文:太田安治/写真:松川 忍、南孝幸/モデル:平嶋夏海

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GIVI(ジビ) バイク用 リアボックス モノロック アルミ製 MTN39/29
ジビ「トップケース MTN39」テスト&レポート

GIVI
トップケース MTN39
税込価格:2万6400円
サイズ:幅449mm×高さ292mm×奥行き390mm
容量:39L
カラー:シルバー、ブラック
アルミ製トップケースがこの価格はお買い得!
ライダーの間で「箱物」と呼ばれるのがトップケースとサイドケース。素材はデザイン自由度が高く、製造コストを抑えられる樹脂製が多いが、アドベンチャー系モデルでは頑丈で質感の高いアルミ製が人気。しかしアルミ製は総じて高価で……という常識を破ったのが箱物のトップブランド、GIVIの「マッターホルン」シリーズ。
高さを抑えつつ、レインウエアやジャケット、身の回りの物が一式収まる29Lタイプと、ヘルメットが余裕で収まる39Lタイプがあり、それぞれにアルミ地を活かしたシルバーと精悍なブラック仕上げが用意されている。
ベースにケースを固定するときはベース前側の凹分にケースを差し込んでからケース後部を押し込むだけ。外すときはケースをキーで開き、ケース内側にある解除レバーを回してから持ち上げる。どちらも慣れれば10秒程度の作業だ。
ケースが長方形で荷物の出し入れがしやすく、蓋部分と底面部分に各4カ所設けられているベルトループを使ってシートバッグを重ねることもできる。防犯性、防水性が高いこともナイロン製シートバッグにはない利点。なによりアルミ製+ベース付きでこの価格というのは驚きだ。

素早く着脱できることもGIVI製ハードケースの特徴。複数の車両を所有している人は、ベースだけ装着しておけば1個のトップケースを使い回せる。

付属の汎用ベースは波形プレートを使って純正または後付けのキャリアを挟むように固定。ナイロンロックナットが付属しているので振動で緩む心配はほとんどない。

39L容量でヘルメットのほかに、レインウエアやジャケット、シューズまで装備一式が収まる。横幅は約45cmで、左右への張り出しは気にならない。ケースとベースの合計重量は約5kg。

シンプルな長方体デザインでオフロードモデル、アドベンチャーモデルに似合う。ハンターカブにはベストマッチだ。

テスター太田安治の欲張りリクエスト
防犯性、防水性、荷物保護性能が高く、「箱」としての機能に不満なし。ただし持ち歩きはしにくいから、取っ手を付けるか、簡単に着脱できるショルダーベルトが付属すると便利。電源ケーブルを通す穴があっても良さそう。

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GIVI(ジビ) バイク用 リアボックス モノロック アルミ製 MTN39/29
文:太田安治/写真:松川 忍、南孝幸/モデル:平嶋夏海