この記事では、同企画内で「125クラス(51~125cc)」にカテゴライズされる、ホンダの「カブ」シリーズをまとめて紹介します。
Honda Super Cub C125
H-045(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
初代スーパーカブ・C100風のレトロなスタイルを上質に仕上げ、2018年にデビューしたスーパーカブC125。2021年にはモンキーにも搭載されたロングストロークの新型エンジンを採用、最高出力や燃費を向上させ、同時に最新の排出ガス規制にも対応。
前輪のみ動作する1チャンネルABSも標準装備となった。2024年モデルは新色を1色追加、継続色と合わせ計3色の設定となった。
Honda CT125・ハンターカブ
H-046(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
スーパーカブの信頼性の高さ、扱いやすさ、軽快な走りを活かしながら、アウトドア・アクティビティを楽しむための移動手段として誕生したCT125・ハンターカブ。
ストロークの長いフロントフォークやアップマフラー、前後ディスクブレーキを装備。かつてのハンターカブの機能的でクラシカルなイメージを、LEDヘッドライトなど現代的機能をミックスしながら巧みに再現。
2022年12月から販売されている現行モデルでは最新の排出ガス規制に対応しつつ、最高出力の向上を図った新エンジンを搭載。リアサスペンションには、5段階のスプリング初期荷重が調整可能なプリロードアジャスターを追加。
2023年末発売の2024年モデルではカラーラインアップが変更され、パールオーガニックグリーンに替わり、ターメリックイエローが新色として登場した。
Honda Super Cub 110/Super Cub 110 PRO
H-047(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
2008年に誕生した初代スーパーカブ110から熟成を重ねて完成度を高めてきた109cc空冷単気筒エンジンは、2017年にフルモデルチェンジを受け、粘り強いパワー特性と優れた燃費性能はそのままに、信頼性がこれまで以上に高まった。
さらに、2022年にモデルチェンジしロングストロークの新型エンジンを搭載、最新の排出ガス規制にも適合。前モデルまでは前後がワイヤースポークのホイールだったが、前後輪にキャストホイールとチューブレスタイヤを装備、フロントブレーキもディスク化された。
同時に配送業務向けモデルであるPROもモデルチェンジ。新型エンジンと前後14インチのキャストホイール、フロントブレーキにはディスクカバーを採用したディスクブレーキを装備する。スタンダードのスーパーカブ110の2024年モデルはカラーバリエーションが変更され、イエローに替わりオレンジが設定され全5色のラインアップとなった。
Honda CROSS CUB 110/CROSS CUB 110・くまモンバージョン
H-048(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
スーパーカブ110をベースにレッグシールドを省き軽快なスタイリングを与え、ガード付きのヘッドライトなどを装備するなどアウトドアイメージをプラスし、ファンバイク的に仕立てたクロスカブ110。
2022年にモデルチェンジを受け、新型ロングストロークエンジンと前後キャストホイール、前輪ディスクブレーキとABSが採用された。タイヤは前後ともにチューブレスで、メーターパネル内にギアポジションや時計を表示する機能が追加された。
2024年モデルはカラーが変更され、新色の「マットジーンズブルーメタリック」と継続2色で全3色のラインアップ。2019年に登場した熊本県のPRマスコットキャラクターのくまモンとコラボした「くまモンバージョン」も継続となっている。