車検不要で初めて購入するバイクとしても選ばれる250ccクラスのバイクは、老若男女にいつの時代も人気がある。この記事では、月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2023」(250クラス・126cc~250cc)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

第1位

カワサキ「Ninja ZX-25R SE」

画像: Kawasaki Ninja ZX-25R SE KRT EDITION 総排気量:249cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:785mm 車両重量:184kg 税込価格:96万2500円

Kawasaki Ninja ZX-25R SE KRT EDITION

総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:785mm
車両重量:184kg

税込価格:96万2500円

超高回転域で堪能できる4気筒の咆哮に痺れる

クラスで唯一直列4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツ、ZX-25Rがライバルを抑えてランキングトップに輝いた。他のモデルにはない超高回転サウンドが大きな魅力のひとつであることは間違いない。幅が広いエンジンを搭載しているため、車体は250クラスとしてはボリュームがある。低回転域でのトルクは薄めだが、そこは鋭いレスポンスでカバー。7000回転以上をキープすればキビキビと走ることができる。

足まわりも充実していて、SFF-BP倒立フォークにホリゾンタルバックリンクリアサスペンションとの組み合わせで、日常での扱いやすさとサーキットでのパフォーマンスを両立。クイックシフターやトラクションコントロールなどの電子制御システムや、アシスト&スリッパークラッチといった装備もしっかり備えている。

画像: パワースペックはついに49PSに到達(ラムエア加圧時)。数字に目を奪われがちだが、新型はトップエンドの爽快感が増し、完成度をさらに高めた印象だ。

パワースペックはついに49PSに到達(ラムエア加圧時)。数字に目を奪われがちだが、新型はトップエンドの爽快感が増し、完成度をさらに高めた印象だ。

画像: 前モデルはエンジン下にサイレンサーを持つアンダーマフラーだったが、品型はオーソドックスな角形サイレンサーを備える。

前モデルはエンジン下にサイレンサーを持つアンダーマフラーだったが、品型はオーソドックスな角形サイレンサーを備える。

画像: フロントフォークはショーワ製のSFF-BPを採用。イニシャル調整機構を備え、好みに応じたサスセッティングも可能になっている。

フロントフォークはショーワ製のSFF-BPを採用。イニシャル調整機構を備え、好みに応じたサスセッティングも可能になっている。

画像: 4.3インチカラー液晶メーターユニットはコンパクトだが多機能で見やすいデザイン。専用アプリを介してスマホとの連携も可能。

4.3インチカラー液晶メーターユニットはコンパクトだが多機能で見やすいデザイン。専用アプリを介してスマホとの連携も可能。

主なスペック・価格

※スペックは2024年モデル

全長×全幅×全高1980×750×1110mm
ホイールベース1380mm
最低地上高125mm
シート高785mm
車両重量184kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク50.0×31.8mm
圧縮比12.5
最高出力35kW(48PS)/15500rpm
最高出力(ラムエア加圧時)36kW(49PS)/15500rpm
最大トルク22N・m(2.2kgf・m)/12500rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式6速リターン
キャスター角24.2゜
トレール量99mm
タイヤサイズ(前・後)110/70R17M/C 54H・150/60R17M/C 66H
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmシングルディスク・Φ220mmシングルディスク
燃料消費率 WMTCモード値18.7km/L(クラス3-2)1名乗車時
製造国タイ
メーカー希望小売価格96万2500円(消費税10%込)

まとめ

コスパの良さに加えて上質さや個性も魅力!

世界的に販売されるグローバルモデルが多い250クラスは、その分選択できる車種も多く、全クラスの中で最も幅広い選択肢が選べる。

スーパースポーツはもとより、ネイキッド、クルーザー、アドベンチャー、スクーターまで展開しているカテゴリーは、こことミドルクラスしかなく、バイク選びも充実したものになる。しかも、世界中で多数販売されるグローバルモデルの利点で、価格も手頃なモデルが多いのも嬉しいメリットだ。

ただ、そんな250クラスにも変化の波は訪れていて、近年ではこのクラスのモデルでも個性や上質さを追求した機種が増えてきている。今回のランキングでは、他車とは性能、価格の面で一線を画している、カワサキのZX-25Rが、今年もぶっちぎりでのトップを獲得。250クラスは今後もますます進化していきそうだ。

画像: カワサキ・ZX-25R SE KRT EDITION

カワサキ・ZX-25R SE KRT EDITION

ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー2022 
250ccクラスBEST10

順位メーカー車名POINT
1KawasakiNinja ZX-25R3837
2HondaCBR250RR3069
3HondaRebel 2502960
4HondaCL2502521
5SUZUKIV-Strom2501809
6SUZUKIV-Strom250 SX1534
7HondaCB250R1480
7HondaADV1601480
9HondaCRF250L1370
9KawasakiNinja ZX-25RR(海外モデル)1370

※このランキングは、月刊『オートバイ』2023年10月号で発表したものになります(投票期間は2023年6月1日~8月10日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。

まとめ:オートバイ編集部

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