発売日も迫ってきた話題の1台、ホンダ「CB1000F」だが、2025年10月18日に鈴鹿サーキットで開催された「Honda GO BIKE MEETING」の会場に、プロトが衝撃のカスタムコンセプトを展示公開した。その名も「CB1000F BOL D’OR 2」。かつての名車をオマージュし、現代の最新パーツで再現した「温故知新」の1台だ。早速気になる詳細をじっくり見ていこう!
写真:松下尚司、プロト
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プロト「CB1000F BOL D’OR 2」の概要

画像: PLOT CB1000F BOL D’OR 2 www.plotonline.com

PLOT
CB1000F BOL D’OR 2

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モチーフとなったのは、1981年に鈴鹿8耐でRS1000が優勝したのを記念して、限定わずか150台が販売された「CB750F BOL D’OR 2」。当時の面影を見事に再現しながらも、現代のカスタムパーツを各所に採用し、「伝統」と「最新鋭」を高次元で両立させている。

画像: HONDA CB750F BOL D’OR 2(1981) CB750FBをベースに限定150台が販売された特別仕様。ネイキッド版のFBBとカウル付きのF2BBがラインアップされ、当時の認可の関係からカウルやオイルクーラーは納車前に販売店が装着した。価格はFBBが61万5000円、F2BBが84万9000円だった。

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CB750F BOL D’OR 2(1981)

CB750FBをベースに限定150台が販売された特別仕様。ネイキッド版のFBBとカウル付きのF2BBがラインアップされ、当時の認可の関係からカウルやオイルクーラーは納車前に販売店が装着した。価格はFBBが61万5000円、F2BBが84万9000円だった。

往年の「ボルドールカラー」はトンナップペイントワークスによるオールペイント。細部にまでこだわった匠の技で、現代に「BOL D’OR2」を見事に再現してみせた。

大型のカウルはなんと当時物で、CB750FCインテグラのアッパーカウルを使用。これにオリジナルのマウントと組み合わせて、CB1000F純正のLEDヘッドライトを組み込んでいる。アッパーカウルから伸びるレッグシールドが大きな特徴だが、これはCB1000Fの車体形状に合わせて加工が施されている。スクリーンは純正が廃番のため、MRA製のツーリングタイプを装着する。

ハンドルはエフェックスの「イージーフィットバープラス」を装着、ロングツーリングでも疲れにくい快適ポジションを実現。クラッチレバーは6段階の調整機能も備えたエフェックスのスムースフィットレバーを装着している。

メーター上部には2連メーターを思わせるシンプル&スマートなバイク専用小型ナビゲーション「ビーラインモト2」をビルトイン。純正メーターと被らないように純正メーターは専用キットを使用して下側にオフセット。ETCアンテナはスクリーン内側にアンテナベースを設置している。

フロントフォークにはオーリンズの正立、FS651Cを装着。アンダーブラケットはCB1300SFの純正を流用し、トップブリッジ側にスペーサー組むことで正立フォークへのコンバートを実現している。

フロントディスクにはT-Driveを装着。フロントキャリパーはブレンボ製の「.484 Cafe Racer」、リアキャリパーは.484と相性の良い「CP2-CR」のブラックをチョイス。マスタシリンダーには同じくブレンボ製の「RCSコルサコルタRR」、ブレーキホースは「SWAGE-LINE PRO」を装着する。

マフラーはアクラポビッチ製のスリップオン。1980年代のモデルをオマージュしていることもあって、サイレンサーはカーボン製のオーバルタイプを採用。前後ホイールは往年のイメージを継承してゴールドにペイント、リアサスはローダウンリンクを装着し、足つき性にも配慮している。

また、シートは往年のスーパーバイクを思わせる段つきスタイル。足つき性向上のためアンコ抜きをしながらも、快適性確保のためゲルザブSを内蔵しているほか、ローダウン化に対応してサイドスタンドは専用のショートタイプに換装している。

画像: プロト「CB1000F BOL D’OR 2」の概要

1980年代のバイク独特の存在感、美しさを巧みに再現しながらも、最新パーツを駆使して操る楽しさと扱いやすさ、快適性も両立させたプロトのカスタムコンセプト「CB1000F BOL D’OR 2」。プロトではこのカスタムをコンプリート販売するか、外装キット、パーツ販売を希望するかの投票を専用サイトで受付中だ。

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