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BSA「バンタム350」の概要

BSA
BANTAM350
2025年モデル
総排気量:334cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:800mm
車両重量:185kg
発売時期、価格未定
イギリスのBSA(バーミンガム・スモール・アームズ)と言えば、英国車が栄華を極めた1960年代に活躍した老舗メーカーです。
高性能な小銃の産地として知られていたイギリス・バーミンガムで1861年に創業。当初は武器の製造・流通の組合でしたが、1903年には優れた加工技術を活かしてオートバイの部品製造を開始、1952年にはモーターサイクル部門が独立し、一時はトライアンフも傘下に置き、世界最大のオートバイメーカーとして名を馳せました。
そんなBSAですが、1972年に倒産、2016年からはインドのマヒンドラグループの一員として復活し、2022年にはかつての名車の名を冠した「ゴールドスター」が登場、クラシックバイクファンの注目を集めています。

そんな新生BSAが、2025年7月29日に発表した新型がこの「バンタム350」。車名の「バンタム」は1948年から1971年まで続いたBSAの人気シリーズに由来するもの。スリムなボディにシングルエンジンを搭載する、扱いやすいネオクラシック・ロードスターです。

搭載されるエンジンは334ccの水冷DOHCシングル。最高出力は29HPです。同排気量帯のライバルであるホンダのGB350/Sやロイヤルエンフィールドのハンター350は空冷エンジンですが、バンタムはさすが水冷と言うべきか、スペックはより強力になっています。

タンクの造形も美しく、各部パーツの仕上げもなかなか上質。アシスト&スリッパークラッチなども標準装備されています。

メーターは丸型ケースを備えた液晶デジタル。機能の詳細は判明していませんが、左スイッチボックスに十字キーが備わっていますので、機能も豊富だと思われます。ミラーはオーソドックスなタイプとバーエンドタイプがあるようです。

ヘッドライトやウインカーにはLEDを採用。ヘッドライト中央にはBSAのロゴを冠したオーナメントが付き、ライトケースにはタフイメージを演出するレンズガードも付いています。

JAWA
42FJ
ちなみにこのバンタム、ベースとなっているのは同じマヒンドラグループのJAWAからリリースされている「42FJ」のようで、エンジンやメインフレームは共通のようです。足まわりもバンタムと同じく16本スポークのキャストホイールを採用し、フロントを18インチ化しています。
BSA「バンタム350」のカラー・人気投票
バンタム350のカラーは豊富で、実に5色がラインアップされています。

アヴァロングレー

オックスフォードブルー

ファイアークラッカーレッド

バレルブラック

ビクターイエロー
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投票ありがとうございました。
新生BSAはウイングフットの手により日本に輸入されており、現在はゴールドスターが販売されていますが、日本でも人気となりそうなこのバンタム350が国内導入される可能性は高そうです。今後の展開に期待しましょう!
BSA「バンタム350」の主なスペック
ホイールベース | 1440mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 185kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 334cc |
圧縮比 | 11.0 |
最高出力 | 29HP/7750rpm |
最大トルク | 29.62N・m(3.02kgf・m)/6000rpm |
燃料タンク容量 | 13L |
変速機形式 | 6速リターン |
レイク角 | 29° |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmシングルディスク・Φ240mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-18・150/70ZR17 |
乗車定員 | 2人 |
BSA「バンタム350」の動画・写真
BSA Bantam 350 & Scrambler 650 Launch: London
www.youtube.comまとめ:松本正雅