この冬、BMC(ブルー・モンスター・クロージング)は防寒性能に並々ならぬ意気込みを示している。歴代最高の暖かさというアウターとパンツを、今回特別に試着してその実力を垣間見た!
画像: ▲「電熱MA-1」(オリーブ)と「防風ジーンズ・ボア」(ブラック)の組み合わせ。

▲「電熱MA-1」(オリーブ)と「防風ジーンズ・ボア」(ブラック)の組み合わせ。

真夏と真冬、ライダーにとって過酷な季節に特化した製品を得意とするBMC。この冬は、昨年以上の気合いをもってニューモデルを発表した。

それがアウターの「電熱MA-1」とパンツの「防風ジーンズ・ボア」だ。これらは、BMCならではのファッション性の高さを保ちながら、防寒性能を徹底的に追求したもの。

そしてこの2製品は、組み合わせることで真冬のコーディネートが完成するというのも大きな魅力だ。

“着るコタツ”を体現したBMC「電熱MA-1」

画像: BLUE MONSTER CLOTHING 電熱MA-1 カラー:オリーブ、ネイビー サイズ:M、L、XL、3L 発売予定日:2025年11月14日(金) 税込価格:3万4980円 販売店: BMC公式オンラインストア 、2りんかん(45店舗)

BLUE MONSTER CLOTHING
電熱MA-1

カラー:オリーブ、ネイビー
サイズ:M、L、XL、3L

発売予定日:2025年11月14日(金)
税込価格:3万4980円
販売店:BMC公式オンラインストア、2りんかん(45店舗)

「電熱MA-1」は、BMC初の電熱アイテム。特長は、電熱パネルが汎用のモバイルバッテリー(推奨規格5V/1万mAh)で稼働できること。もちろん、バイクに電源ソケットがあれば、そちらからの給電も行なえる。

さらに、電熱パネルは脱着可能なインナージャケットに配備されている。そのため、手持ちのアウターと組み合わせることも可能で、この汎用性の高さが仕様面での最大の魅力といえる。

デザイン面では、ライダーの着用を最重要視し、オリジナルのMA-1よりも丈をだいぶ長く設計。これにより、前傾姿勢となるスポーツモデルでも背中がめくれる心配がない。

今回、発売前の最終サンプルを借りて撮影を行なう機会を得た。まず驚いたのは、予想以上に軽量だったこと。袖を通すと、その軽さがさらに際立つ。インナーの電熱パネルは、手で触れてもどこにあるか分からないほど薄く、着心地にいっさい影響が出ない。

電熱パネルを稼働させなくとも、すでに充分な暖かさだ。10月の都心では暑すぎて着ていられないほど。おそらくTシャツ一枚の上に着用しても、スイッチオフの状態で15℃前後の環境下がバイクでの適温だろうと推測できる。

電熱パネルを稼働させると、直後からじんわりと暖かさが広がり、数分後には暑くて脱ぎたくなるほどだった。温度調整は+60℃・+50℃・+40℃の3段階で切り替え可能。暑いと思えば、スイッチを切ればいいし、前身頃のファスナーを少し開ければ熱気はたちまち抜けていく。実際の冬場では、氷点下近い気温でも自在に最適な温度を見つけ出せるだろう。

BMCは当製品の開発にあたり、国内の老舗紳士服メーカーであるワキタに協力を仰いだ。オーダースーツも手掛ける服飾のプロが、BMCの求めるライダーに合わせたカッティングを具現化。その結果、「電熱MA-1」は、テーラーメイドのような高級感あふれる仕上がりとなった。

“穿く毛布”の暖かさ、BMC「防風ジーンズ・ボア」

画像: BLUE MONSTER CLOTHING 防風ジーンズ・ボア カラー:100 ブルーリンス、126 濃色USED、101 ブラック サイズ:S、M、L、XL、3L、4L、5L 発売日:2025年9月22日 税込価格:1万4980円 販売店: BMC公式オンラインストア 、2りんかん

BLUE MONSTER CLOTHING
防風ジーンズ・ボア

カラー:100 ブルーリンス、126 濃色USED、101 ブラック
サイズ:S、M、L、XL、3L、4L、5L

発売日:2025年9月22日
税込価格:1万4980円
販売店:BMC公式オンラインストア、2りんかん

BMCがもっとも得意とするのはジーンズ製品だ。代表のローリー青野氏は、もともと大手ジーンズメーカーで長年企画・開発を担当し、2015年に独立してBMCを立ち上げた。そのため、最初の製品もジーンズだった。

そんなBMCの冬の定番「防風ジーンズ」が、2025年モデルで大幅にモデルチェンジを果たし、「防風ジーンズ・ボア」として登場した。

画像: ▲左が「空冷ジーンズ・ボア」。右はBMC製ジーンズの通年モデル。「空冷ジーンズ・ボア」は一般的なジーンズと比較し、3倍近い厚みがある。

▲左が「空冷ジーンズ・ボア」。右はBMC製ジーンズの通年モデル。「空冷ジーンズ・ボア」は一般的なジーンズと比較し、3倍近い厚みがある。

デニム地の裏に防風フィルムをインサートし、さらに裏地にボア素材を用いた三層構造。そのため、ボリューム感がある。

こちらも穿いた瞬間から強烈な暖かさで、やはり10月の都心の日中の気温では暑すぎるほどだった。

画像: ▲モデルの身長・体重:175cm・75kg 「防風ジーンズ・ボア」のブラック・Lサイズを着用

▲モデルの身長・体重:175cm・75kg
「防風ジーンズ・ボア」のブラック・Lサイズを着用

今作は、防風ジーンズシリーズで初めて膝裏に通気孔が設けられた。このホールから熱気や湿気が逃げていくのが、とても心地よく感じられた。

通常、保温性を重視した冬物パンツにはベンチレーションは備わっていない。これは、あまりにも暖かすぎるジーンズができたため、後から調整が加えられた証拠ともいえる。ローリー青野氏によれば、気温1℃の高速道路走行にも対応できるとのことだ。

特筆すべきは、分厚い生地にもかかわらず、動きやすさが抜群なこと。ストレッチがしっかりと効いており、ストレスがない。ひと昔前の防風フィルム入りパンツは伸縮性が乏しかったが、素材の進化を実感できる。

「電熱MA-1」×「防風ジーンズ・ボア」最強のコーディネート

画像1: 「電熱MA-1」×「防風ジーンズ・ボア」最強のコーディネート

どちらの製品も着脱可能なプロテクターが標準装備されており、上下を組み合わせるだけで、真冬のバイクコーデが完成する。それでいて街中でもおしゃれに見えるのが、BMC製品の大きな魅力だ。

また「電熱MA-1」「防風ジーンズ・ボア」ともに、手持ちのアイテムとの組み合わせやすさも抜群。

画像2: 「電熱MA-1」×「防風ジーンズ・ボア」最強のコーディネート

ひとつ注意してほしいのは、本格的に寒くなってからでは、在庫がなくなっている可能性があること。BMCの季節製品は、基本的にワンシーズンで完売し、翌年に同じものが再生産されることはない。

汎用性が高く、何年も着られる今年の2製品は、買っておかないと後悔するかもしれない。

文:西野鉄兵/写真:webオートバイ編集部

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