まとめ:松本正雅
ホンダ「CGX150」の概要

HONDA
CGX150
販売国:中国
総排気量:149cc
エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
シート高:740mm
車両重量:125kg
現地価格:1万80元
※約20万9529円

飾らず、媚びず。ちょうどいい等身大のシングルスポーツ!
今回ご紹介するこのCGX150は、今年ホンダが発表したばかりのクラシックテイストのシングルスポーツ。発売国は中国であります。
中国のホンダ…というと、以前の記事でもご紹介したように、ウーヤンホンダと呼ばれる「五羊-本田摩托(广州)有限公司」と「新大洲本田摩托有限公司」の2社が存在するのですが、こちらはウーヤンホンダ製。そう、あの変なスクーターを造った会社です。




とはいっても、このCGX、キャッチコピーの「純粋Vintage」が示しているように、クラシックスポーツの王道とも言うべきコンサバティブなデザインと車体構成を採用しています。そりゃそうですね、妙なデザインのクラシック出しても売れるかどうか分かりませんものね。
で、現地ではスタンダード、サイドバッグとスクリーンのついた豪華仕様、スポーティなシングルシート風トリコロールの3グレードを展開しています。

HONDA
GB250 CLUBMAN(1983)
空冷シングルエンジンのクラシックスポーツ、と言えば、ホンダにはかつて1980年代に人気を誇ったモデル・GB250クラブマンがあります。今回中国で登場したCGX150のスタイリングは、どことなくこのクラブマンを思い起こさせるもの。つまりは王道なわけですね。




エンジンはブラックアウトされた空冷のSOHCシングル。149ccの排気量で、パワーは約12PS。クロームメッキ仕上げの美しいマフラーはサイレンサーが排気量の割には案外デカめなのが特徴で、これが車格を超えた存在感を醸し出しています。ハンドルはフラットバータイプ、タンクは10リットル容量でスリムです。

メーターはアナログとデジタルの組み合わせで、なーんかどっかで見たようなデザイン。どことなくGB350を思わせるデザインです。燃料計やギアポジションインジケーターも標準で、このクラスの割に多機能なメーターです。
「特別版」はトリコロールのレーシー仕様!

そして3グレードの中でもっとも豪華なのがこの「特別版」。クラシックレーサーのような出で立ちで、ホンダらしいトリコロール仕立て。フレームとリアサスのスプリングはレッド塗装の専用品で、シングルシートカバーやバーエンドミラーまで装備。コレなかなかイケてます。
ボディカラーは全4色を用意。スタンダードの価格は現地で約20万9529円とリーズナブル。150ccクラスとしてはまずまずの価格設定です。日本での正規発売はなかなかハードルが高そうですが、早くも並行輸入で新車が入ってき始めているようなので、気になる人は検索してみるのもいいかもしれません。

ほどよいパワーの空冷シングルをパタパタ言わせながら、気分よく街を核抜ける。クラシカルで飽きが来ないスタイルだし、普段着で飾らず乗れる。しかもお安い価格。日本にもなじみそうなシングルスポーツ、一度乗ってみたいですねぇ。
ホンダ「CGX150」のカラー・人気投票

マットシルバー

ホワイト

マットブラック

トリコロール(特別版)
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ホンダ「CGX150」の主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 1960×780×1014mm |
ホイールベース | 1308mm |
最低地上高 | 160mm |
シート高 | 740mm |
車両重量 | 125kg |
エンジン形式 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 149cc |
ボア×ストローク | 57.3×57.8mm |
圧縮比 | 9.5 |
最高出力 | 8.8kW(12PS)/7500rpm |
最大トルク | 12.5Nm(1.27kgf・m)/5500rpm |
燃料タンク容量 | 10L |
変速機形式 | 5速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・ドラム |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-18 49P・110/80-17 57P |
乗車定員 | 2名 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 1.93L/100km |
製造国 | 中国 |
現地価格 | 1万80元(※約20万9529円) |