葉月美優です。
夜のお散歩が気持ちの良い季節ですね。昼間は真夏のように暑いときがありますが、本当の真夏はこんなものではないと思うと……耐え抜けるのか心配になりますね。
今回は、サーキットを走るまでに訓練したことや、たまにやっていることをレポートしたいと思います!
サーキットを走るようになったきっかけ
まず、実は私は……サーキットに全く興味がありませんでした! レーシングスーツ? ゴツいな~なんて思っていたり、サーキットとは何ぞや状態でした。
しかし、月刊『オートバイ』の企画で、モビリティリゾートで開催されていた「DE耐」に参戦した時に、「サーキットって楽しい!」「上手に走れるようになりたい!」と思いました。それがきっかけでした。
速く走るのと、上手に走るのでは訳が違います。ただ、上手に走れるようになれば道のりが長くとも、自然に速くなるのではと思っています。そこで、私の最初の訓練はポケバイからでした。「動力があるオートバイ本来の動きがわかる」「バイクをコントロールする基本がわかる」「間違った操作をしても低速なので安全(いくらでもコケられる)」といった理由とのことでしたが、最初はチンプンカンプンでした。
バイク好きでなくても、誰もが知っているであろうポケバイですが、これ……実はとても難しいのです。
まず、大人が乗るサイズではない!! 脚を収めるのにコツがいるし、そもそもキツイです。やっと乗れても、安定して走るのも難しかったです。男性は割とパッと乗れてしまうのですが、ビビリな私はこんなに小さい乗り物に対してのスピード感に慣れなさすぎてすぐ失速してしまいました。
そして、ポケバイにはサスペンションのショックがありません。なので、ちょっとした操作やミスがもろに出てしまいます。ということは、普段私達が乗っているバイクのように、下手くそな運転を誤魔化してくれないのです。
スピードはかなり出るのに、バイクは助けてくれない……練習にはなるけど、ちょっと危険なバイクですね(笑)。
なんとなく乗れてきたら、8の字やUターン状のスラロームの練習。コーナーリング中にビビって失速してしまうと転びます。何回やったことか……。更に目線も気をつけなければなりません。本当に見た方向にバイクは向かうので、コーナーリングで違うところを見ようものなら一瞬でそっちへ行ってしまいます。でもここで、アクセルの加減と目線をしっかり学びました!
・失速して倒れそうになったら、アクセルを開ければとりあえずは立て直せる
・首ごと目線を向ければ、しっかり小回りもできる
ここは、かなりの収穫だったと思います!
あとは、タイヤが滑る感覚も学びました。コーナーリングでリアが滑る、タイヤがもう終わりだとわかるようになったり。それを伝えたくて、走行中後ろをみたら前転しました。走りに集中しないで、余計なことをすると一瞬で転ぶことも同時に学びました(笑)。
最初は、千葉県にある”千葉北ポケバイコース”の本コース脇で練習を始めました。なかなかないポケバイの部品もあるので、今でもお世話になっています。実は、そこのポケバイコースを運営しているのは、プロライダーの石井千優ちゃんのお父さんなのです。ここからたくさんの有名プロライダーが輩出されていました! 本コース走行は、ちびっ子の走行の邪魔になるので控えています(笑)。
その後、より速度を上げて自由なコースレイアウトを作ることができる、茂原ツインサーキットの多目的スペースのミニコースをホームにしています。8の字をいくつも組み合わせたコースをパイロンで作ってます。
ちなみに、今年も春のシーズンイン、サーキットを走る前にポケバイでの訓練をしました。
久々に乗っても、やっぱり最初は思うように乗れず難しく感じます。
インに寄りすぎて、タイヤに膝があたり転んだのがハイライトです(笑)。※一切怪我はありませんでした。
ここでのトラウマはありませんでしたが、その後もタイヤが滑る状態で同じ箇所で何度も転び、CBR250RRに乗り換えた直後は身体が固まってしまい、いつものように乗れなくなってしまいました。それもその日のうちに克服しましたが……。
地味な基礎練習もとても大事です。最初は本当に嫌でしたが、今では初心に振り返るためにこの訓練をしたくなります。
ポケバイに乗った直後は立てなくなるくらい、疲れるし身体が固まっています(笑)。
この訓練を経て、段々排気量を大きくしていきました。今では、サーキット走行が大好きで、もっとも速く上手に走りたいと思いながら、日々奮闘中です!!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
レポート:葉月美優