、ヘッドライトリム、ハンドル、フェンダーステー、ホイールに至るまでブラックアウトされ、クラシックな造形を引き締めている。

一方、シリーズの頂点に立つ上級モデルが「Z900RS SE」。フロントブレーキにはブレンボ製M4.32ラジアルマウントキャリパーとø300mmディスクを採用。小径のニッシン製ラジアルポンプマスターシリンダー、ステンレスメッシュホースと組み合わせることで、リニアで正確な制動フィールを実現した。リアにはオーリンズ製S46ショックを搭載。大型ピストンとガスチャンバーによる優れた路面追従性としなやかな乗り味が特徴で、リモートプリロードアジャスターにより、タンデムや積載に応じたセッティングも容易だ。

外観も特別仕様にふさわしい仕上がり。オーリンズロゴ入りプレート、ゴールドアウターチューブのフロントフォーク、赤仕上げの「RS」サイドエンブレムが特別感を演出。Zシリーズの象徴でもある「ファイヤーボール」カラーは、2018年モデルをベースに彩度と明度を高め、メタリックブラックとのコントラストで鮮烈な存在感を放つ。伝統と革新が融合した、まさに“現代のZ1”だ。

さらにSE専用装備として、USB Type-C電源ソケットとGPS対応前後2カメラドライブレコーダーを標準搭載。ツーリング時の電源確保と記録性能を両立し、快適性と安心感を強化している。

メカニズムも大きく進化した。エンジンは今回カムプロフィールを変更。加えて電子制御スロットル(ETV)を採用することで、低中回転域での操作性と高回転域の伸びやかな特性を高次元で両立している。エキゾーストはヘッダーパイプがコンパクトになり、エンジン下のサブチャンバーも小型化された。

サイレンサーは従来比で7cm伸びたメガホン形状のものに変更。加えてサウンドチューニングも施され、重低音の効いた迫力のエキゾーストノートを奏でる。単なる懐古主義ではなく、現代のテクノロジーを駆使して“乗る歓び”を再構築している点もポイントだ。

また、今回からIMUを採用し、それを核にKCMFやKTRC、ABSが統合されたほか、クイックシフター(アップ/ダウン)とクルーズコントロールも標準装備され、街乗りからロングツーリングまで、安心感と快適性が一段と高まっている。

メーターユニットはZらしさの象徴でもある砲弾型の2眼アナログタイプを継承するが、外観デザインは変えず、クルーズコントロールのインジケーターが追加された程度に収めている。また、スマホ連携「RIDEOLOGY THE APP」に対応し、音声コマンドやナビ機能との連動も可能になっている。

エルゴノミクスも進化した。ハンドルはグリップ間の距離を50mm短くした仕様になり、ハンドル装着位置も38mm低くなっているが、若干手前にオフセットされており、ライディングポジションは従来型よりも若干前傾姿勢になった。これにより、従来の乗り味を確保したまま、ライダーがその気になればスポーツライディングも存分に楽しめるという。

シートもワディングの内部ウレタンの厚みを変更。よりタックロールを強調したスタイルになっている。シート自体の肉厚は約10mmほど厚くなっているが、ウレタンの発泡量を変えることでライダーが着座した際の沈み込みの量を調整。足つき性はこれまで通りのものを確保している。

画像: カワサキ「Z900RS Black Ball Edition」「Z900RS SE」の概要

「タイムレスZ」のコンセプトにふさわしく、時代を超えた造形美と官能性能、最新テクノロジーを融合させた新型Z900RSシリーズ。詳細なスペックは今後発表になるが、2026年2月の発売が待ち遠しい1台。今後の展開に注目したい。

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