葉月美優です。
サーキット走行中に壊してしまったコース場の物の代金や、オイル漏れによる処理代金は支払わないといけないって知っていますか？ なかなかの料金がかかってしまうので、なるべく壊したり漏らしたりしたくないですね……。
ということで、今回はサーキット走行でサポートをする側のお話です。いつも、サーキット走行やレースではサポートしていただいている側なので、とても新鮮です。いつも、走行会や耐久レースに一緒に参加したり、クルーをしていただいたり、私がこの仕事を始めた時からお付き合いしている仲間と一緒にクルーを務めます。
日本一売れているらしいバイク雑誌『ミスター・バイクBG』の山口銀次郎編集長が、初めてテイストオブツクバに参戦するということで練習走行のためピレリ走行会へ。
今回のピレリ走行会は、ピレリタイヤのレーシングサービスを行っている「プレストコルサ」主催のテイストオブツクバ参加ライダー向けです。ピレリとメッツラーユーザーは格安で走行できます。他メーカーユーザーも、別料金体制になりますが参加可能。テイストオブツクバ開催日前日の特別走行枠日の前日に毎回開催されています。
こう見ると、レースに参戦する人ってたくさんいるのだなと思いますよね。
ブース出店もありました。
山口編集長のマシンはカワサキ・Z650。エンジンのジェネレーター（発電機）を外しているため、点火のためのバッテリーは、走行していない時には充電もしくはバッテリー入れ替えが必要です。
私は、バイクをいじるお手伝いはできないので、スタンドやウォーマーをかけたりその他ちょこちょこした雑用係しかできませんが、このスタンドをかける作業は信頼している人にやってもらいたいと思います。あまり勝手がわからない人がリアスタンドをかけて、うまくフックがかかっていなくて倒しそうになるのをたまに見かけます。ベテランライダーはそれでも耐えられますが、私はきっと踏ん張りきれず倒してしまうと思います。ですので、わかっている人にかけてもらうのが安心です。
ということで、山口編集長のクルーをするときは私がリアタイヤ、もう1人がフロントタイヤを触る係と決まっています。これを決めておけば、レース本番でもスムーズですね。
行ってらっしゃい。サポートする人の走行は必ず見たいと思います。ピットアウトを見送ったら、各ポイントへ出かけます。今回は、3走行あるのでヘアピン、1コーナー、ピットの屋上から見ました。
ピットの屋上から見ると、最終コーナーからの立ち上がりからメインストレート、1コーナーの進入と立ち上がりからS字進入、ダンロップコーナーと広い範囲を見ることができます。ただ、どこのコーナリングも見えませんが。
1走行20分なので、あまり遠くに行ってしまうと帰りが大変です。1走行目は、ヘアピンの（後ろは最終コーナー）スタンドにいましたが、最終コーナーから途中でピットインしようとしているのが見えたので全力疾走でピットへ。ギリギリ間に合いスタンドをかけることが出来ました！
車両トラブルだそうです。こういうこともありますよね。レースに使うマシンは、走行ごとにフィードバックし細かい調整をしていかなければいけないので本当に大変だなと思いますが、それをこなすメカニックはとてもかっこいいと思います。
プロのレースでも、ライダーはもちろんですがメカニックがとても輝いて見えます。部位ごとに担当が分かれているので、「◯◯のメカニックです」という紹介が私の中でツボです。なので、スーパーGTなどのレースでもピットワークを見るのが大好きで、「左リアタイヤ担当しています」などの自己紹介を聞いて、かなりキュンとします。
このような感じの繰り返しで、3走行を終えましたがマシンの様子はあまりしっくりきていないようでした。山口編集長は、どんなバイクでも乗りこなせるライダーなのであまり心配はしていませんが、レース本番の3日前なのでセッティングが間に合えばいいなと思いました。自分がお手伝いするライダーには勝ってほしいと応援に熱が入ります。どんなレースになるのかな？
帰りに、ラーメンショップに寄りました。何年も前から、「ラーメンショップ」という名前は聞いていましたが入るのは初めて。こちらは、ネギラーメンが推しメニューだそうですが、次の日お仕事が入っていたのでネギは避けざるを得ず、野菜ラーメンにしました。
見た目よりも野菜がたっぷり入っていて、麺も美味しくて良かったです。筑波サーキットの帰りにごはん屋さんに行くときはだいたい中華系な気がします。
ということで、次はテイストオブツクバ本番！ 山口銀次郎選手と、KADOYA社長の深野将和選手のサポートをします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！
レポート：葉月美優
