文:宮崎敬一郎/写真:南 孝幸
ハーレーダビッドソン「ナイトスタースペシャル」ライディングポジション・足つき性
シート高:715mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

シートがタンクにかけて上り気味になっているので、強制的に着座位置が下がり気味になるが、腕を伸ばさないよう少し前傾姿勢で乗るのが見ていてまとまりがいい。足着きはいいが、小柄なライダーには少しキツい。
ハーレーダビッドソン「ナイトスタースペシャル」各部装備・ディテール解説

全長は2265mm、車重は225kgで、スポーツファミリーの中では軽量・コンパクト。

かつてのXL883を思わせるフォルムは基本的に昨年モデルから継承。タンクサイドのハーレーのロゴは1970年代風デザイン。

975ccの水冷60度Vツイン「レボリューションマックス」エンジンは89HPを発揮。高回転域での力強さが楽しいユニットだ。

右1本出しのエキゾーストは2-1の集合タイプ。つや消しブラック仕上げで、ストレート形状の太いサイレンサーが迫力を醸し出している。

14本スポークのキャストホイールは空気圧センサーも備える。ブレーキキャリパーはブレンボで、タイヤはハーレーロゴ入りのダンロップ。

駆動方式は静粛性に優れる、伝統のベルトドライブ。リアショックはプリロード調整可能な2本タイプで、リアタイヤは伝統の16インチを採用。

スピードカウルと呼ばれる、小ぶりなビキニカウルを装備。ヘッドライトとウインカーはLEDを採用している。

丸型のメーターは4インチのカラーTFTを採用した先進的なもの。ギアポジション表示やライディングモードなど、表示機能も多彩。

ナイトスターはシングルシートだが、このスペシャルはタンデム仕様のシートを採用。肉厚でロングランも快適にこなせる。

燃料タンクはシート下にマウント、マスの集中化と低重心化を果たし、運動性能の向上にも貢献している。タンク容量は11.7リットル。

テールランプにもLEDを採用。レンズ形状がかつての空冷スポーツスターを思わせるデザインとなっているのもポイント。
ハーレーダビッドソン「ナイトスタースペシャル」主なスペック・価格
| 全長 | 2265mm |
| ホイールベース | 1545mm |
| 最低地上高 | 120mm |
| シート高 | 715mm |
| 車両重量 | 225kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒(Revolution Max 975T) |
| 総排気量 | 975cc |
| ボア×ストローク | 97×66mm |
| 圧縮比 | 12.0 |
| 最高出力 | 66kW(89HP)/7500rpm |
| 最大トルク | 95Nm(9.68kg-m)/5750rpm |
| 燃料タンク容量 | 11.7L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| タイヤサイズ(前・後) | 100/90-19 57H・150/80B16 77H |
| ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
| メーカー希望小売価格 | 237万3800円~(消費税10%込) |
文:宮崎敬一郎/写真:南 孝幸


