1996年に初代ホーネット(250cc)が登場して以来、ホーネットの大きな魅力のひとつとして継承されてきたのがダイナミックなボディライン。アグレッシブな走りを予感させる、躍動的なスタイリングはホーネットシリーズのDNAとして最新モデルにも刻み込まれている。
文:太田安治、竹川由華、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、関野 温/協力:ホンダモーターサイクルジャパン
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ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」足つき性・ライポジ

シート高:809mm
ライダー身長:162cm

画像1: ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」足つき性・ライポジ

CB750ホーネットとCB1000ホーネットのシート高は跨ってみると、スペックの数字ほどの差は感じませんでしたが、1000は燃料タンクの張り出しで脚が開いてしまうので、足が地面から遠く感じてしまいました。両足はちゃんと着きますけど、足場が悪いところでは気をつけないといけないですね。(竹川由華)

画像2: ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」足つき性・ライポジ
画像: 〈参考〉CB750ホーネット|シート高:795mm

〈参考〉CB750ホーネット|シート高:795mm

ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」各部装備・ディテール解説

画像: 「AGGRESSIVE×PURE」をコンセプトとしたスタイリングは、モーターサイクルとしての機能部品をメインに構成することで、メカニズムの機能美とスポーツモデルとしての走りを強く印象づけている。

「AGGRESSIVE×PURE」をコンセプトとしたスタイリングは、モーターサイクルとしての機能部品をメインに構成することで、メカニズムの機能美とスポーツモデルとしての走りを強く印象づけている。

画像: ボリュームのあるタンクとエンジンを中心に、シートのセンター部分を絞り込み、抑揚の効いたデザインとして、リッタークラスのモデルらしい迫力と存在感も手に入れている。

ボリュームのあるタンクとエンジンを中心に、シートのセンター部分を絞り込み、抑揚の効いたデザインとして、リッタークラスのモデルらしい迫力と存在感も手に入れている。

画像: 大きく見やすい、スクエア形状の5インチカラーTFTメーターを採用。好みに応じて、バー/サークル/シンプルの3種類から表示モードが選べるほか、スマートフォンとの連携ができる「Honda RoadSync」も搭載。走行状況に応じて3種類から選べるライディングモードはユーザーによる設定も可能だ。

大きく見やすい、スクエア形状の5インチカラーTFTメーターを採用。好みに応じて、バー/サークル/シンプルの3種類から表示モードが選べるほか、スマートフォンとの連携ができる「Honda RoadSync」も搭載。走行状況に応じて3種類から選べるライディングモードはユーザーによる設定も可能だ。

画像: パワーユニットはSC77型と呼ばれるCBR1000RRのエンジンをベースとした999ccのDOHC4気筒。軽量な新開発のダイキャスト製ピストンを採用、エアクリーナーボックスは新作となり、同時にバルブタイミングやリフト量も見直され、低中速域でのトルクと爽快なパワーを両立する。

パワーユニットはSC77型と呼ばれるCBR1000RRのエンジンをベースとした999ccのDOHC4気筒。軽量な新開発のダイキャスト製ピストンを採用、エアクリーナーボックスは新作となり、同時にバルブタイミングやリフト量も見直され、低中速域でのトルクと爽快なパワーを両立する。

画像: SPは可変排気バルブの採用で最高出力は6馬力ほど向上している。

SPは可変排気バルブの採用で最高出力は6馬力ほど向上している。

画像: CB1000 HORNET(左)|CB1000 HORNET SP(右)

CB1000 HORNET(左)|CB1000 HORNET SP(右)

画像: スタンダードのブレーキキャリパーはニッシン製の対向4ポットラジアルマウント。マスターシリンダーもラジアルタイプを採用し、高い制動力とコントロール性を実現している。フロントフォークはSP同様ショーワ製のSFF-BP。ストローク量は130mmで、ボトムブリッジ部は高剛性のアルミ鍛造としている。

スタンダードのブレーキキャリパーはニッシン製の対向4ポットラジアルマウント。マスターシリンダーもラジアルタイプを採用し、高い制動力とコントロール性を実現している。フロントフォークはSP同様ショーワ製のSFF-BP。ストローク量は130mmで、ボトムブリッジ部は高剛性のアルミ鍛造としている。

画像: SPのブレーキキャリパーはブレンボ製の「Stylema」が標準装備となる。ピストンやパッドまわりをコンパクトにデザインすることでブレーキフルードのスペースを小型化、素早いレスポンスを実現したハイグレードキャリパーだ。フロントフォークはショーワ製のSFF-BPを採用。インナーチューブ径はΦ41mm。

SPのブレーキキャリパーはブレンボ製の「Stylema」が標準装備となる。ピストンやパッドまわりをコンパクトにデザインすることでブレーキフルードのスペースを小型化、素早いレスポンスを実現したハイグレードキャリパーだ。フロントフォークはショーワ製のSFF-BPを採用。インナーチューブ径はΦ41mm。

画像: ショーワ製のSFF-BPフロントフォークは左右で独立した機構を持つのが特徴で、右側に減衰力調整機構とスプリング調整機能を備える。

ショーワ製のSFF-BPフロントフォークは左右で独立した機構を持つのが特徴で、右側に減衰力調整機構とスプリング調整機能を備える。

画像: 左側にはスプリング調整機能のみを装備。車体の軽量化に貢献し、同時に摺動抵抗も低減している。スタンダードはアウターチューブがシルバー仕上げ、SPはゴールド仕上げとなる。

左側にはスプリング調整機能のみを装備。車体の軽量化に貢献し、同時に摺動抵抗も低減している。スタンダードはアウターチューブがシルバー仕上げ、SPはゴールド仕上げとなる。

画像: SPのリアショックはオーリンズ製のTTX36を標準装備。コンパクトなボディと優れた圧力バランスが特徴で、圧側、伸側の減衰力調整が完全に独立した構造となっているのも特徴。プリロードを含めたすべての調整がショックユニット上部で可能なので、セッティングが容易なのも魅力。

SPのリアショックはオーリンズ製のTTX36を標準装備。コンパクトなボディと優れた圧力バランスが特徴で、圧側、伸側の減衰力調整が完全に独立した構造となっているのも特徴。プリロードを含めたすべての調整がショックユニット上部で可能なので、セッティングが容易なのも魅力。

画像: シート高は809mm、同クラスの中でも標準的な数値だが、シート幅を抑えてあるので実際にまたがるとスペック以上に足つき性は良く感じる。タンデムシートはボリュームのあるテールカウルに沿って絞り込んだデザインだ。

シート高は809mm、同クラスの中でも標準的な数値だが、シート幅を抑えてあるので実際にまたがるとスペック以上に足つき性は良く感じる。タンデムシートはボリュームのあるテールカウルに沿って絞り込んだデザインだ。

ホンダ「CB1000ホーネット」「CB1000ホーネットSP」主なスペック・燃費・製造国・価格

全長×全幅×全高2140×790×1085mm
ホイールベース1455mm
最低地上高135mm
シート高809mm
車両重量211kg《212kg》
エンジン形式水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量999cc
ボア×ストローク76.0×55.1mm
圧縮比11.7
最高出力112kW(152PS)/11000rpm《116kW(158PS)/11000rpm 》
最大トルク104N・m(10.6kgf・m)/9000rpm《107N・m(10.9kgf・m)/9000rpm》
燃料タンク容量17L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°00′
トレール量98mm
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
燃料消費率 WMTCモード値17.7km/L(クラス3-2)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格134万2000円《158万4000円》(消費税10%込)
※《 》内はSP

文:太田安治、竹川由華、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、関野 温/協力:ホンダモーターサイクルジャパン

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