ロイヤルエンフィールド「ブリット350」に試乗｜ゆったり感がたまらない！ 艶めくブラックカラーとメッキパーツは相性が抜群でお気に入りです【葉月美優のちょい乗りレビュー】

ロイヤルエンフィールド「ブリット350」初見の感想＆試乗レビュー

──デザインやカラーなど、見た目で好きなポイントを教えてください。

ロイヤルエンフィールドのバイクに共通して言えることなんですけど、どのモデルもとにかくおしゃれですよね。ブリット350の場合、クラシックな見た目と艶のあるブラックなボディカラーがとっても渋くて、大人の装いっていう感じ……とてもかっこいいです！

メーターは、ヘッドライトカバーと一体になっていて、アナログのスピードメーターの下には燃料や走行距離などが表示されるデジタルパネルがついています。車体のデザインを邪魔しない、コンパクトなつくりですね。

各所のメッキパーツも綺麗です。バイザーやリアサスペンションなどもそうですが、一番お気に入りの場所は、またがった時に見える、ハンドル・メーターまわりです！

ハンドルバー、クランプはもちろん、速度計やキーシリンダーの枠、ブリット350のエンブレムなどがすべてメッキで、目線をやるたびにきらりと光って、とても綺麗です。愛車としてお迎えするなら、ぜったいにサビさせたくないですね（笑）。

──足つきやライディングポジション、取り回しはいかがですか？

サイドカバーが出っ張っているので足つきが悪そうだな、と思っていたのですが、シート前方が比較的細いので脚をまっすぐ降ろしやすく、意外とすんなりつま先が地面に接地しました。

車体を起こしたり、押し引きしたりするのは、排気量の割には少し重さを感じます。けれども、慣れてしまえば特に問題のない範囲だと思うので、さほど気にする必要はないかもしれません。

跨ったまま足で地面を蹴って移動するには、車重がそこそこあるのでもう少し身長が高い方でないと難しいかもしれませんね。

──試乗してみていかがでしたか？

見た目のまんま、走りもガツガツしてなくて、ゆったりと走ったときに得られる満足感を大切にしているバイクだな、と思いました。

加速はそこそこですが、スロットルをひねるとぐうーっと進んでいって、それと同時に大きくなってゆくエンジンの鼓動がライダーへと伝わるので、バイクに乗っている満足感を味わえます。

ですから、ワインディングやサーキットでスポーティな走りを楽しむというより、景色の綺麗な場所、それこそ海沿いなどを、ずーっと走っていって、バイクと一緒に記念撮影……なんていう、ツーリングがぴったりだと思いました。

高速道路も問題なく走ることができますし、これは、はじめてバイクに乗る方にもおすすめしたいモデルといえますね。

──デザイン・乗り味などすべて含めた上で気に入ったポイントを教えてください。

やっぱりこの優しくて、ゆったり乗って満足できる、というのが一番の推しポイントです。アクセルを開けたときの加速が穏やかなので、はじめて試乗したときも不安を感じませんでしたし、しっかり鼓動感を味わえるのも良いところです。

エンジンのフィーリングと高級感ある見た目が相まって、逆にせかせか走りたくないバイクなんですよね。

バイクにスピード感を求める人は多いかもしれませんが、ブリット350は「速さ」ではなく、「優雅なツーリング時間」を楽しみたくなる、そんなモデルです。

ロイヤルエンフィールド「ブリット350」主なスペック・製造国・価格

【写真27枚】27

テスター：葉月美優／写真：西野鉄兵／まとめ：大冨 涼

ロイヤルエンフィールド「ブリット350」関連のおすすめ記事

【試乗レポート】ロイヤルエンフィールド「ブリット350」 - webオートバイ

www.autoby.jp

【車両解説】ロイヤルエンフィールド「ブリット350」 - webオートバイ

www.autoby.jp