2024年3月24日に幕を閉じた「第51回 東京モーターサイクルショー」に出展していたスペシャルパーツ武川のホンダCT125・ハンターカブの詳細を紹介していく。
文:山ノ井敦司/写真:南 孝幸

誰もが満足する性能と充実した装備が魅力のSP武川のスペシャルカスタム

ショーの目玉として用意されたのが新型CT125・ハンターカブ(JA65)に合わせて開発されたスーパーヘッド4V+Rボアアップキット。ヘッドに合わせて(大径化されたポートに合わせて)、専用のビッグスロットルボディーキット装着されていた。

画像1: 誰もが満足する性能と充実した装備が魅力のSP武川のスペシャルカスタム

純正が約8PSに対し、現在JA65用に発売されるSステージボアアップキット(スポーツカムシャフト/エアフィルターキットも同梱)はヘッドがない状態で約12PSを発揮。スーパーヘッド4V+Rでは純正の2バルブから4バルブ化され、専用のビッグスロットルボディーキットも用意されるということで、12PSは優に超えてくるはずで、驚くべき数値を叩き出しそうな予感がする。

武川ではこれまで2020年に発売されたJA55用では同キットの181cc仕様をリリースしていたが、2022年に新エンジンを搭載して発売されたJA65では、エンジン内部の仕様が変更されたことでそのキットが使用不可に。その上、新型のエンジンでは145cc以上のボアアップも不可となっていた。
そのためJA65用には純正ヘッドを使用するSステージボアアップキットのみのリリースとなっていた。ボアアップをすることでエンジンの出力アップは可能だが、ヘッドが純正ではフルパワーとは言えない状態だった。

画像: 今回発表されたキットがコチラ。ロッカーアームはローラーロッカーアームとなり、バルブの数や燃焼室の形状も確認できる。細かな数値や詳細は未発表。

今回発表されたキットがコチラ。ロッカーアームはローラーロッカーアームとなり、バルブの数や燃焼室の形状も確認できる。細かな数値や詳細は未発表。

武川のスーパーヘッド4V+Rと言えば、ミニバイクの多くが搭載するエンジン(SOHC)の純正が2バルブに対し、4バルブ化することで高い吸排気効率を実現。4バルブ化に伴いセンタープラグ化され、バルブの挟み角や燃焼室形状、ポート形状も最適化してある。それに加え排気量もアップされているので、純正とはまるで別次元の走りを提供してくれる。スーパーヘッド4V+Rはキャブレター時代のモンキー、ミニバイクのチューニングパーツとして各社がリリースするキットの中でもSOHC最速・最強と今でも言われており、多くの4ミニユーザーが装着している。

著者も実際にキャブレター時代のモンキーやグロムなどのスーパーヘッド4V+Rを組み込んだ車体を何十回も試乗したことがあるが、その性能は純正とは比べ物にならない別の乗り物となっており、ミニバイクとは思えぬスピーディーでパワフルな走りが楽しめた。

キットは今回装着されるCT125・ハンターカブ(JA65)以外に、モンキー125(JB03)、DAX125(JB04)、GROM(JC92)用も用意されるとのこと。気になる発売時期だが、近日中を予定。新しい情報が入り次第、キットの詳細や試乗の様子をお届けする。

画像2: 誰もが満足する性能と充実した装備が魅力のSP武川のスペシャルカスタム

今回の車体(エンジン)にはスーパーヘッド4V+R以外にも注目のパーツが装着されている。それがカブなのにマニュアル操作を可能にするハイドロクラッチコンバージョンキット(ハンドルを見るとクラッチレバーが装着されている)。一次側の自動遠心クラッチを残すことで、発進・停止時は自動遠心クラッチのままで、走行状態ではマニュアルクラッチ仕様となる。「カブは遠心クラッチがいいのに〜」と思うかもしれないが、ここぞという時の瞬発力を得たいならマニュアル化がおすすめだ。

画像3: 誰もが満足する性能と充実した装備が魅力のSP武川のスペシャルカスタム

マフラーも新作で、トラッカースタイルをモチーフにしたショートなサイレンサーがポイントのトラッカーマフラーを装着(もちろんJMCA認定)。サイレンサーにはブラックアルマイトが施され、エンド(コチラもブラックアルマイト仕上げ)はアルミ削り出しで製作される。

画像4: 誰もが満足する性能と充実した装備が魅力のSP武川のスペシャルカスタム

充実の装備のハンドル周り。様々なパーツの中でもおすすめしたいのがフロントキャリア上に用意されたマルチツーリングバッグ(容量は約6.8L)。外蓋部分にクリアポケットもあり、スマホを収納してナビを確認するということも可能。表面のクリアシートはモバイルのタッチパネル操作に対応。ショルダースリングベルトも付いているので出先でバッグとして使用も可能。

画像5: 誰もが満足する性能と充実した装備が魅力のSP武川のスペシャルカスタム

リアキャリア(左側)にはウォータータンクキットを装備。スポーツやアウトドア等の出先で水が必要な時に大活躍間違いなしのアイテム。タンクの取り付け位置は上、中、下段の3パターンがあり、ユーザーの好み、使い方に合わせた位置に取り付けが可能となっている。

奥に見えるリアのショックアブソーバーは2本セットで、税込1万8150円とお求めやすい価格が嬉しい。同じ見た目、価格で40mm短いローダウンタイプもリリース中。ホイールも武川とEXCELが共同開発したホイールに換装されており、純正のホイールがフロント1.60/1860g、リア1.60/1860gに対し、1.85/1630g、リア1.85/1630gと太い見た目で軽量な仕上がりとなっている。

画像6: 誰もが満足する性能と充実した装備が魅力のSP武川のスペシャルカスタム

シートには被せるだけの簡単取り付けで、適度なグリップ力と通気性に優れた立体メッシュを採用したエアフローシートカバーを装着。立体メッシュにより、お尻とシートの間にちょっとした空間を作ることで、走行風が吹き抜け、不快な蒸れやシート熱の軽減。キャリア部に装着されるピリオンシート&バックレストセットは2人乗りを頻繁にする方におすすめの装備。

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文:山ノ井敦司/写真:南 孝幸

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