月刊『オートバイ』&webオートバイの恒例企画「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」を今年も開催します! 1977年から続く、読者のみなさまの投票で今年のナンバーワン・バイクを決めるバイクの総選挙です。
この記事では、『オートバイ』の企画やロードテストでもおなじみのジャーナリスト、横田氏が選ぶ3台を紹介! いずれ劣らぬ個性派ぞろい。スタリング、メカニズム、パフォーマンス、どれも乗っていて飽きの来ない、ユニークなバイクたちです。
※スタッフの推薦は「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー」のランキングに影響はしません。また国産車だけでなく輸入車も含んでいます。
文:横田和彦/写真:南 孝幸、カワサキ

横田和彦が選んだ2024年の推しバイク 第1位 KTM「390 DUKE」

進化をまざまざと感じさせる劇的アップデート!

画像: KTM 390 DUKE 総排気量:398.7cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 シート高:820mm 車両重量:165kg 税込価格:78万9000円

KTM 390 DUKE 

総排気量:398.7cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:820mm
車両重量:165kg

税込価格:78万9000円

多くの人に薦めたい爽快な走りと完成度!

今年フルモデルチェンジを敢行した390 DUKE。初代モデルのオーナーであり現在RC390でKTM 390 CUPに参戦している自称「390マニア」の私から見ても進化は著しい。エンジンは完全新設計で、排気量をアップして中回転域のトルクフィールを向上、市街地でより扱いやすくなる一方で、ワインディングでのコントロール性も高まった。

感心したのはサスペンションの進化だ。初期段階での動きが良くなっていて、街中での乗り心地がいい。またブレーキングでのノーズダウンも自然でコーナーリングのキッカケもつかみやすくなった。沈み込んでからの踏ん張りも効き、立ち上がりでアクセルを開けていくと、しっかり加速方向にトラクションがかかる。右側にオフセットされたリアショックが良い仕事をしていると感じた。

アップライトなポジションと軽量な車体とのバランスも良く、軽快なハンドリングを活かして自在にコントロールできる。コーナーにスパッと切り込み、一気に加速して脱出していく爽快感は、ベテランをも虜にするもの。質感も高まって、多くのライダーに薦めたくなる完成度だ。

KTM「390 DUKE」注目ポイント

画像: 新設計の「LC4c」エンジンは排気量を上げてパワーとトルクを増強。排気系も新作された。後輪のロックを抑制するアンチホッピングクラッチは標準。

新設計の「LC4c」エンジンは排気量を上げてパワーとトルクを増強。排気系も新作された。後輪のロックを抑制するアンチホッピングクラッチは標準。

画像: 個性的なLEDデイライトを持つLEDヘッドライト。ウインカーにはハザードと切り忘れ防止システムが追加された。ブレーキ&クラッチレバーは調整機能つき。

個性的なLEDデイライトを持つLEDヘッドライト。ウインカーにはハザードと切り忘れ防止システムが追加された。ブレーキ&クラッチレバーは調整機能つき。

画像: 5インチのカラーTFTメーターを新採用。ライディングモードは3種類で、コーナリングABSやトラコンも装備。クイックシフター+はオプション。

5インチのカラーTFTメーターを新採用。ライディングモードは3種類で、コーナリングABSやトラコンも装備。クイックシフター+はオプション。

KTM「390 DUKE」主なスペック・価格

ホイールベース1357mm
シート高820mm
車両重量165kg
エンジン形式水冷4ストDOHC単気筒
総排気量398.7cc
最高出力33kW(45PS)/8500rpm
最大トルク39N・m(3.97kgf・m)/7000rpm
燃料供給方式フューエルインジェクション
燃料タンク容量約15L
変速機形式6速リターン
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmシングルディスク・Φ240mmシングルディスク
タイヤサイズ(前・後)110/70 R-17・150/60 R-17
製造国インド
メーカー希望小売価格78万9000円(消費税10%込)

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