Kuchoow「バイクタイヤ空気圧監視システム」テスト&レポート

画像: Kuchoow バイクタイヤ空気圧監視システム 本体取り付け用マウントはハンドルクランプタイプ。本体背面が平らなので、両面テープや強力な面ファスナーで車体に貼り付けることもできる。

Kuchoow バイクタイヤ空気圧監視システム

本体取り付け用マウントはハンドルクランプタイプ。本体背面が平らなので、両面テープや強力な面ファスナーで車体に貼り付けることもできる。

タイヤの空気圧と内部温度をリアルタイム表示

「寒いとオートバイの動きが重くなる」と感じることはないだろうか。これは、指定空気圧に合わせてもタイヤ内の空気温度が上下すれば空気圧も上下するという物理現象が原因。

僕はタイヤのインプレを記事にすることがあるので空気圧管理には気を使っていて、以前は2週間に一度エアゲージでチェックしていたが、今はTPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)が心強い味方。温間(走行で暖まった状態)の空気圧がリアルに判るので、そのタイヤと車両の組み合わせに最適な空気圧を探りやすい。空気圧を基準に、外気温や走行環境を考えて冷間空気圧を調整している。

TPMSは数多く出回っているが、今回はアマゾンで見つけた低価格製品をテスト。レース用ゲージでチェックしたが、誤差はマイナス10kPa程度とまあまあ正確。そしてこの製品だけの特徴がモニター付き受信機上部にソーラーパネルが付いていること。昼間に走ることが多ければUSB接続での充電は不要。過去の経験から言うとタイヤ側センサーのボタン電池は1年以上持つので、充電/交換が面倒に感じることはない。

撮影後は平嶋夏海さんの愛車、モト・グッツィV7レーサーに装着。「走り出してからの空気圧の上がり方や上がり幅、前後のタイヤ温度差が判っていろいろ勉強になります。もっと早くつければ良かった!」とのことでした。

画像: センサーの装着はエアバルブのキャップと交換するだけ。付属のナットを使えば緩むことはない。

センサーの装着はエアバルブのキャップと交換するだけ。付属のナットを使えば緩むことはない。

画像: 本体上部にソーラーパネルが貼られている。空気圧の単位は切り替え可能で、装着時は『kPa』に設定。空気圧に加えてタイヤ内部の温度、本体側の電池残量も表示。

本体上部にソーラーパネルが貼られている。空気圧の単位は切り替え可能で、装着時は『kPa』に設定。空気圧に加えてタイヤ内部の温度、本体側の電池残量も表示。

画像: 空気圧の上限/下限を任意に設定でき、設定値を越えると警告する機能もあり、スローパンクの早期発見に役立つ。

空気圧の上限/下限を任意に設定でき、設定値を越えると警告する機能もあり、スローパンクの早期発見に役立つ。

画像: タイヤの空気圧と内部温度をリアルタイムで表示する格安アイテムをテスト|Kuchoow「バイクタイヤ空気圧監視システム」

テスター太田安治の欲張りリクエスト
機能は充分で、表示も意外? に正確だが、日本語取扱説明書が判りにくいのが難点。今後気になるのは耐久性。以前使っていた中国製品は1年ほどで本体側バッテリーが弱り、液晶に水が入って曇りが出たが…。

文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海

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