アシュラ「オートバイ専用GPSレシーバー GR-101MT」テスト&レポート
LED発光と音声で取り締まりポイントを通知
速度取り締まりのレーダー波やレーザー光を検知して警告するのが俗に「レー探」と呼ばれる製品。自動車用は複数のメーカーから多様な製品が出ているが、防水/耐震性が求められるオートバイ用はごく少ない。
そこで、スマホの取り締まり警報アプリと同様、レーダー波やレーザー光の受信はせず、GPSの位置データを利用する警報器、『GPSレシーバー』を紹介しよう。
オートバイに取り付けやすい小型軽量のワンボディタイプで、配線も簡単。高輝度LEDの光とBluetoothで接続したインカムからの音声により、LHシステムをはじめとする常設取締機、移動オービスのような新型取り締まり機、光電管での取り締まりポイントから、ゾーン30や事故多発エリア、道の駅、さまざまな待ち伏せ取り締まりエリアなど、約50種類もの警告と案内を行う。
デフォルト設定ではすべての警告、案内が出るため、特に市街地では頻繁にアナウンスが入るが、警告と案内の内容と、8種類の色で光るLEDの発光色は任意に設定できるから、自分に必要な通知に絞り、判りやすい色に設定すると使いやすい。
警報器のトップブランド「セルスター」が設計から生産までを日本で行い、取り締まり地点の最新データが無料ダウンロードできるのも安心ポイント。「うっかり違反」抑止の第一歩になるアイテムだと思う。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
受信機能を備えた「レー探」ではなく、GPSの位置情報のみを使うため、自動ドアなどの電波を拾って誤作動しないことも利点。機能は充分だから、本体をさらに小さくして装着場所の自由度を増してほしい。
文:太田安治/写真:南 孝幸、森 浩輔/モデル:平嶋夏海