月刊『オートバイ』&webオートバイの恒例企画「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」を今年も開催します! 1977年から続く、読者のみなさまの投票で今年のナンバーワン・バイクを決めるバイクの総選挙です。
この記事ではノア セレン氏が推す3台を紹介。パフォーマンスだけでなく使い勝手やコスパにも優れた、欲張りなライダーにおすすめのモデルたちです。
文:ノア セレン/写真:南 孝幸、島村栄二
この記事ではノア セレン氏が推す3台を紹介。パフォーマンスだけでなく使い勝手やコスパにも優れた、欲張りなライダーにおすすめのモデルたちです。
文:ノア セレン/写真:南 孝幸、島村栄二
ノア セレンが選んだ2024年の推しバイク 第1位 ホンダ「NX400」
質実剛健な400Xの後継は、ちょっとモダンに進化
1台だけ選ぶとしたら、もうコレしかない!?
乗った瞬間に「うわぁ! すげえ!」とか「欲しすぎる!」とはならないですが、一日乗って「もうこれしかない!」と思えたバイクが、このNX400の先代・400X。
特筆する所はほとんどないんです。普通の180度クランクのパラツインで、個性とかエキサイトメントとかとは無縁。だけど超優秀な道具で、どこまでもいつまでもトコトコと走り続けるし、シートやポジションも極快適。僕みたいな長身でも窮屈に感じることもありません。
しかもレギュラー仕様で実燃費も30km/Lとか走っちゃう。長距離ツーリングや毎日の移動手段としても大切な「馬車馬的魅力」があるんですよ。
ところがそれだけじゃない。実はかなりのスポーツバイクなんです。ミッションタッチやアクセルのレスポンスはとてもモダンで意のままに操れるし、倒立フォークと良く効くブレーキはかなり積極的な走りも許容してくれ、ツーリング先の峠道では「ソノ気」になれちゃう。
その400Xの後継のNX400はスタイリングがモダンでちょっと軽量でトラコン付き。1台だけ所有するならコレでキマリです。
ホンダ「NX400」注目ポイント
ホンダ「NX400」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2150×830×1390mm |
ホイールベース | 1435mm |
最低地上高 | 150mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 196kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 399cc |
ボア×ストローク | 67.0×56.6mm |
圧縮比 | 11.0 |
最高出力 | 34kW(46PS)/9000rpm |
最大トルク | 38N・m(3.9kgf・m)/7500rpm |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 27°30′ |
トレール量 | 108mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 110/80R19 59H・160/60R17 69H |
燃料消費率 WMTCモード値 | 28.1km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 89万1000円(消費税10%込) |