ホンダ「CBR1100XX スーパーブラックバード」特徴

Honda CBR1100XX SUPER BLACKBIRD
1996年
総排気量:1137cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:810mm
乾燥重量:223kg
世界最高のパフォーマンスと快適性を両立
1990年代当時の最速マシン・ZZ-R1100の牙城を崩す、世界最高のスポーツバイクを目指しホンダが投入したCBR1100XX。愛称の「スーパーブラックバード」は、有人ジェット機としては世界最速を誇ったアメリカ空軍の超音速戦略偵察機・SR71の愛称「ブラックバード」にちなんだものだ。
コンパクトさを徹底追求した新設計エンジンはデュアルシャフトバランサーを搭載し、164PSのパワーと滑らかなフィーリングを実現。これを新設計アルミツインチューブフレームに搭載し、外装にはまるで弾丸のような、空気を切り裂くフォルムを採用。速さだけでなく、快適性も備えたツアラーとして2001年にはFI化も受け、多くのライダーに支持されるロングセラーとなった。
ホンダ「CBR1100XX スーパーブラックバード」注目ポイント

空気を切り裂くようなボディデザインは、弾丸のようなフロントノーズと独特な上下2段式のヘッドライトが特徴だった。

アルミツインチューブフレームはCBR900RRのノウハウも投入されたもの。コンパクトなエンジンと合わせ、マスの集中化を実現。

アッパークランクケースとシリンダーブロックを一体化した1137cc新設計ユニット。フレームには22度前傾してマウントされた。

43mmの正立フォークはH.M.A.Sダンパーを採用。ST1100用と同様の構造を持つ前後連動ブレーキ「DCBS」も標準搭載された。

スイングアームは目の字断面を持つ押し出し材のアルミを採用し、軽さと高剛性を両立。リアサスペンションはプロリンク。

初代ブラックバードのメーターはオーソドックスなアナログ3眼。FI化された後期型ではスピードメーターがデジタル化された。
ホンダ「CBR1100XX スーパーブラックバード」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2160×720×1170mm |
ホイールベース | 1490mm |
最低地上高 | 130mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 223kg(乾燥) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 1137cc |
ボア×ストローク | 79×58mm |
圧縮比 | 11.0 |
最高出力 | 121kW(164PS)/10000rpm |
最大トルク | 124Nm(12.7kg-m)/7250rpm |
燃料タンク容量 | 22L |
変速機形式 | 6速リターン |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・Φ256mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
まとめ:オートバイ編集部