ホンダを代表するオートバイの1台、当時登場したレーサーレプリカの中でも代表格としても挙げられるホンダ NSR250R。その性能は他を凌駕するものがあり、当時はもちろん、今もなお多くのファンを持つ。この記事では、1990年に登場した限定カラーの「NSR250R SP」を解説するほか、当時の製品カタログも掲載する。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、松川 忍、南 孝幸/協力:Bikers Station、H&L PLANNING
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ホンダ「NSR250R SP」(MC21)カタログ

▶1990年 ホンダ「NSR250R SP」(MC21)カタログ

画像1: ホンダ「NSR250R SP」(MC21)カタログ
画像2: ホンダ「NSR250R SP」(MC21)カタログ

台数限定で登場した豪華装備が魅力のSPモデル

MC21最初の「ファイティングレッド×ロスホワイト」カラーのSP仕様は2500台限定で登場(当時販売価格:71万9000円)。

前年に岡田忠之選手が全日本タイトルを獲得した「キャビンレーシング」カラーを採用。カタログは1枚もので裏面に乾式クラッチやマグネシウムの前後ホイール、減衰力を調整できる前後ショックを備えるといったSP独自の仕様を説明。

画像: ファイティングレッド×ロスホワイト

ファイティングレッド×ロスホワイト

1990年の12月に登場した下の「ロスホワイト×ファイティングレッド」のSPモデルは全日本ロードレースで伊藤真一選手が駆っていたNSR500と同じペンタックスカラーで登場。1500台限定だった(当時販売価格:73万円)。

画像: ロスホワイト×ファイティングレッド

ロスホワイト×ファイティングレッド


▶1992年 ホンダ「NSR250R SP」(MC21)カタログ

画像3: ホンダ「NSR250R SP」(MC21)カタログ

今もなおファンの多いファクトリーレプリカ

1992年1月に1500台限定(当時販売価格/税抜:73万円)で登場したSPのもの。青みがかっているがカタログそのものがこの色だ。

ワイン・ガードナー(上左)とミック・ドゥーハン(同右)とでNSR500からのイメージを強調する。

画像: ブルー/ホワイト

ブルー/ホワイト

画像: フラッシュカラー・スペシャル

フラッシュカラー・スペシャル

上のSPモデルは1992年7月に900台限定(当時販売価格/税抜:77万7000円)で登場したフラッシュカラー・スペシャル。

STD、SP共に1992年のワークスマシンのカラーリングデザインをイメージしたブラッシュ(刷毛塗り)模様で、使用されるレッドは同年4月に発表されたハイグレードロードスポーツバイク「NR」で開発された赤色・高彩度塗装が施されていた。

画像4: ホンダ「NSR250R SP」(MC21)カタログ

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝、松川 忍、南 孝幸/協力:Bikers Station、H&L PLANNING

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