ロム「ゼロスグラブ3」使用レビュー｜初めてのバイク用グローブとしてもおすすめ！ こだわりの仕様と高いコスパを実現

ロム「ゼロスグラブ3」テスト＆レポート

現実的なライディングシーンに合わせた安全性と快適性

新車、中古車の販売と買取／メンテナンス、各種イベントの主催など、ライダーに寄り添った運営で信頼を得ているレッドバロン。オリジナルのライディングギア『ROM』も、普段使いでの安全性と快適性を重視して開発されている。

新製品のゼロスグラブ3は、牛革と人工皮革を部位によって使い分けたハイブリッド製法を採用し、パンチング加工とエアベンチレーターによって通気性を確保。さらにCEレベル2のナックルプロテクターを装備し、安全性も充分だ。

手の甲側にしなやかな牛革を使っているため指の曲げ伸ばしが楽に行え、レバー操作、スイッチ操作の多いストリートユースでもストレスフリー。カフ（手首を覆う部分）にタブがあり、ストラップも面テープだから着脱が楽で、人差し指と親指の先に貼られた導通素材によってスマホのタッチパネル操作もスムーズだ。

パンチング加工＋エアインテークによる通気性はナイロンメッシュ素材のようにスカスカと空気が抜ける感覚ではないが、熱気のこもりによる不快さはない。むしろ、この程度の通気性だからこそ冬場以外の3シーズンで使える実用的な仕上がりに魅力を感じる。

なお、サイズ感はやや小さめという印象を受けた。僕が普段使っているグローブはMサイズだが、ゼロスグロブ3ならLサイズのほうがフィットする。牛革素材は使用に伴って伸びることを頭に入れて選ぼう。

素材の良さ、プロテクションの充実度、そして着け心地の快適さを考えると7700円という価格はリーズナブルだ。

テスター太田安治の欲張りリクエスト

街乗りからツーリングまでの普段使いグローブとして実にバランス良く仕上がっている。着け心地や機能上の不満点はないが、ブラウン系やアクセントカラーをあしらった2トーンなど、カラーバリエーションがあっても良さそう。

【写真4枚】ロム「ゼロスグラブ3」4

文：太田安治／写真：松川 忍／モデル：平嶋夏海

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