威風堂々としたスタイルのヘビー級クルーザーは、長距離走行での快適性で測る時代ではなくなった。インディアンモーターサイクルは、サーキットで鍛えた最新エンジンと、それを搭載した新型車を発表した。
文:河野正士
▶▶▶写真はこちら|「チーフテン・パワープラス・リミテッド」の全体・各部・走行シーン(9枚)
文:河野正士
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インディアン「チーフテン・パワープラス・リミテッド」ライディングポジション・足つき性
シート高:672mm
ライダーの身長・体重:170cm・65kg

672mmのシート高であることから両足を深く地面に着けることができる。グリップはやや幅広く低い位置にあり、ステップボードはやや車体前方にあるが、自然なライディングポジションだ。

インディアン「チーフテン・パワープラス・リミテッド」各部装備・ディテール解説

新たにデザインされたフロントカウル。その他燃料タンクやリアケースなどの外装類は、プラットフォームを共有するチャレンジャーと同じ。

挟角60度Vツインエンジンはバランサーを持たずしても振動が少なく、それによってエンジンをフレームの一部として使用可能になったと言う。

フロントフォークはSHOWA製の倒立タイプ。ラジアルマウントのブレンボ製4ポットブレーキャリパーをダブルでセットし、確かな制動力を確保。

テールライト上には、新たにボッシュ製ミリ波レーダーを装備。そのデータを元に稼働する、後方視界をサポートするライダーアシスト機能を搭載。
インディアン「チーフテン・パワープラス・リミテッド」動画・写真
The New 2025 Chieftain PowerPlus | The Power To Roam
www.youtube.comインディアン「チーフテン・パワープラス・リミテッド」主なスペック・価格
全長 | 2503mm |
ホイールベース | 1668mm |
最低地上高 | 137mm |
シート高 | 672mm |
車両重量 | 382kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ60°V型2気筒 |
総排気量 | 1834cc |
ボア×ストローク | 110×96.5mm |
圧縮比 | 11.4 |
最高出力 | 126HP |
最大トルク | 181.4N・m/3800rpm |
燃料タンク容量 | 22.7L |
変速機形式 | 6速リターン |
レイク角 | 25° |
トレール量 | 150mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ298mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 130/60 B19 66H・180/60 R16 80H |
メーカー希望小売価格 | 453万円~(消費税10%込) |
文:河野正士