現在でもホンダが世界に誇るフラッグシップのひとつがゴールドウイング。他車にはない独創の技術を満載した、唯我独尊のグランドツアラーの初代は1974年に誕生した。他に類を見ないユニークなメカニズムで世界をアッと言わせたのである。

ホンダ「GL1000 ゴールドウイング」特徴

画像: Honda GL1000 GOLDWING 1974-1979年 総排気量:999cc エンジン形式:水冷4ストOHC2バルブ水平対向4気筒 最高出力:80PS/7000rpm 車両重量:265kg(乾燥) 撮影車は1976年モデル

Honda GL1000 GOLDWING
1974-1979年

総排気量:999cc
エンジン形式:水冷4ストOHC2バルブ水平対向4気筒
最高出力:80PS/7000rpm
車両重量:265kg(乾燥)

撮影車は1976年モデル

オリジナリティあふれる究極のグランドツアラー

1970年代当時、二輪車最大のマーケットであった北米市場のために開発されたホンダのフラッグシップがGL1000ゴールドウイング。開発にあたってホンダがこだわったのは「究極の二輪車」と呼ぶにふさわしいオリジナリティであった。

パワーユニットは水平対向4気筒。ユニットのコンパクト化を狙ってミッションをエンジン下部にレイアウトする二階建て方式が採られ、駆動はシャフト。素直な操縦性にもこだわり、オルタネーターをドライブシャフトと逆回転させてトルクリアクションを相殺するなど、メカニズムも凝ったものだった。

スムーズなパワーフィール、低重心の安定感ある走りで、GLはこれまでなかった「グランドツアラー」というジャンルを確立し、今日に至るまで独創の高級ツアラーとしての揺るぎない地位を築いてゆくのである。

ホンダ「GL1000 ゴールドウイング」各部装備・ディテール解説

画像: 初代のスタイリングはCB750Fourに準じたもの。フェアリングを着けるユーザーが多かったため、後にGLはカウル付きとなった。

初代のスタイリングはCB750Fourに準じたもの。フェアリングを着けるユーザーが多かったため、後にGLはカウル付きとなった。

画像: 水平対向4気筒エンジンはスムーズなフィーリングとフラットなトルクで高く評価された。後に6気筒化、排気量も拡大された。

水平対向4気筒エンジンはスムーズなフィーリングとフラットなトルクで高く評価された。後に6気筒化、排気量も拡大された。

画像: 駆動はシャフトドライブ。大きく張り出したサイドカバーの奥、シート下部には燃料タンクがレイアウトされている。

駆動はシャフトドライブ。大きく張り出したサイドカバーの奥、シート下部には燃料タンクがレイアウトされている。

画像: 大きく重い車体をしっかり制動するため、フロントブレーキは232mm径のダブルディスク。当時としては非常に豪華な内容だった。

大きく重い車体をしっかり制動するため、フロントブレーキは232mm径のダブルディスク。当時としては非常に豪華な内容だった。

画像: ダミータンク部は三方開きの収納スペース。左右には補機類が収まり、中央には小物入れのスペースや給油口が収まる。

ダミータンク部は三方開きの収納スペース。左右には補機類が収まり、中央には小物入れのスペースや給油口が収まる。

画像: 撮影車は1976年モデルで、この型からメーターの文字盤がグリーンに変更された。レッドゾーンは8500回転からとなっている。

撮影車は1976年モデルで、この型からメーターの文字盤がグリーンに変更された。レッドゾーンは8500回転からとなっている。

画像: グランドツアラーらしく、シートは肉厚で座り心地のいいもの。表皮にも細かいタックロールが入る仕様で、高級感ある仕様だった。

グランドツアラーらしく、シートは肉厚で座り心地のいいもの。表皮にも細かいタックロールが入る仕様で、高級感ある仕様だった。

【豆知識】ホンダ車初のシャフトドライブを採用!

画像1: 【絶版名車解説】ホンダ「GL1000 ゴールドウイング」1974年|世界を驚かせた独創のグランドツアラー

写真は1976年型のカタログ。水平対向エンジンとホンダ車初のシャフトドライブを採用するにあたり、開発陣が最も苦労したのはエンジン、ミッションを合わせたユニットがどうしても長くなってしまうことだったようだ。最終的にエンジンとミッションを二階建てにして解決するのだが、この透視図を改めて見るとその苦労が窺える。

ホンダ「GL1000 ゴールドウイング」主なスペック

全長×全幅×全高2305×875×1225mm
ホイールベース1545mm
最低地上高150mm
シート高810mm
車両重量265kg (乾燥)
エンジン形式水冷4ストOHC2バルブ水平対向4気筒
総排気量999cc
ボア×ストローク72×61.4mm
圧縮比9.2
最高出力80PS/7000rpm
最大トルク8.3kgf・m/6500rpm
燃料タンク容量19L
変速機形式5速リターン
タイヤサイズ(前・後)3.50-19 ・4.50-17
ブレーキ形式(前・後)Φ232mmダブルディスク・Φ250mmディスク

文:オートバイ編集部

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