2023年3月17日に開幕した大阪モーターサイクルショー2023で、カワサキがなんとワールドプレミアとなる新型車を公開!それがこのエリミネーター/SE。かつて大人気を博した、往年の名ブランドの復活にときめく人も多いと思いますが、今回はこの新生エリミがどんなバイクなのかを、じっくりご紹介していきましょう!

ニンジャ400譲りの2気筒エンジンを搭載してデビュー

画像: Kawasaki ELIMINATOR

Kawasaki ELIMINATOR

画像: Kawasaki ELIMINATOR SE ※サドルバッグ、サドルバッグサポートはオプション

Kawasaki ELIMINATOR SE

※サドルバッグ、サドルバッグサポートはオプション

かねてから噂になっていた、新世代エリミネーターがついに登場しました!3月17日、大阪モーターサイクルショーのカワサキブースで世界初公開されたのは、エリミネーターとエリミネーターSEの2モデル。いずれもニンジャ400譲りの398cc・2気筒エンジンを搭載するモデルです。

画像1: ニンジャ400譲りの2気筒エンジンを搭載してデビュー

なぜ400なのか?その答えはこのバイクの「気軽に楽しめるバイク」というコンセプトに隠されていました。ストリート、ツーリング、そして田舎道…さまざまなシーンで、ライダーが構えることなく、気軽にライディングを楽しめる、というテーマを考えた時、400という排気量の方がアドバンテージがある、とカワサキは考えたようです。

画像2: ニンジャ400譲りの2気筒エンジンを搭載してデビュー

例えば、高速道路の合流や、追い越しの加速などをストレスなくこなすことができたり、ビッグバイクに乗る仲間とツーリングに出かけたりしてもついていける。そうした「気軽に楽しめる=ストレスフリー」を実現するためには、排気量に余裕がある方がベター、ということなのです。

画像3: ニンジャ400譲りの2気筒エンジンを搭載してデビュー

また、この新型エリミネーターは、735mmという低いシート高も大きなポイントのひとつ。両足がしっかり設置することは大きな安心感につながり、抜群の扱いやすさも生みます。気軽に楽しめる、というコンセプトにも、この低シート高は大いに貢献しているのです。

画像4: ニンジャ400譲りの2気筒エンジンを搭載してデビュー

ロー&ロングの精悍なフォルムでゆったりと乗れる。普通二輪免許で乗れて、ストレスのない動力性能を楽しめる。そして、グローバルモデルとして世界で販売展開できる。400という排気量に決まったのは、そうした意味で自然な流れだったのかもしれませんね。排気量表記を含まず、車名を純粋に「エリミネーター」としたあたりに、カワサキの想いを感じます。

「エリミネーターSE」はドライブレコーダーを標準装備

さて、そんなエリミネーターですが、上級グレードの「SE」は装備も充実しています。なんと、ETC車載器に加えて、ミツバサンコーワ製のドライブレコーダーを市販車初の標準装備! シート下に本体を収納する前後カメラタイプで、GPS機能も搭載しているのです。最近では必須装備になりつつあるドラレコの標準化は嬉しいですね!

画像: 「エリミネーターSE」はドライブレコーダーを標準装備

メーターも新作の液晶デジタル。専用アプリ「Rideology The App」を介してスマホとリンクすれば、走行ルートや各種車両情報を見ることもできる多機能メーターなのです。

スポーツバイク顔負けの48PSユニットを新設計フレームに搭載

画像1: スポーツバイク顔負けの48PSユニットを新設計フレームに搭載
画像2: スポーツバイク顔負けの48PSユニットを新設計フレームに搭載

先に述べたように、エンジンはニンジャ400、Z400譲りのDOHCツイン。これを鋼管トレリスフレームに搭載。ステアリングヘッドからシートレールまでまっすぐに伸びるバックボーンのレイアウトが印象的です。

画像3: スポーツバイク顔負けの48PSユニットを新設計フレームに搭載

そんなフレームにマウントされるタンクは薄型ですが、十分な幅を取ったもの。とはいえ、横幅を広く取っているので、容量は12Lが確保されています。日帰りツーリングなどでは給油のいらない航続距離が期待できそうです。

ますます実写に触ってみたい、乗ってみたい新世代エリミネーターですが、価格はすでに発表されており、スタンダードが75万9000円、SEが85万8000円となっています。ETC付けて、ドラレコ付けて…ということを考えたら、この価格差はバーゲンプライスだと言えるでしょう。

発売時期については未公表でしたが、ここまで来たら少しでも早く発売してほしいところ。気になる、新型エリミネーターの詳細は、月刊オートバイ5月号でもじっくり紹介しますのでお楽しみに!!

【動画】世界初公開の瞬間

画像: カワサキブースでニューモデル登場! 大阪モーターサイクルショー www.youtube.com

カワサキブースでニューモデル登場! 大阪モーターサイクルショー

www.youtube.com

カワサキ「エリミネーター」「エリミネーター SE」の主なスペック・製造国・価格

※《 》内はSE

全長×全幅×全高2250×785×1100《1140》mm
ホイールベース1520mm
最低地上高150mm
シート高735mm
車両重量176《178》kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量398cc
ボア×ストローク70.0mm×51.8mm
圧縮比11.5
最高出力35kW(48PS)/10000rpm
最大トルク37N・m(3.8kgf・m)/8000rpm
燃料タンク容量12L
変速機形式6速リターン
キャスター角30゜
トレール量121mm
タイヤサイズ(前・後)130/70-18M/C 63H ・150/80-16M/C 71H
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmディスク・Φ240mmディスク
乗車定員2人
製造国タイ
メーカー希望小売価格75万9000円《85万8000円》(消費税10%込)

まとめ:松本正雅

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