文：太田安治／写真：松川 忍、南孝幸／モデル：平嶋夏海
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サンエイ化学 カートリッジ純水器 スタンダードタイプ TDSメーター付き 低床タイプ カバー付き CPD-10TEC-TDS イオン交換樹脂 洗車 （ホースなし 10L）
サンエイ化学「カートリッジ純水器スタンダードタイプ CPD-10TEC-TDS」テスト＆レポート
SANEI
カートリッジ純水器スタンダードタイプ CPD-10TEC-TDS
税込価格：1万8700円
サイズ：全高490mm×全幅（タンク直径）207mm
販売元:サンエイ化学
洗車時に「純水」を使えば水アカ付着なし！
丁寧に洗車するほど気になるのが水アカ。水道水にはカルシウムなどのイオン成分が溶け込んでいて、洗車後に水分が乾燥するとイオンデポジットと呼ばれる水アカや水シミとなって残る。これは塗装面、メッキ面に徐々に蓄積されるため、シャンプー洗車しても簡単には落ちず、見た目もくすんでしまう。
ならばイオンデポジットを落とす以前に付けなければいい、ということで試してみたのが水道水に含まれているイオンを吸着／交換する純水器。家庭用から産業用まで、様々な製品と技術を提供している水処理のトータルメーカー「サンエイ化学」の製品だ。
電源は不要で、水道栓から引いたホースとシャワーヘッドまたは高圧洗浄機に繋ぐホースを純水器に接続するだけで使える。水道水がイオン交換樹脂を通る際に抵抗が生じているはずだが、実際に水流が弱くなった感覚はなく、匂いや色の付着や泡立ちなどもない。
水が乾いた後を見れば純水の威力は明らか。指先で撫でてもザラ付きがなく、黒や紺といった色の濃い部分、透明度の高いスクリーンやヘッドライトカバー部分、バックミラーの鏡面といった部分には大きな差が出る。
試用した10Lタイプで作れる純水は約1800L。洗車だけではなく、住居の窓掃除、加湿器の補給用水、観賞魚用水槽など、純水の用途は幅広い。付属のTDSメーターを使えば純水の純度が測定でき、イオン交換樹脂（5L×2個で7920円）を入れ換えることで引き続き使える。効果と用途を考えれば導入費用もランニングコストも安いと感じた。
水道水を濾過するのではなく、水道水に含まれているイオン成分を吸着し、水素イオンと水酸化物イオンを放出する仕組み。
洗車後に塗装面を自然乾燥させた状態。カルシウムなどを含んだイオンデポジットが白く残り、塗装部分の艶が失われる。
本体は高さ約49cm、直径約21cmの円筒形。本体の中身はイオン交換樹脂だけなので見た目より軽く、水が入った状態でも楽に持ち運べる。
純水器は水道栓から引いたホースとシャワーヘッド付きホースの間に入れる。電源不要で準備／撤収も素早く行える。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
円筒を立てた形状で設置スペースを取らないが、ホースを引っ張った際に倒れてしまう心配がある。洗車に使用する場合は移動する頻度が多いので、横に寝かせて安定性を高めた別バージョンがあっても良さそう。
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サンエイ化学 カートリッジ純水器 スタンダードタイプ TDSメーター付き 低床タイプ カバー付き CPD-10TEC-TDS イオン交換樹脂 洗車 （ホースなし 10L）
文：太田安治／写真：松川 忍、南孝幸／モデル：平嶋夏海
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