今年も8月1日(金)〜3日(日)に鈴鹿8時間耐久ロードレースが開催された。その8耐に、スズキGSX-Rや油冷系各車のカスタム&メンテナンスで知られるプロショップ=m-tech(エムテック)の松本圭司代表が、S-PLUSE DREAM RACINGのテクニカルディレクターとして参戦。そして同チームがピットワークのコミュニケーションツールに使ったのが、サイン・ハウスが販売するバイク用Bluetoothインカム「B+COM」だった。その活用法を松本さんに聞いた。
※本企画はHeritage&Legends 2025年9月号に掲載された記事を再編集したものです。

人気・定番のB+COMは レースの最前線でも活躍!

京都に店舗を構えるエムテックの松本さんといえば、バイクショップとしての業務の傍ら、ロードレースのフィールドでも活動を続けてきた人。19歳でメカニックの道に入り、古くは故・前田 淳さんが主宰したエイミングスポーツで、’08年には今回の話題とするエスパルスドリームレーシングのエーススライダーで当時、全日本ST600を走った生形秀之(おがたひでゆき)選手の、’14年にはケビン・シュワンツ/辻本 聡/青木宣篤の3選手によるヨシムラ・レジェンドチームのメカニックとして活躍。先の生形選手のエスパルスドリームレーシングでは’17-’19年の鈴鹿8耐でも腕を奮った。

画像: ▲前列、左から3番目が松本さんで4人目が生形秀之選手。その隣、ひと際背が高いのが第3ライダーを務める濱原颯道選手で、さらにその右がチーム監督のMFDモトフィールドドッカーズ・岡本彰弘代表。写真は6月の8耐合同テストにて。ここに第2ライダーとして、今シーズンはMotoGPを走るKTMマシンのテストライダーを務めるジョナス・フォルガー選手が加わる。

▲前列、左から3番目が松本さんで4人目が生形秀之選手。その隣、ひと際背が高いのが第3ライダーを務める濱原颯道選手で、さらにその右がチーム監督のMFDモトフィールドドッカーズ・岡本彰弘代表。写真は6月の8耐合同テストにて。ここに第2ライダーとして、今シーズンはMotoGPを走るKTMマシンのテストライダーを務めるジョナス・フォルガー選手が加わる。

「’20年以降はコロナだったり、自社業務(最新スキャナーとエラストマー樹脂などを使った3Dプリンターでパーツ復刻など行う3Dラボの設立)が忙しかったりでレースから遠ざかっていましたが、今年で生形選手が引退するということで、最後の鈴鹿8耐のスタッフとしてお声がけいただいたんです。私もこの機会をレース活動の区切りとしたくて、できること、持っているノウハウやコネクションを全て出し切ろうと。サイン・ハウスのB+COMを採用したのも、そんな活動の一環です。
実際に使って感じるのは、やはり現場でのコミュニケーションがものすごくスムーズになったこと。それまで大声でやりとりしていた会話が着実に相手に届く。

画像: ▲m-tech(エムテック)の松本圭司代表が手に持つのはチームクルーが被るB+COMをセットしたOGK KABUTOのヘルメット(自転車用AERO-R1)と、専用のアタッチメント。そのアタッチメントはm-techの3D LABOで製作したものだ。

▲m-tech(エムテック)の松本圭司代表が手に持つのはチームクルーが被るB+COMをセットしたOGK KABUTOのヘルメット(自転車用AERO-R1)と、専用のアタッチメント。そのアタッチメントはm-techの3D LABOで製作したものだ。

具体的にはテクニカルディレクターを務める私とサインマン、メカニック、タイヤマン、現場を統括するスタッフ、そしてライダーケア担当スタッフの6人で使いますが、クリアな音質でそれぞれの指示や意見が全員に行き渡る。これが何よりありがたいですね。耐久レースはチームワークで戦うモータースポーツですから。
実際には現場で使い方をフィックスしていくのですが、そこで得たデータはサイン・ハウスさんに逐次レポートする。サポートしてくださるメーカーさんの製品の、さらなる商品開発につながる情報をいかにフィードバックできるかが、レースの現場の務めとも考えているんですよ」(松本さん)

B+COMはそんなレースの最前線でも活躍していることも覚えておきたい。

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エスパルスドリーム レーシングが使ったのは B+COM ONE!

画像: エスパルスドリーム レーシングが使ったのは B+COM ONE!

B+COM ONE (3万4980円)/B+COMの中核を担うスタンダードモデルがこのONE。最大6人で同時通話可能なほか、ストリートでならスマホ接続や音楽、ナビ、ラジオのグループシェアといった、バイク用インカムに求められる機能を満載。最大20時間という連続使用時間も魅力だ。今回使われるアームマイクUNITのほか、ワイヤーマイクUNITも同額でラインナップされる。

トッププライベーターチームのコミュニケーションをつなぐB+COM!

画像1: トッププライベーターチームのコミュニケーションをつなぐB+COM!
画像2: トッププライベーターチームのコミュニケーションをつなぐB+COM!

サインマン(上)、タイヤマン(下)の使用例。チームでは6人が使用する。B+COMの採用でチームのコミュニケーションは飛躍的にスムーズになったという。

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B+COMは8耐有力チームも採用した、信頼のインカムなのだ!

B+COMのBluetoothインカムはストリートやツーリングでの有用性に目が行きがちだけれど、すでに鈴鹿8耐はもとより全日本ロードレースなどトップモータースポーツの現場で有力チームに採用される。こうしたフィールドからフィードバックされるデータはサイン・ハウスの次期製品開発に役立ってもいるのだ。B+COMの人気を支える高品質はそんな取り組みにも支えられている。

画像1: B+COMは8耐有力チームも採用した、信頼のインカムなのだ!

S-PULSE DREAM RACING・生形秀之/Jonas FOLGER/濱原颯道・GSX-R1000R

画像2: B+COMは8耐有力チームも採用した、信頼のインカムなのだ!

Astemo Pro Honda SI Racing・野佐根航汰/荒川晃大/山中琉聖・CBR1000RR-R

画像3: B+COMは8耐有力チームも採用した、信頼のインカムなのだ!

TeamマツナガKDC&YSP名古屋北・荒川雅彦/松永修/加藤久幸・YZF-R1

画像4: B+COMは8耐有力チームも採用した、信頼のインカムなのだ!

Team TATARA aprilia・和田留佳/綿貫舞空/Matteo BAIOCCO・RSV4

画像5: B+COMは8耐有力チームも採用した、信頼のインカムなのだ!

KRP三陽工業&RS-ITOH・佐野優人/佐野勝人/新庄雅浩・ZX-10R

画像6: B+COMは8耐有力チームも採用した、信頼のインカムなのだ!

Team BabyFace Titanium Power・津田一磨/前田恵助/Robin MULHAUSER・YZF-R1

画像7: B+COMは8耐有力チームも採用した、信頼のインカムなのだ!

BAKUON!! RPTナガノ&RTマツナガ・櫻山茂昇/伊藤勇樹/松岡玲・YZF-R1

取材協力

サイン・ハウス

m-tech(エムテック)

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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