ツーリングバッグの老舗・タナックスからこれまでのラインアップとは少し異なる製品が登場した。詳しく紹介しよう。 
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

タナックス「モトフィズ ライディングザック18」テスト&レポート

画像: TANAX MOTO FIZZ ライディングザック18 税込価格:2万3100円 サイズ/容量:高さ470mm×幅360mm×奥行200mm/18L カラー: グレー・ブラック 販売元:タナックス タンデムシート面積が小さいロードスポーツモデルにもしっかりフィット。ショルダーストラップはバッグ背面に収納できるので見た目もスッキリしている。

TANAX MOTO FIZZ ライディングザック18

税込価格:2万3100円
サイズ/容量:高さ470mm×幅360mm×奥行200mm/18L
カラー: グレー・ブラック
販売元:タナックス

タンデムシート面積が小さいロードスポーツモデルにもしっかりフィット。ショルダーストラップはバッグ背面に収納できるので見た目もスッキリしている。

「背負う」と「積む」の2WAY仕様

ライダーにとってバックパックを使うメリットは数多い。車体に着脱する手間がないうえに乗り降りを妨げず、走行中の振動が直接伝わらないから振動を嫌うスマホやPC、カメラなども安心して収められる。

デメリットは荷物が重くなると肩に掛かる負担が増え、加減速や体重移動で上体を揺すってハンドリングの妨げになること。荷物が多いときや長時間走るツーリングならシートバッグを載せた方が圧倒的に快適だ。

タナックスから新登場したライディングザックはバックパックとシートバッグの機能を融合させた製品。こうした2WAY仕様のバッグはシートバッグとしての機能がメインで、「背負うこともできる」という作りのものが多いが、この製品は逆のスタンス。「シートバッグとしても使える」という作りを特徴とする。

背負い心地は「しっかり優しい」という感じ。背中に当たる部分にはクッション入りパッドが配置され、幅広のショルダーストラップと併せて実際の荷物重量よりも軽く感じるし、グラつきも抑えられている。

シートバッグとしても違和感はまったくなく、独自のKシステムベルトで着脱も素早く行える。底面、側面、上面の全てにパネルが入っていて、荷物の量に関わらずスッキリとしたフォルムを保つこともポイント。

通勤通学からツーリングまでマルチに使える仕上がりだ。

背中に当たる部分にメッシュのクッションパッドを装備し、背負い心地の良さと通風性を確保。夏場の快適性を大きく高める工夫だ。

18L容量で日帰りツーリングには不足なし。上面の大型ポケットには横360mm×縦245mm×厚さ25mmまでのノートPCが収納できる。

画像: ライディングを妨げない形状と大きさ。写真は内容物が入っていない状態だが、バッグ全面に立体パネルが入っているので型崩れなし。

ライディングを妨げない形状と大きさ。写真は内容物が入っていない状態だが、バッグ全面に立体パネルが入っているので型崩れなし。

画像: タナックス「ライディングザック18」使用レビュー|リュックとしてもシートバッグとしても使える2WAYバッグ

テスター太田安治の欲張りリクエスト
タフなアウトドア志向ではなく、ストリートユースやロードスポーツ車にも似合うスッキリしたデザインも魅力。背負ったときに内容物が動かないよう、位置調整可能な仕切り板があれば、より使いやすくなりそう。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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