文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝
ロイヤルエンフィールド「クラシック350」ライディングポジション・足つき性
シート高:805mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

ハンドル位置は意外に低いが、ライダーに近くセットされているので上体は直立する。シート高は805mmで、前方の絞り込みが効いているため足つき性は数値から想像するより良好。座り心地が良く、長時間走行も快適だ。

ロイヤルエンフィールド「クラシック350」注目ポイント

今回の試乗車は最上級グレード・クロームシリーズの「エメラルド」。随所にメッキパーツをあしらった上品な仕立てが魅力。

今回からヘッドライト、パイロットランプ、前後ウインカーがLEDに進化したが、クラシカルな趣のフロントマスクは継承。

アナログメーターの下部に液晶モニターを汲み合わせるレイアウトは従来型と同様。メーターケースの形状も従来同様だ。

今回から液晶モニター部にはギアポジションインジケーターが標準装備された。あると非常に便利な親切アイテムだ。

専用のアプリを介してターンバイターン式のナビゲーションを表示可能な「トリッパー」は一部グレードに標準装備される。

「エメラルド」はタンクの両サイドにもメッキを採用。オーナーが眺めていて飽きることのない美しさを醸し出している。

空冷シングルエンジンは349cc。パワースペックは20.2PSだが、パルス感とサウンドを楽しみながら走るので、回さずとも十分楽しめる。

クロームメッキのフェンダーが高級感を高める。ブレーキキャリパーはBYBRE製で制動力も十分。装着タイヤは前後ともCEAT製だ。

クラシックらしくマフラーはキャブトンタイプ。サウンドもシングルらしい歯切れのあるもので、オーナーの所有感を高めてくれる。

シートはセパレートスタイルで、前後ともに肉厚なのでタンデムも快適。好みに応じてタンデム部を外し、リアキャリアも装着可能。
ロイヤルエンフィールド「クラシック350」動画・写真
Royal Enfield - YouTube
www.youtube.comロイヤルエンフィールド「クラシック350」主なスペック・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2145×785×1090mm |
シート高 | 805mm |
車両重量 | 195kg |
エンジン形式 | 空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 349cc |
最高出力 | 14.9kW(20.2PS)/6100rpm |
最大トルク | 27N・m/4000rpm |
燃料タンク容量 | 13L |
変速機形式 | 5速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmシングルディスク・Φ270mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・120/80-18 |
製造国 | インド |
メーカー希望小売価格 | 69万4100円~72万8200円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:赤松 孝