2022年に続いて開催された第3回カタナミーティング。1100台オーバーのバイクと1200人オーバーのスズキファンが駆け付けてスズキとカタナの未来が見えるイベントでした。
開催日:2023年9月10日(日)
開催場所:静岡県浜松市 浜松フルーツパーク時の栖
文・写真:中村浩史

「KATANAミーティング2023」イベントレポート

画像: 猛暑の中、集まったファンは1244人、参加台数はカタナ以外も含めて1118台。会場を歩き回ってカウントした結果、新旧カタナと名のつくモデルは約600台ほどだったと思います!

猛暑の中、集まったファンは1244人、参加台数はカタナ以外も含めて1118台。会場を歩き回ってカウントした結果、新旧カタナと名のつくモデルは約600台ほどだったと思います!

KATANAはしっかり未来を見つめています

第3回KATANAミーティングの会場となった「はままつフルーツパーク時の栖」に1台、また1台、KATANAが入場してくる。現行モデルの水冷KATANAから、空冷1100/750カタナ、パカタナ、400も250もいるし、油冷エンジンにカタナ外装をハイブリッドしたカスタムバイクや、SV650SやGSX250Rのカタナルックの姿も見える。

もちろん他メーカーモデルの来場もOK、でも今回はKATANAミーティング、申し訳ない、とちょっと離れたパーキングへ誘導されていました。

そこで本誌取材班、この見渡す限りのKATANAを台数カウントしてみました! 続々と途切れなくやってくるKATANA、そろそろ駐車場がいっぱいになってきたな、ってタイミングでカウント開始! もちろん、サッと顔出しして帰ったKATANAもいたので、正確ではないんですが、ほぼ実勢に近い数字だと思います。

水冷KATANA:約180台
250〜1100カタナ:約350台
――という結果になりました。

ほぼダブルスコアですが、水冷KATANAの発売期間は5年、空冷カタナは発売20年も経っていますからね。

昨年に続いて開催されたKATANA乗りたちのお祭りは、KATANA開発スタッフたちのトークショーや、エリーパワーバッテリー、トラス樹脂成型のお話。もちろん、じゃんけん大会もプレゼント大会も、ミーティングでおなじみの集合記念撮影、イベントオリジナルグッズ販売もありました!

トークショーで印象に残ったのは、バッテリーや外装樹脂パーツの「未来」への話。これまで延々と使われ続けてきた鉛バッテリーは、環境への影響が少ない次世代バッテリーへ、そしてABS樹脂は新素材へのシフトを見ながら、ともにSDGsのことを考えながら、オートバイも進化していくんだなぁ、と考えさせられるいい機会でした。

さらにKATANAの開発に携わったスタッフたちのトークショーでは、KATANAの未来についてのお話。

KATANA開発時に考えていた理想の姿、海外でのKATANAの評価、そして国内でのKATANAに寄せられる意見の数々。そこで出てきたのは、スズキはファンたちのために開発を続けて、時代に合ったKATANAを作り続けます、という宣言!

そこでは「あくまで、わたし個人的な話」として開発陣(写真は下参照)の松下さん、野尻さん、滑川さん、大城さんが次世代KATANAで実現したいこと、を発表。
「排気量を上げたいですね。1100カタナ、って呼ばれるように」(滑川)
「精一杯に確保したタンク容量ですが、まだ足りないとおっしゃるユーザーさんも多い。容量アップしたい」(松下)
「まずはしっかり正常進化させなきゃ。タンク容量はもちろん、メーターも、今の液晶でいいのかな? って」(野尻)

最後は野尻さんから「来年は無理かな、でもその後なら」って登場時期までポロリ。いいですねぇ、これがミーティングに参加する醍醐味でしょう。

KATANAとファンのいい関係。スズキはもう、未来を見ています!


今年も来てくれた スズキ鈴木俊宏社長!

会場まで自走でやってきて、イベント終了までいらっしゃった鈴木俊宏社長。帰る参加者のみんなをお見送りまでしてくれました。

画像1: 「KATANAミーティング2023」イベントレポート
画像2: 「KATANAミーティング2023」イベントレポート

天然素材の外装パーツ!

スズキGPマシンのカウリングなどを手がけていたTrasが製作した、亜麻から作られる天然素材を使用した樹脂で外装パーツを成形したKATANA。CO2削減とSDGsを可能にする技術が実用化される時が来るかもしれない。

画像3: 「KATANAミーティング2023」イベントレポート

KATANAファミリーが大集合!

KATANAミーティングということで、空冷カタナをはじめ、3型カタナも250/400も、油冷エンジン搭載カタナもたくさん。GSX-R1000、Bandit1200、GSX250RやSV650にカタナカウルを装着した車両も複数見られました。

画像4: 「KATANAミーティング2023」イベントレポート
画像5: 「KATANAミーティング2023」イベントレポート
画像: ミーティングのお楽しみはイベントオリジナルグッズ。隼駅祭もでしたけど、とにかくスズキのグッズの人気がスゴい!

ミーティングのお楽しみはイベントオリジナルグッズ。隼駅祭もでしたけど、とにかくスズキのグッズの人気がスゴい!


カタナを愛してくれるファンのみなさんのために、カタナの開発は続けています (野尻さん)

KATANAの開発を担当した、左から松下広樹さん、野尻哲治さん、滑川恵介さん、大城光さん。次回も内緒のトーク、期待してます!

画像6: 「KATANAミーティング2023」イベントレポート

文・写真:中村浩史

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