今となってはなかなか見ることが珍しくなった貴重な「スズキの歴代バイク」を紹介する連載企画。 そんなスズキの歴代バイクを振り返りながら、もし「今のバイクに例えるなら…?」と、編集部 岩瀬が独断と偏見で選んでみたいと思います。今回は当時のスーパースターをCMに起用したスズキの原付スクーター「LOVE」です。

SUZUKI LOVE(1982年)

「あのマイケル・ジャクソンを起用した豪華すぎるプロモーションで登場!」

画像1: SUZUKI LOVE(1982年)

SUZUKI LOVE(1982年)

1970年代に登場し、スズキのファンバイクとして人気を博したバンバン50(1972年)や、ランディー(1976年)などの“ファミリーバイクブーム”を経て、1981年にはクラッチ操作を不要としたATスクーター「ジェンマ」が登場。

スズキの小排気量スクーターの人気は男性は元より、たくさんの女性ユーザーにも受け入れられました。

手頃な価格と気軽に乗れる大きさの小排気量スクーターは、それまでのバイク好きとは異なるユーザーに人気となり、ATスクーターは人々の生活の脚として定着。そこでスズキが次なる一手として1982年に登場させたのが、今回紹介する「ラブ」です。

1980年代は排気量を問わずバイクが飛ぶように売れた年代だったこともあり、新型車の広告プロモーションには様々な有名人や著名人が起用されていた時代でもありました。

そんなスズキ・ラブの広告プロモーションには、なんと「King of Pop」と称され、世界一有名なミュージシャンと称される、あの「マイケル・ジャクソン」氏を起用!

当時23歳だったマイケルは、5人の兄弟と共に結成したアメリカのアイドルグループ「ジャクソン5」から、ソロアーチストに転身し、全米で800万枚以上も売れるアルバムを大ヒットさせていたこともあり、スズキの50ccスクーター「LOVE」のTVCMや製品カタログなどに登場したことで大きな話題となりました。

画像2: SUZUKI LOVE(1982年)

先に登場したスズキ「ジェンマ」のクラシカルなデザインとは対照的に、スズキ「LOVE」は女性や若者層を狙った「ライト感覚」の50ccモデルとして登場。

四角いヘッドライトを中心に、全体的に角ばったデザインと、スリムなフルカバードスタイルの軽量ボディーに身を包んだ車体は、欧州で人気だったヨーロピアンスタイルを取り入れ「LOVE」のネーミングに相応しい鮮やかなレッドカラーは、男女問わず様々なユーザーに受け入れられました。

排気量49ccの空冷2ストローク単気筒エンジンを搭載し、最高出力は3.5PS/5500rpm、最大トルクは0.5kg・m/4500rpmを発揮し、車両重量55kgという、成人男性の平均体重よりも軽い車体で登場しました。

また、スクーターでありながら、オートマチック2段変速を装備し、メンテナンスフリーのPEIの採用などで使い勝手の良さにも定評がありました。

画像: ラブ SNA26(チェスナットブラウン)車両価格:10万5000円(10%消費税込み)

ラブ SNA26(チェスナットブラウン)車両価格:10万5000円(10%消費税込み)

ちなみに、スズキの「ラブ」と言うネーミングは、現在もスズキの電動アシスト自転車に受け継がれ「ラブSNA26」として残っています。

現行車に例えるならどんな車種?

さて、ここからはあくまでもスズキのバイク編集部 岩瀬の個人的な主観で「現在のバイク」に置き換えてみる妄想企画です。

今回はスズキ現行モデルの125ccスクーターにラインアップされている、レトロスタイルのデザインにリニューアルされた「アドレス125」と比較してみたいと思います。

画像: アドレス125(マットボルドーレッドメタリック)車両価格:27万3900円(10%消費税込み)

アドレス125(マットボルドーレッドメタリック)車両価格:27万3900円(10%消費税込み)

スズキ・スクーターの代名詞として、30年以上もファンから愛され続けているアドレスシリーズは、2022年10月にレトロモダンなスタイルに生まれ変わって登場しました。

スクーター然としていたこれまでのスタイルを一新し、ヨーロピアンテイスト溢れるデザインを取り入れ、街乗りや普段使いに便利な機能性も盛り込んだ125ccスクーターは、全体のスタイリングこそ違えど、スズキLOVEのような“オシャレ感”があるように感じます。

新型アドレス125は、スタイリッシュな「ダークグリニッシュブルーメタリック」とシックなワインレッドの「マットボルドーレッドメタリック」「パールミラージュホワイト」「マットブラックメタリック」がラインアップされ、4色展開になっています。

デザイン性よりも利便性や快適性などが優先されやすい傾向にあるスクーターですが、機能性を損なうことなく見た目も美しいスタイリングに仕上がっているところも、当時のおしゃれスクーター「LOVE」に通じるスズキの美学を感じますね!

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