この記事では、同企画内で「750クラス(401~749cc)」にカテゴライズされる、国内ミドルネイキッドモデルのノミネート車をまとめて紹介します。
Honda CB650R/CB650R E-Clutch
H-018(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
CBR650Rのネイキッド版のCB650Rにも「Honda E-Clutch(ホンダ イークラッチ)」を搭載したモデルが登場。クラッチコントロールを自動制御することで、ライダーの手動によるクラッチレバー操作を不要とした世界初の電子制御技術でクラッチカバー部にE-Clutchのユニットが取り付けられる。
特徴的な外観もヘッドライトからシュラウド、リアカウル、テールランプ等のデザインを一新。その他、5インチフルカラーTFTメーターも新たに採用された。
E-Clutch搭載車はパールディープマッドグレー、マットバリスティックブラックメタリック、通常モデルはマットバリスティックブラックメタリックのラインアップ。
Honda CL500
H-022(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
471ccの水冷並列2気筒エンジンを積んだ人気のクルーザー・レブル500をベースとしたスクランブラースタイルでアップライトなポジションが魅力のスポーツモデルがCL500。
あらゆるシーンにマッチするマシンをコンセプトに開発されており、ダイヤモンドフレームにストロークを長く確保したサスペンション、セミブロックタイヤを装備し路面への適応範囲も広い。エンジンにはアシスト&スリッパークラッチも採用された。カラーは全2色のラインアップだ。
YAMAHA MT-07 ABS
Y-011(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
人気ミドルネイキッドのMT-07。2021年のマイナーチェンジで270度クランクの688㏄水冷並列2気筒CP2エンジンは新排出ガス規制に対応。
さらに、燃料タンク周りやハンドルの形状変更でポジション設定を見直し、デザインを一新しHi-Loを一体としたバイファンクションLEDヘッドライトを採用。
2024年モデルは5インチTFTカラーメーター装備やスマートフォン連携機能を追加するなどマイナーチェンジして発売された。
YAMAHA XSR700 ABS
Y-012(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
MT-07をベースに開発されたヘリテイジスポーツ。2022年モデルでモデルチェンジされ、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。
特徴的なデザインのヘッドライト、ポジションランプ、ウインカーはLED化され、左側にオフセットして配置される丸型メーターにはネガポジ反転表示のLCD液晶を採用。
カラーグラフィックは往年の名車・RZ350をオマージュしたグラフィックを纏い、フロントブレーキのディスクローターも大径化。2023年モデルで価格改定された。
SUZUKI GSX-S750 ABS
S-013(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
GSX-R750用をベースに低中速を重視してリファインされた749cc水冷並列4気筒エンジンをはじめ、倒立フロントフォークやラジアルマウントキャリパーなど本格的な足まわりで爽快な走りを実現するスポーツネイキッド。現在は生産を終了している。
SUZUKI SV650 ABS
S-016(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
645ccの水冷Vツインエンジン、スリムで軽量なボディ、シンプルでオーソドックスなスタイルを組み合わせたミドルネイキッド。
現行型は、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応を図り、最高出力が76.1PSから72PSへとダウン。その分トルク特性が変わり、これまで以上にフレキシブルになった。2023年モデルは3色設定。
SUZUKI SV650X ABS
S-017(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
SV650をベースに、ヘッドライトカウルやタックロールシート、セパレートハンドルを装着したカフェレーサーバージョンがSV650X。
2023年モデルは平成32年(令和2年)国内排出ガス規制を図った仕様で登場、最高出力が76.1PSから72PSになり、トルクの発生回転数が下がり扱いやすくなった。ボディカラーはマットソードシルバーメタリックのみとなった。
Kawasaki Z650RS
K-011(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
「ザッパー」として親しまれた名車Z650をモチーフとして開発されたミドルクラスのロードスター。ニンジャ650系の並列2気筒エンジン(649cc)をトレリスフレームに組み合せ、188kgという軽量でコンパクトな車体を実現。
この組み合わせによる俊敏な走りは、現代のザッパーと呼ぶには十分なもの。2024年モデルはKTRC(カワサキトラクションコントロール)を採用し、カラー&グラフィックが変更され新しい2色がラインアップ。型式なども変更されている。
Kawasaki Z650
K-013(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
ニンジャ650をベースとしたスポーツネイキッド。アグレッシブでインパクトの強い「Sugomi」デザインのスタイリングが与えられ、灯火類はLEDで、スマホとの接続機能を備えた大型カラー液晶メーターも採用。
2022年モデルで新排出ガス規制に適合し、ETC2.0車載器を標準搭載。カラー&グラフィック変更を受けて、2023年9月に2024年モデルが発売された。
Kawasaki Z7 Hybrid
K-017(ジャパンバイクオブザイヤー2024 投票番号)
世界初となるストロングハイブリッドモーターサイクルとして、ニンジャ7ハイブリッドとともに登場したZ7ハイブリッド。
ガソリンエンジンとトラクションモーターを組み合わせたエンジンを搭載。クラッチレバーレスの電子制御6速オートマチックは、左ハンドルに用意されるシフトセレクタでマニュアル操作も可能。
その他にもEVとしての走行も可能としている。ライディングモードはSPORT-HYBRIDモード、ECO-HYBRIDモード、EVモードの3つが用意され幅広いシーンに対応。発進時や追越し時に一時的に出力を増加して素早い加速を実現するe-boostやリバース機能付きのウォークモードも用意。
2024年6月15日発売予定だったが、諸事情により延期となった。