ホンダ「スティード400」特徴
「中免」でも楽しめる本格派として大人気に
1975年の免許制度改正以降、国内で大型バイクは「高嶺の花」だった。当時「アメリカン」と呼ばれていたクルーザーも大排気量車ばかりで、いわゆる「中免ライダー」には手が届かない存在であった。
そんな中、1988年に登場したスティードは堂々たる体躯を誇り、中免でも楽しめるアメリカンとして誕生。デビュー当初こそ販売はあまり振るわなかったが、レプリカブーム終焉とともに人気は高まり、1990年代に入るとセールスランキングの常連となる。
その豊富な流通量ゆえに、中古車価格も安かったためカスタムベースとしても手頃で、結果数多くのアフターパーツが市場に流通したことも人気を後押し、アメリカンブームのきっかけとなった。
ホンダ「スティード400」注目ポイント
ホンダ「スティード400」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2310×760《705》×1130《1105》mm |
ホイールベース | 1600mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 680mm |
車両重量 | 208kg(乾燥) |
エンジン形式 | 水冷4ストOHC3バルブV型2気筒 |
総排気量 | 398cc |
ボア×ストローク | 64.0×62.0mm |
圧縮比 | 10.0 |
最高出力 | 30PS/7500rpm |
最大トルク | 3.3kg-m/5500rpm |
燃料タンク容量 | 9L |
変速機形式 | 5速リターン |
キャスター角 | 35゜00′ |
トレール量 | 164mm |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・ドラム |
タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19・170/80-15 |
当時価格(1988年) | 59万9000円 |
まとめ:オートバイ編集部