トライアンフが誇るミドルアドベンチャーモデル、タイガー900が大きく進化した。独創の3気筒エンジンは13PSものパワーアップを果たし、7インチモニターをはじめ装備関係もアップグレード。今回はF19インチのGT PROとF21インチのRALLY PROに試乗だ!
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:柴田直行、南 孝幸

トライアンフ「タイガー900GT プロ」インプレ(宮崎敬一郎)

画像: TRIUMPH Tiger 900 GT Pro 総排気量:888cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 シート高:820-840mm 車両重量:222kg 税込価格:189万5000円〜192万5000円

TRIUMPH
Tiger 900 GT Pro

総排気量:888cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
シート高:820-840mm
車両重量:222kg

税込価格:189万5000円〜192万5000円

オールマイティに楽しい魅力的なミドルタイガー

新型のタイガー900は吸気ポートの拡大や、フューエルマネージメントの変更で、排気量を変えずに13PSアップの108PSを達成、外観のデザインも少々変わった。

これらの主要構成はこのGTプロ、サストラベルを前後とも40mm伸張したラリープロともに共通。動力、走行性能に磨きをかけてグレードアップを狙っている。

今回試乗したGTプロはフロント19インチ。大きな障害物、段差の乗り越え性能より、接地性を重視した選択をしている。トライアンフは「オンロード指向のアドベンチャー」とアピールしているが、走り回るほどに、オンロード指向、という言葉だけではこのバイクの魅力を伝えきれていない気がした。あくまでもラリープロがオフ指向を強めたモデルなのであって、このGTプロは偏りのない、オールマイティなオンオフアドベンチャーだと思った方がいい。

画像1: トライアンフ「タイガー900GT プロ」インプレ(宮崎敬一郎)

まず、この足まわりはかなりタフだ。舗装路、ダート問わず、全力で飛んだり跳ねたりしない限り、大方の悪路にある路面の掘れ、段差くらいなら底突きせずに難なく踏破する。快適だし、オンロードならそんな路面でスポーティな機動をすることも可能だ。

19インチになっている分、アドベンチャーとしてはフロントの節度もしっかりしており、高速コーナーも充分に対応できる。加えて、アスファルトが剥がれたような舗装路から、握りこぶし二個分くらいのゴロ石が転がっている林道でも躊躇無く飛び込んで行ける。たぶん、タイヤをオフロード寄りのキャラクターの銘柄に変えるだけで、オフでもかなりスポーティな走りができるだろう。

画像2: トライアンフ「タイガー900GT プロ」インプレ(宮崎敬一郎)

ライディングモードは5種類あり、どのモードからでも簡単にレスポンス特性やトラコン、ABS、リアサスの応答を加減できて、使い勝手はとてもいい。

エンジンは高回転域で強力になっているだけでなく、低中域もこれまでよりよく粘る印象で扱いやすい。3気筒だが不等間隔爆発をする「Tプレーンクランク」の採用で、振動がないのに3500回転あたりまではツインにも似た波動があり、一般的な3気筒エンジンより表情が豊かなのも面白い。

ライポジはアップライトで気楽だし乗り心地もかなりいい。何よりこれだけの走破性がありながら、シート高が低めで取り回しもラク。アッパーミドルのアドベンチャーとしてはかなり魅力的だと思う。

トライアンフ「タイガー900 ラリープロ」

画像: TRIUMPH Tiger 900 Rally Pro 総排気量:887cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 シート高:860-880mm 車両重量:229kg 税込価格:197万5000円~202万円

TRIUMPH
Tiger 900 Rally Pro

総排気量:887cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
シート高:860-880mm
車両重量:229kg

税込価格:197万5000円~202万円

F21インチのタフ仕様

GTのマルゾッキに対してラリープロが採用しているサスペンションはSHOWA製。ホイールトラベルは前230mm、後220mmを確保している。フロントも21インチで、大きな衝撃に対する踏破力は絶大。ロード寄りのアドベンチャーでは無理そうなペースで悪路を安定して走る。意外と身軽にダートで切り返せるのも魅力だ。リアのトラコンとABSをオフにするオフロードプロというライディングモードも装備されている。シート高は高く860~880mm。

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