文:松本正雅/写真:南 孝幸
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ホンダ「CB1000F SE コンセプト」概要

HONDA
CB1000F SE コンセプト
コンセプトモデル
1980年代に一世を風靡した名車・CB750Fをオマージュしたスタイリングと、CB1000ホーネット譲りの最新メカニズムを備えた、「CB」ブランドの次世代コンセプトモデルが「CB1000Fコンセプト」。今回実車が初公開された「CB1000F SE コンセプト」は、そんな“F”をベースに誕生した派生モデルです。

“F”ベースですから、基本的なスタイリングは同じなのですが、この“SE” はヘッドライトカウルを備えることで“F”とはまた違った個性を演出しています。ちなみに、今回から前後ウインカーやリアフェンダーなどがコッソリ追加され、より「市販型」に近づいていることに、みなさんお気づきでしたか!?




HONDA
CB1100F(1983)

HONDA
CB1000 SUPER FOUR T2(1994)
小ぶりなヘッドライトカウルを備えるそのフォルムはCB1100Fを想起させますし、ヘッドライトカウル左右に備わる整流用のエアダクトにはCB1000 スーパーフォアT2の面影を感じます。新世代モデルとはいえ、このSEコンセプトにも、しっかり「CBのDNA」が色濃く受け継がれているわけですね。

そしてこのSEには、その個性を一層際立たせる、数々の専用装備が用意されています。そのひとつがこのラジエターコアガード。下部には「CB」のロゴが入った贅沢な造りが特徴で、走行時の飛び石などからラジエターコアを守りつつ、外観をゴージャスに仕立てています。

二つ目はこのクイックシフター。詳細は未発表ですが、ベースであるCB1000ホーネット用のものと同タイプであるなら、アップ/ダウン対応型ではないでしょうか。スポーティに走りたい時だけでなく、街乗りやツーリング時にも重宝するアイテムですよね。

まだあります! 三つ目はこのグリップヒーター。コレが付いているのといないのとでは大違い。寒い季節だけでなく、ちょっと雨に降られてしまい、グローブが濡れてしまった時などにも重宝するアイテムです。このありがたみは走る距離が長い人ほど実感できるハズ。

そしてそして! 四つ目はこのシート表皮です。一見すると“F”と同じに見えるかもしれませんが、丁寧にダブルステッチが施され、表皮も高級感あるシボのレザー調に変わっているように見えます。しかもタンデム部のサイドには「CB1000F」のタグ付き。ハンドメイド風でカスタム感にあふれた仕様です。ちなみにシートのワディングは“F”と同じく、往年のCB750Fを思わせるパターンを採用しています。

ハンドルバーは“F”同様、往年のスーパーバイクバーを思わせるワイドタイプ。ブラック仕上げで精悍なイメージを醸し出しています。メーターは5インチのカラーTFT。ベースのCB1000ホーネットと同じタイプで、おそらくはライディングモードやスマホ連携機能の「Honda RoadSync」などが採用されているはずです。そして“F”同様、このSEもスマートキーを採用。このあたりの詳細情報も待ち遠しいですね。

そして、先ほども触れましたが、今回から前後にLEDウインカーが備わり、リアフェンダーやナンバーステー、ナンバー灯も備わりました。特に正式なアナウンスはありませんが、正直「もうコレ市販型でしょ?」と言いたくなる仕上がりです。



エンジン、マフラー、前後の足まわりといったメカコンポーネントは“F”と同様。開発陣がこだわり抜いたというメガホンマフラーのサウンドも聞いてみたいですが、いよいよ8月2日のデモランで(走るのはFですが)聞けるわけです! 鈴鹿8耐現地観戦の方はお見逃しなく!
ホンダ「CB1000F/SE コンセプト」人気投票

世界初公開の「CB1000F SE コンセプト」の実車撮りおろし写真、お楽しみいただけましたでしょうか? ここまで来ればあとはいつ発売か発表されるのを待つだけ…なんですが、アナタは“F”派ですか? それとも“SE”派ですか? ここでみなさんにアンケートを実施しちゃいましょう!
【アンケート】アナタは「F」派?「SE」派?
お好きなモデルをどちらかポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。
投票ありがとうございました。

いずれにしても早く実車に触りたい、乗りたいCB1000Fシリーズ。さらなる詳細が入り次第、速報でお伝えしますのでお楽しみに!!
ホンダ「CB1000F SE コンセプト」写真
文:松本正雅/写真:南 孝幸