インナーサンバイザー付きのヘルメットが流行っているが、今後は電気の力を使ったシールドシステムがトレンドとなるかもしれない。中国のブランド・ロブーの「スマートフォトクロミックシールド」を使ってみたぞ!
文:太田安治/写真:赤松 孝、松川 忍/モデル:平嶋夏海

ロブー「スマートフォトクロミックシールド」テスト&レポート

画像: LOBOO スマートフォトクロミックシールド 税込価格:2万5967円 発売元:ウェビック

LOBOO
スマートフォトクロミックシールド

税込価格:2万5967円
発売元:ウェビック

瞬時にシールド色のクリア⇔スモークをチェンジ

ほとんどのヘルメットはクリアシールドのほかにスモークシールドが用意されている。日差しの強いときにサングラスを掛けるように、シールドを変えると目の負担が減るし、顔の日焼け抑止にも効果あり。とはいえ交換用シールドを持ち歩き、状況に応じて交換するのは現実的には面倒でしかない。

LOBOO(ロブー)は、オートバイ用の各種アクセサリーパーツ、ウエア、バッグなどを幅広く展開している中国のブランド。電装系アクセサリーのラインアップも充実しているが、僕が注目したのは「スマートフォトクロミックシールド」。クリアからスモークへ、スモークからクリアへ瞬時に色が変わるという、これまでに無かった製品だ。

取り付けは純正シールドの内側にクロミックシールドを、外側にスイッチを両面テープで貼り付けるだけで、作業時間は5分程度。スイッチを1度押すとインテリジェント調光モードになり、外の明るさに応じて自動的に濃度が切り替わる。スイッチを2度押すと手動モードになり、スイッチを押すたびにクリアとスモークに切り替わるというシンプルな仕組みだ。

驚いたのは反応の速さ。既存の紫外線によって色が変化する調光シールドは濃くなるときも薄くなるときも時間が掛かるが、この製品は瞬間的にパッと切り替わり、トンネル通過時の明るさが極端に変化する状況、朝陽、夕陽の眩しさにも完全対応。ピンロックシートのような防曇性能も備えているから、ツーリングでは最高に便利。シールドの常識を覆す画期的なアイテムと言える。

画像: クリアからスモーク、スモークからクリアへの変化は瞬間的。スモーク状態でもレース用シールドほど濃くはないが、眩しさを防ぐには充分だ。

クリアからスモーク、スモークからクリアへの変化は瞬間的。スモーク状態でもレース用シールドほど濃くはないが、眩しさを防ぐには充分だ。

画像: スイッチボタンを押すことでマニュアル操作も可能。スイッチ部のサイズは実測で長さ53mm×高さ28mm×厚さ17mm。

スイッチボタンを押すことでマニュアル操作も可能。スイッチ部のサイズは実測で長さ53mm×高さ28mm×厚さ17mm。

画像: 内蔵のリチウムイオンバッテリーはUSB-Cケーブルで充電する。非アクティブ状態が5分以上続くとスリープ状態になり、振動を検知すると自動的に復帰。静止状態が2時間以上続くと自動的にシャットダウンする。

内蔵のリチウムイオンバッテリーはUSB-Cケーブルで充電する。非アクティブ状態が5分以上続くとスリープ状態になり、振動を検知すると自動的に復帰。静止状態が2時間以上続くと自動的にシャットダウンする。

画像1: ロブー「スマートフォトクロミックシールド」使用レビュー|電気の力でスモークとクリアを瞬時にチェンジ!

テスター太田安治の欲張りリクエスト

シールドの濃さはクリアとスモークの2パターンだが、その中間にセミスモーク的な濃さがあると便利かも。バッテリー内蔵のスイッチ部分はもう少し小さい方がいいし、他のシールドに手軽に付け替えられるような工夫も欲しい。

文:太田安治/写真:赤松 孝、松川 忍/モデル:平嶋夏海

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